プロジェクト・スカイ!

鈴木茉由

プロローグ

「リーダー!光明球なんてどうでしょう?」

リーダーと呼ばれる人物はパソコンから目を離した。

「光明球?」

「そうです。この資料を見てください。」

部下は「光明球調査資料」という資料をリーダーに手渡した。

「ありがとう。」

「光明球は地球から少し離れたところにある小さな星です。とても自然豊かで、地球ではすでに絶滅してしまっている動物も生息しているようです。ちなみにこの星にも我々人間に似た生命体が住んでいるみたいなんですが、どうやらこの星の生命体は皆、『〇属』という属に分かれているみたいです。」

「『○属』?」

リーダーは不思議な顔で部下を眺めていた。

「えっと、なんでもこの星の生命体は皆、身の回りの環境から生まれてくるみたいです。例えば、空から生まれてくる個体や、土から生まれてくる個体など様々な所から生まれてくるみたいで、生まれたところに応じて各個体の属性が決まるみたいです。」

「なるほどね。」

リーダーはそのまま考え込んでしまい、他に言葉が交わされることはなかった。



その頃、光明球では────

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