第20話

そしてお茶会が始まった。


少女達は俺のことが気になるのか質問をしてきた。


俺は予め用意した回答を答えた。


とそこへケーキとお茶が運ばれてきた。


「甘いものはお好き?」


少女の1人が聞いてきた。


「好きですよ」


俺は答える。


「良かった」


少女が答える。


そして俺はケーキを頂くことにした。


「美味しい!」


思わず俺の口からでた。


「良かったね」


少女が1人の少女に言っている。


「君が作ったの?」


俺は聞いた。


1人の少女はうなずいた。


何で喋らないんだ?


俺は不思議に思う。


そしてお茶会はすすむ。


俺は考えていた。


この少女達のなかの誰かをこちら側へ引き込めないかと。


そして俺は喋らない子に注目した。


そして俺は聞いた。


「どうして喋らないんだ?」


その少女は困っていた。


すると別の少女が答える。


「もとからなの」


「そうなのか…すまない」


そして俺は考えていた。


喋らないんじゃなくて喋れないんだと。


喋れないんならこちら側の情報が敵側に漏れることはないと思った。


この少女にしよう。


俺は決めた。


そんなことを考えていると別の少女が庭を案内すると言い出した。


俺は笑顔で答えた。


「喜んで」


少女達も楽しそうだ。


あっという間に時間がたち今日は帰ることになった。


「またお茶会しましょう」


「喜んで参加させて頂きます」


そう答えて俺は車に乗り込んだ。


俺は車の中で考えていた。


どうやったらあの少女をこちら側に引き込めるか?と。


引き込むには2人きりにならなければならない。


その方法を俺は考えていた。




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