「聞くだけ屋」~神野ゆい~
クロノヒョウ
プロローグ
平凡なサラリーマン。
ここはとある雑居ビルの三階にある「聞くだけ屋」
平凡なサラリーマンは目の前に座っている神野ゆいに必死で会社の愚痴をこぼしていた。
やれ給料が安いだのやれ上司がどうしようもないだの。
神野ゆいはただ話を聞く。
それがこの「聞くだけ屋」のルールだった。
完全予約制で料金は心のままに。
もしも何かアドバイスだったり意見が欲しかったらそう言えばいい。
神野ゆいが実に的確な発言をする。
その人の内面的な欲求に合わせて。
ある日の客であった女性は制限時間の間中、ただ泣いているだけ、ということもあった。
そんなちょっと変わった「聞くだけ屋」に今日も話をしに様々な人間がやってくる。
ただ話を聞いてもらうためだけに……。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます