結末

プロローグ

自分の将来を自分で決められる、そう言われたら？

「自分の納得がいく人生になるまで、自分の人生を操れる。しかし最期が変わるかはわからない。」

もしあなたがそう言われたらどうしますか？

「これ何回目ですか？」「何回目だろうな。」「まだ諦めないんですか？」「まだ、変わるかもしれない。」「もう変わりませんよ、私と一緒になる限り」「それなら……」意識が薄れかける中の会話。自分が喋っているのか、もはやよくわからない。

沈む、沈む、そんな感覚を最後に僕は意識を失った。