第3話 放課後と気持ち
放課後。アイツら も居残りしている。
なんであんな楽しそうなんだろうな。
私と同じような人が入れれば
心の穴は埋まるんですか?
あなたが
あがいて私に話しかけたのは何だったんですか?
放課後。先生に呼び出された。
「最近。あの子と話してなくない?どうしたの?」
「だって...」
これまでのことを話したって、何もならないよ。
しぶい反応。
これならどうだ。
目の前で二人で帰られた話。
忘れ物を取りに行って帰ってきたらあいつと友達がいて。
三人で帰るのかなって思ったら、
目の前で二人で話し始めた。私のことなんて見もせずに。
今だったら言える。
「あんたらひどいね。人の気持ちないの?」
かなしくて、私は走り去ってしまった。
流石にひどい話だな。と先生は反応した。
「だから、あんな友達いらない!」
元気に行ってやった。教室内にはアイツらもいたけど。
「じゃあ....」
仲直りしようよ。ね?
「え?」
仲直り...か、
「話聞いてました?」
「うん。だからさ。仲直りしようよ」
今、私が元気にいているからそんなことが言えるんだろう。
私が何回泣いたか。知ったらそんなこと言えないだろうな。
それから二日間「仲直りしようよ」って言われたけどきっぱり言ってやった。
「しんだらするんじゃないですかね」
それから、先生は話してこなくなった。仲直りについて。
それ以外は話してきたから、私について見方が変わったのかな?
アイツら、
未だに仲良く話しているけど、私のことは忘れてくれたかな?
粘着質な友達だったら悩んでただろうな。
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