第二章 登場人物

《主な登場人物》

橘 永遠たちばな とわ

都立駒葉こまば駒葉高校1年生(1年3組)。駒葉二中出身。

元陸上部。茅野 柊と一之瀬 眞白は小学校からの幼馴染。

身長が小さい上にぱっちり二重という見た目もあり、幼く見られることを人一倍気にしている。スパイラルパーマ&ツーブロックで高校デビューした。左手首に五麟ごりんあざがあり、リストバンドを付けている。身長は全長160cmから167cmに伸びた。

五麟の一人、炎駒えんくの能力を発現する。武器は至近距離型の朱槍しゅそう。3級情報統制官。

3年前の珠川たまがわ河川敷爆破事件前後の記憶が丸々抜けている。


茅野 柊かやの しゅう

都立駒葉高校1年生(1年4組)。駒葉七中出身。

身体は細身だが中学から鍛えており筋肉質。ショートボブでアーモンドアイの二重の瞳を持つ。右腕の肘から前腕にかけて五麟の痣があり、常にアームカバーを付けている。身長は163cm。

五麟の一人、索冥さくめいの能力を持つ。武器は至近距離型の雷刀らいとう

守護獣の澄義ちょうぎと契約を結んでおり、第二解放をすることができる。第二解放での武器は中・長距離型の鋼鉄の靴の雷針らいしん。1級情報統制官。

3年前の珠川河川敷爆破事件で祖母を亡くした可能性がある。


一之瀬 眞白いちのせ ましろ

都立駒葉高校1年生(1年3組)。東櫻とうおう学園の理事長の1人息子。永遠と柊の2人の仲裁役。

長身に清潔感のあるストレートヘア、切れ長の目という芸能人ばりの風貌を持つ。お洒落なショートマッシュにしているが、こだわっていることを知られたくないため、柊や永遠には伝えていない。身長は175cm。

都立高校への進学を父に反対されたが、指定した塾に通うこと、テストで常に1位を取ることを条件に入学を許される。そのため、放課後や休みの日は塾で忙しい。


《本部関係者》

芝山 晴しばやま はる

独立行政法人どくりつぎょうせいほうじん 国立情報調査局こくりつじょうほうちょうさきょく 危機管理対策本部ききかんりたいさくほんぶの本部長。髪型は七三分けで、ワックスで固めている。身長は190cm。

3年前に五麟と出会ったことで、警察を辞めて”本部”を立ち上げた。東雲 美鶴とともに、柊の兄から柊の面倒を頼まれる。


冴木 夏都さえき なつ

東櫻大学附属高校3年生。真っ直ぐで底なしの良い人。センターパートのストレートで前髪は頬骨にかかっている。髪型は冴木自身にセンスがないため、入江に紹介された美容室で整えてもらっている。左足首に五麟の痣があるが、靴下で隠れているため見えない。身長は171cm。

貰ったものを大切にしており、シェアハウスで料理する際は美鶴が買ってきてくれた熊のワッペンがあしらわれたピンク地のエプロンを付けている。実家の人間関係が思わしくなく、国立大学志望で自立するためにアルバイトをしながらお金を貯めている。

五麟の一人、聳弧しょうこの能力を持つ。武器は中・長距離型の樹海じゅかい。2級情報統制官。誠実であるが故に交渉は得意ではないと本人も自覚しており、1級情報統制官への昇格も辞退した。神官案件で出動が難しい分、家事や料理の全般といったサポート業務を多く担っている。


鷲尾 澪わしのお みお

慶杏けいきょう大学医学部1年生。年上にも年下にも常に敬語で話す好青年。爽やかな緩めのパーマに黒髪の短髪で少しだけおでこを見せており、瞳は奥二重。髪型は上京した際に美容師に懇願されて、お任せでカットしてもらっている。身長は182cm。

一族に疎まれてしまい、高校3年生まで新潟に移り住んでいた。大学進学を機に上京。駒葉高校の体育祭にて兄で神官である鷲尾 兼路わしのお かねみちたもとを分かつ。

東櫻大学100周年記念祭にて五麟の一人である角端かくたんの能力を発現した。覚醒後は首元から鎖骨まで五麟の痣がある。武器は近距離型の幻術眼・藍眼あいがんで、剣術も体得している。また前世で索冥の死後に第二解放を習得した。3級情報統制官。


入江 智大いりえ ちひろ

東櫻大学文学部4年生。細身の長身で白い肌。頬にかかる長めの前髪はセンターパートで分けている。毛流れカルマパーマに二重の瞳で見た目が韓国のアイドルのような風貌のため、教育実習の際は駒葉高校の女子たちのハートを鷲掴みにした。身長は185cm。

神官しんかん四官しかん朱雀すざくの力を継承している転生者。戦闘能力は高くないため、サポート役に徹している。普段はチャラく、柊に嫌われている。


東雲 美鶴しののめ みつる

東雲医院の医院長。長い髪を三つ編みにして左側に流している。身長は149cm。

五麟の怪我は全面的に美鶴が診ている。数少ない”本部”の協力者。怒らせると誰よりも怖い。


佐奈田 洸士郎さなだ こうしろう

警視庁特異事象捜査課の巡査長で芝山の後輩。警察官であるものの体格が薄く、風にも飛ばされそうな風貌ふうぼうをしている。怨霊案件で芝山と連携を取ることが多い。


《太陽のげき・五麟と敵対》

鷲尾 兼路わしのお かねみち

由緒正しい神官の一族である鷲尾家の本家の長男で後継者。幼少期から頭角を表し、最年少で当主補佐に就いている。武器は鷲尾家の当主とその後継者のみに引き継がれる生霊いきりょう。澪の良き兄を演じてきたが、心の中では見下していた。太陽の覡と五麟を危険な存在だと考え、弟諸共抹殺しようとする。


《都立駒葉高校関係者》

平沢 美沙ひらさわ みさ

都立駒葉高校1年生(1年3組)。駒葉七中出身。陸上部所属。ロングヘアーの美少女。中学の大会で永遠の走りを見て以来、永遠が推しの選手。陸上を続けるつもりはないと宣言されたものの、推しに輝き続けてもらうためにトレーニングのサポートを買って出る。

大学受験を見据え過ぎて受験に不要な教科を切り捨てた結果、補講対象の教科が多数発生した。


大石 華奈おおいし かな

都立駒葉高校1年生(1年3組)。駒葉七中出身。文芸部所属。眼鏡をかけている大人しい少女。髪型は肩ほどの長さでハーフアップにしている。いつも平沢 美沙と吉川 葵と一緒にいる。

理系が苦手なため、自主的に補講を申し込んだ。


吉川 葵よしかわ あおい

都立駒葉高校1年生(1年3組)。駒葉七中出身。陸上部所属。ポニーテールがトレードマークの元気っ娘。華奈と一緒に美沙の面倒を見ている。

文系教科で苦手なものが多く、補講に参加していた。その後、つばめヶ丘神社の夏祭りにて永遠と遭遇する。


草薙 彩子くさなぎ あやこ

都立駒葉高校1年4組の担任をしている女性教師。柊を快く思っていない。


青山 大輔あおやま だいすけ

都立駒葉高校1年3組の担任をしている男性教師。学年主任。


相内 琉生あいうち るい

都立駒葉高校1年生(1年4組)。駒葉二中出身。度々連絡が取れなくなる柊の情報を提供している。永遠とは中学3年間同じクラスだった。


笠原 翔かさはら しょう

都立駒葉高校2年生。駒葉二中出身。陸上部所属で、永遠の中学の部活の先輩。中学時代から部活をサボりがちで、熱心に競技に取り組む永遠とは一線を引いていた。他校の生徒の彼女を横取りしてしまったことで永遠がトラブルに巻き込まれた。


井上 遥大いのうえ ようた

都立駒葉高校1年生(1年3組)。眞白と前後の席で交流がある。しっかり者で、遠足では班長の眞白に代わり、火傷をした生徒に付き添いを行った。


《東櫻学園関係者》

一之瀬 怜士いちのせ れいじ

東櫻学園の理事長で眞白の父。眞白が自分に反発して都立高に進学したことを快く思っていない。永遠と柊の2人とは縁を切って欲しいと思っている。


久我 昂矢くが こうや

東櫻大学准教授。柊の母、松任姫乃まつとう ひめのの教え子だった。柊の身を案じ、連絡先を手渡す。


春日 百合かすが ゆり

一之瀬 怜士の秘書。


《橘家の人々》

橘 徹たちばな とおる

永遠の父。星川ほしかわ商店街で定食屋「たちばな」を営む。3年前まではつばめヶ丘がおか商店街で店を出していたが、星川商店街に移転した。


橘 陽子たちばな ようこ

永遠の母。徹と共に定食屋「たちばな」を営む。5年間で2度肺気胸を患ったことから、体が丈夫ではなく永遠のサポートを必要としている。


橘 千羽たちばな ちわ

永遠の妹。兄の影響で小学生から陸上を始める。みるみる頭角を現し、現在は東京都の特別指定選手に選ばれている。駒葉二中の陸上部に入部した。


《駒葉市の人々》

蒼空そら

つばめヶ丘神社で母親といるところを怨霊に襲われた。怨霊浄化後も記憶を留めている。キッズ携帯で永遠と連絡先を交換した。

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