種族ダンジョンand人!?〜人の身のままダンジョンとなった男〜
腐り目
第1章 ダンジョンと現実世界
第1話 ダンジョン発見とステータス
ピピッピピッ。目覚ましが鳴る。時計を見ると6時30分。
カーテンの隙間から見える今日の天気は快晴。これ以上ないほどにいい気分。
今日は何かが起きそうな気がする。
いつものように朝食を作り、ニュースを見るのはこの俺、
花も恥じらう男子高生、キャピッ☆、、、キモいな、やめよう。
とまあ冗談は置いておいて、俺、海斗は18歳。
近くの高校に通い、毎日のバイトで疲れ切った、どこにでもいる一人暮らしのボッチな高校生だ。
そんなこんなで、学校に行く用意を済ませ、一歩家を出る。
その瞬間、俺は落ちた。
比喩でもなんでもなく、地下にストンと落ちたのだ。
周りを見ると、岩、岩、岩。
上を見ると、落ちてきたと思われる穴と、雲一つない空が見えた。
「どこだ、ここ?いやまあいい、とりあえず落ち着け、おr『ビィー!ビィー!ビィー!』うるさっ、なんだ?」
『《世界進化》前にダンジョン内に人間が入ったことを確認、原因解明中、解明中、解明中、原因不明。対策として、ダンジョンと同化させます。スキル「ダンジョン編集」「〜〜〜〜」を取得しました。』
そんな言葉が聞こえてきた瞬間、俺の意識は消えた。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
眼が覚める、俺は気絶した所と全く同じ所でと同じところにいた。
なんでわかるのかって?真上に落ちてきたところと全く同じ穴があるからだよこんちくしょう!!俺も知らない天井だって言ってみたかった!
「いや、ガチでふざけてる場合じゃねぇ!とりあえずここからでないと。てかバックは?あった。」
自分のすぐ横にバックがコロがていることを確認すると、それを肩にかけ
「どうやって上に行こう?」
今いる場所から穴までは約三メートルほど、どう頑張っても届かない距離だ。
途方に暮れていると、声が聞こえてきた。
『おはようございます、《001ダンジョン》様、サポートシステム、ナビゲーションです。以後、ナビとお呼びください。』
「ふむ、つまりここはダンジョンで、俺はこのダンジョンと同化、001ダンジョンとなり、君は俺を助けてくれるお助けキャラという認識であっているか?」
自慢じゃないが、俺はラノベを読み漁っている。気絶する前の声と合わせて、今どういう状況にあるのかは、しっかり理解できているつもりだ。
『はいその通りでございます。何かわからないことがありましたらお教えください。《001ダンジョン》様』
「じゃあ早速ここから出たいのだけど、どうすればいい?」
『ではステータスオープンとつぶやいてください。念じるだけでも構いません。』
薄々気付いている人もいるかもしれないが、俺はいわゆる「オタク」と呼ばれる人種だ。
つまり、こういう物にテンションが上がってしまうのも仕方がないのだ。
「ステータスオープン!」
ウィン。という音と共に目の前に青い半透明の板が浮かぶ。
__________
歳 18
種族 人間・ダンジョン
L v 1 次のL vまで 10
HP 100/100 MP 0/0
物理攻撃力 15 物理防御力 15
魔法攻撃力 0 魔法防御力 0
素早さ 20 器用 20
運 10
DP 1010 10DP/ h
【スキル】
▷ノーマル (G〜D)
▷レア (C)
▷エピック (B)
▷レジェンド(A)
▷ワールド (S)
ダンジョン編集Lv1
▷ミソロジー(SS)
名称未定
【称号】
ダンジョンと共に
先進者
__________
「おぉ〜、なんかそれっぽい!ところでナビ、一般的な男性のステータスってどれぐらいなの?」
『はい、一般的な男性のLv1の時のステータスの平均は10です。また、一つレベルが上がると合計して10程度上がります。』
「うん、ありがとう。ステータスの詳細はどうやったら分かる?」
『指でスキルなどを触るか、念じると説明が出てきます。』
「ほい、了解。」
(ステータスの詳細)
__________
【種族】
▷人間
ランクD
可もなく不可もない、一番オーソドックスな種。
全種族の中で、最も進化先が多い。
成長率 D
最高レベル 100
▷ダンジョン
ランク SS
他の種族を自らの中へと入れ、中で他種族や、モンスターが消費したHPやMPなどをDPに変えることができる。経験値は取ることができないため、通常、レベルアップはしないが、成長率は段違いに高い。
成長率 SS
最高レベル なし
__________
「いやいやいや、ダンジョン!?種族ダンジョン!?まあ同化したなら、ギリわからなくもな、、、い?いやわからんわ。なんだよ、ダンジョンマスターならまだしも、ダンジョンって。建築物、なのかはわからんが、どっちかというとそっち寄りだろ。種族駅とか、学校っていてるようなもんだぞ?そこんとこどうなの?」
『ダンジョンが人と同化するのは初めてなので、よくわかりません。』
「まあそうだろうな、正直バグみたいな出来事だもんな。」
__________
【スキル詳細】
▷ダンジョン編集
ランク S
自分のダンジョン、または自分が一人で攻略したダンジョンを自由に弄れる。
ダンジョンを弄るときにはダンジョンポイント(DP)が必要。
DPさえあれば不可能なことはない。
▷名称未定
ランク SS
効果未定
名称決定権限、効果決定権限 柳海斗
__________
【称号詳細】
▷ダンジョンと共に
ダンジョンと一体化したものに送られる称号。
この称号を持つものは、すべてのダンジョンに制限なく入ることができる。
この称号を手に入れたとき、DPを1000手に入れられる。
この称号を持つもののダンジョンはDP生成量が十倍になる。
▷先進者
各称号を一番最初に取得した人に贈られる称号。
Lv時、それによるステータス変化に加え、各能力が+5される。
__________
「おおっ、これはなかなかいいのではないか?色々と気になるところはあるし、なぜ現実世界にこんなものがあるのか謎だが。まあ、いちいち気にしていたら時間が勿体無い。?時間といえば、はっ!学校があるんだった!ナビ、今何時?」
『ただいまの時刻、10時です。』
「終わった。完全に遅刻じゃねーか!ど、どど、どどどどうしよ、、、
いや、諦めるか。こっからいくら頑張ったって遅刻なんだからな。
うん、急ぐ意味がない。まあ、とりあえず、どうやって上に行こうか。」
『でしたらダンジョン編集でハシゴを作ってみてはいかがでしょうか?』
「それだ!やっぱりこれも念じたらいいんだろ?」
(ダンジョン編集、ハシゴをここに)
そう思った瞬間、床からハシゴがせり出してきた。
それはあっという間に穴の上までいき、止まる。
作られたハシゴはとても頑丈で、崩れることも壊れることもなく、無事地上へ戻ることができた。
地上に戻ることができて、めちゃくちゃ安堵したことは内緒だ。
ウィン。とステータスボードを開いた時の音がしたので、音の出所をむいてみると
__________
ダンジョンをしまいますか?
Yes/No
__________
こんな表記が出てきていた。
よくよく考えれば、玄関の前に穴が空いてる図だし、気絶している間に大ごとにならなくてよかったと思う程に不自然だ。
一も二もなくYesを選ぶと、目の前の穴が消えた。文字通りパッと。
そこには初めから穴なんてなかったというようなアスファルトだけが残っていた。いや?現れた?
はっきり言って、どっちでもいいんですけどね!アハハハハ!とりあえず、お約束ですし?
「遅刻遅刻〜!!」
まあ、パンも咥えてないし、イケメンとなんて、ぶつかりたくないんですけどね?自分の顔と比べて、惨めになるから。
でも、お約束ですしおすし。
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初投稿の拙い文章ですが最後まで読んでくださり、ありがとうございます!
たぶん2、3日おきぐらいの投稿になりますが、温かい目で見守ってくれると幸いです。
これからも、現代ファンタジー中心で書いていくことになると思います。
よろしくお願いします。
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