第2話 そういえばメンバー全員バカだった

「ガールズバンドか」


まさはメガネをカチッと鳴らし、立ち上がった。


カキカキカキカキ


どうやら、まさはボードになにか書いているようだ。


"ガールズバンド”


ボードにはそう書かれていた。


「これからガールズバンドになるにあたっての話し合いを始める」


「よしー始めますかー」


りょーが片手をグーにして高く上げた。


「おー、」


ゆきんこもりょーに続いた。


「いやちょっと待って。」


だんはイスから立ち上がった。

このメンバーの中で1番まともな人だ。


「なんでガールズバンドになるの!?。」


「俺達が1番人気になるにはそれしかないと思うぞー」


「ガールズバンドになったら1番人気になれるの!?。」


「ガールズバンドっていうのは失敗しても可愛がられるから最高なんだぜーだから1番人気になれると思うぞー」


「確かにガールズバンドはそうだね。確かに…僕達でも人気になれるかも!。」


「よしじゃあ決まりだなー」


やはり類は友を呼ぶ。

このバンドのメンバー全員バカだった。

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