異世界国盗り物語

@1zaq

第1話 その日

 跳ね起きた。

 男性

 「よく無事に起きたの?」

 信

 「誰だ?」

 男性

 「そちこそだれだ?」

 信

 「太陽系第三惑星地球東アジア日本国関東神奈川県横浜市所属、第44普通科高校2年1組男子No.15、名前は宮信」

 男性

 「長い名乗りじゃ、わしは織田信長」

 信

 「織田信長?」

 信長

 「そうじゃ」

 信

 「本願寺に死んだ筈だ」

 信長

 「誰が死ぬか」

 このレイピアを引き抜く、片手にナイフを引き抜く。

 信長

 「あはは、お主は侍じゃないが、剣は一流じゃの」

 信

 「織田信長、天下取りの織田信長とはな」

 剣を納めた。

 信

 「織田信長、本願寺の後、秀吉が天下取り、後に家康が天下取り、俺は戦国から400年後の21世紀の高2だ、時代が違う」

 信長

 「倅は?」

 黙る信、この納得した信長。

 後から来た青年。

 青年

 「なにやら未来の若者はずいぶんと優しいようで」

 信

 「貴方は?」

 青年

 「源義経」

 信

 「成る程、ご苦労様でした」

 二人からしたら遥か未来、だが結末を知る為に自制心を発揮して沢山を伝えない。

 織田信長、源義経、宮信の3人。

 食べた焼き魚。

 信

 「臭いがする」

 信長

 「なんぞや?」

 信

 「人が焼ける臭い。家が焼ける臭い、国が焼ける臭い」

 剣を掴んで走り出した。

 源義経

 「未来の若者はずいぶんと」

 信長

 「負けた敗残兵は変わらん」

 義経

 「どうします?」

 信長

 「そりゃもちろん」

 



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