バカな恋2

最上司叉

第1話

私は久しぶりに楽しかった。優しい旦那と刺激的な恋人がいて。悪いことをしている自覚はあったが上手くやればバレないだろうと思っていた。

正直旦那との行為は嫌ではなかったが恋人との行為でこんなに大胆になれる自分に驚いていた。

私はすっかりハマっていた。

それから徐々に私の帰りは遅くなっていった。

旦那には残業と嘘をつき男とデートを重ねていた。



「今日大丈夫なんですか?」

「大丈夫旦那には残業って言ってあるから」

「悪い奥さんですね」

「そんなこと言わないで」

「別れないんですか?」

「そのうちね」

「別れたら結婚してくれる?」

私は冗談っぽく聞いてみた

「もちろんです」

男は答えた

私はもう少ししたら旦那と離婚しようと考え始めた


だがそんな楽しい日々も長くは続かなかった。

旦那が子供の具合が悪くなったと私の携帯に電話をかけてきたのだ。もちろん私は男と会っていて気づかない。すると旦那は会社にかけたのだ。

私の同僚がでてもうとっくに帰ったと言ったのだ。


そして私はいつものように家に帰った。旦那は怒りながら待っていた。

「ごめんね、残業で」

「会社に電話したらとっくに帰ったって」

私は血の気が引いた

「どこで何やってたんだ」

私はごめんなさいしか言えなかった

旦那は話にならないと子供と家を出ていってしまった。

「離婚届は後で送る」

とだけ言い残し。

私はすぐに恋人に電話をする

「どうしたんですか?」

「旦那にバレたの、会社に電話かけたみたいで」

「そうなんですか」

「今日はもう遅いし明日会いましょう」

「そうだね」

私はその日眠れなかった。

翌日出勤したら誰かが私の噂話をしていた。

仲の良い同僚が昨日何してたの?と聞いてきた。

私は何も答えられなかった。

そして仕事が終わりいつもの待ち合わせ場所に向った。

男は待っていたがいつもと様子が違かった。

「どうしたの?」

私は恐る恐る聞いた。

「もう俺たち終わりにしましょう」

「何で?」

「会社にバレました」

私はまた血の気が引いた。そういえば誰かが私の噂話をしていた。

私は次の日上司に呼び出され異動を命じられた。

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