僕は30代前半、激しい腰痛に悩まされ立ち仕事が出来なかった。杖をつき、たまには車イスのお世話になっていた。あまりの激痛で、MRIを撮ると第5腰椎が骨折していた。

手術することになった。

自宅で寝ていると、義弟が

「羽弦さん、仕事もしないで寝てばっかでいいんすか？タバコか酒、どっちか辞められないんすか！」

と、とぼけたことを言う。

嫁さんには通帳を預けているし、僕は手術前だ。

腐れ義弟は無視して、横になった。

文句を言った義弟も仕事をしていなかった。

36歳の6月、固定手術をした。

折れた腰椎を取り除き、プレートを埋め込みネジで背骨を固定した。

2週間後、退院した。

しかし、半年後また痛くなった。

手術をしても8割はまた痛むらしい。また、手術の話しが出たが断った。

奇跡的に今は痛くない。このまま、すべり症の痛みがない生活を楽しみたい。

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