第6話 不意打ち
彼氏が持ったビーズはネタ用なのか、驚いた猫の顔のビーズだった。
目を見開いててちょっと間抜け。
「意地悪いうんだったら、もう好きって言わないよ」
「意地悪なんかじゃないって、ほらこの猫ってよくみると愛嬌あるじゃん。そこんところおまえと似てるなって、それに目が大きいところとか」
「え~」
彼氏はその猫のビーズも使うつもりみたい。
自分が持っているトレイに、加えていった。
そして彼氏は言葉を続ける。
「初めて会った時、目がきれいで大きく見えてかわいい子だなって思ったんだよ」
それを聞いた私は、彼氏の背中を叩いた。
「不意打ち、はんそく!」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます