歌人(うたびと)達の風景(百人一首まとめ)

進藤 進

第1首 天智天皇(後撰集)(表紙付)

挿絵を兼ねた表紙を描いてみました。

イメージを共有いただければ幸いです。


https://kakuyomu.jp/users/0035toto/news/16817330657463153159


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秋の田の かりほの庵の 苫をあらみ わが衣手は 露にぬれつつ


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秋の田の側につくった仮小屋に泊まってみると、屋根をふいた苫の目があらいので、その隙間から忍びこむ冷たい夜露が、私の着物の袖をすっかりと濡らしてしまっているなぁ。


(出典:百人一首.com)

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夜の闇の中、虫の音が聞こえる。

今宵、貴方を訪ねようと思ったのだけど。


家の前で引き返してしまいました。

貴方の歌を再び聞きたくなったのは。


消せることができない恋心のせいでしょうか。


素敵な歌人を手放してしまった後悔に。

私の袖が濡れているのは。


夜露だけのせいではないようです。



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天智天皇(てんちてんのう / てんじてんのう、626年〈推古天皇34年〉- 672年1月7日〈天智天皇10年12月3日〉)は、日本の第38代天皇(在位:668年2月20日〈天智天皇7年1月3日〉- 672年1月7日〈天智天皇10年12月3日〉)。


諱は葛城(かづらき/かつらぎ)。一般に、中大兄皇子(なかのおおえのおうじ / なかのおおえのみこ)として知られる。「大兄」とは、同母兄弟の中の長男に与えられた大王位継承資格を示す称号で、「中大兄」は「2番目の大兄」を意味する語。


また、661年の斉明天皇崩御後に即日中大兄皇子が称制したため暦が分かりにくくなっているが、『日本書紀』では越年称元(越年改元とも言う)年代での記述を採用しているため、斉明天皇崩御の翌年(662年)が天智天皇元年に相当する。中臣鎌足と共に大化の改新を行った事で知られる。


※ウイキペディア フリー百科事典より


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