第21首 素性法師(古今集)
今来むと 言ひしばかりに 長月の 有明の月を 待ち出でつるかな
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「今すぐに行きましょう」とあなたがおっしゃったので、(その言葉を信じて) 九月の長い夜を待っていましたが、とうとう有明の月が出る頃を迎えてしまいました。
(出典:百人一首.com)
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古い「JRお茶の水駅」の改札口。
聖橋(ひじりばし)の横。
人と車が絶えない狭い道路前の。
歩道の手摺に僕は腰かけて、貴方を待っていました。
いにしえの貴人と同じように。
時が過ぎて。
恋の終わりを実感した時。
いにしえの人は。
どんな風に。
思ったのでしょうか。
僕と同じように。
友人のアパートに押しかけて。
酒を飲みながら。
泣きじゃくったのでしょうか。
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素性(そせい、生没年不詳)は、平安時代前期から中期にかけての歌人・僧侶。桓武天皇の曾孫。遍昭(良岑宗貞)の子。俗名は諸説あるが、一説に良岑玄利(よしみねのはるとし)。 三十六歌仙の一人。
経歴
素性は遍昭が在俗の際の子供で、兄の由性と共に出家させられたようである。素性は父の遍昭と共に宮廷に近い僧侶として和歌の道で活躍した。はじめ宮廷に出仕し、殿上人に進んだが、早くに出家した。仁明天皇の皇子常康親王が出家して雲林院を御所とした際、遍昭・素性親子は出入りを許可されていた。親王薨去後は、遍昭が雲林院の管理を任され、遍昭入寂後も素性は雲林院に住まい、同院は和歌・漢詩の会の催しの場として知られた。後に、大和の良因院に移った。宇多天皇の歌合にしばしば招かれ歌を詠んでいる。
※ウイキペディア フリー百科事典より
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