第36話 KACの考察記録
大学生の頃から、頭の片隅にあったシナリオで
犯行は男女問わない小学生で
軍師は低身長な男子中学生と言う設定だ。
気持ちは揺らいだが、不出の誓いを貫くために
この作品はKAC2023『本屋』には出品しない。
作品の改善点:
先ず、台詞が一切無い所に淡白さを感じる。
店員が対抗し得るは説得と言う舌戦しか残されていなかったが
英子は控え目な性格故に脳内で完結してしまうし
英雄は狼狽し切って、声を出す元気も湧かなかった。
次に、事件が未解決で閉じてしまった。
犯行を犯した相手が小中学生だとしても、
不特定多数の男児女児に取り調べすることは忍びない。
店も元通りには戻らないだろう。
明明書店は一日臨時休業を設けたが、
これからどうやって経営を盛り立てて行く?
少年少女は、味を占めて二度目の犯行には及ばない。
軍師は動けば動く程、足跡が残ることを熟知している。
スシローぺろぺろは動画を回していたが、
工作員にスマートフォンの所持を禁止しておいて良かった。
自分がいかに目立つか、主眼を置いてはならない。
TEAMの一員になることが、雲隠れの一助になるのだ。
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次回のKAC2023について
次回も不出の誓いで、出品はスルーの方向で。
皆勤賞に心が揺らいだが、
全7作出せば誰でも貰える賞に魅力などあるだろうか?
いじけていても、デビューは遠のくだけだが
日々の刻みが、明日に架かる橋になることを信じて。
沼らせ男女の件も、脳内には確たるビジョンはあったが
自己が思う「沼」の構図と、
世間一般の「沼」が合致しないと納得した内容にはなって行かない。
僕が思うモテ要素を肉付けして行くことから始めたが
沼らせ男にモテ要素は必須だろうか?
あって損は無いが、そこに固執すると、ブレが生じるのでは?
「優しい」「身体の関係」「他の女性の影」「既読スルー」
沼らせ男をパズルのように因数分解したら
上記のようなタグが付けられる気がした。
賢い女/ヒロインも未エントリーだが
自分史上最も賢いと言ったヒロインは、土橋琴子なんじゃないだろうか?
彼女の成り上がり……肉付けされて行くステータスの向上が著しい。
初登場は「ナンバー2の彼女」と言う設定で台詞らしい台詞も無く
次回作もギャルゲー好きなギャルと言う立ち位置だった。
たまたま持たせた楽器が火を噴いて、ギタリストと言う市民権を得て
超絶技巧の演奏家、と言うキャリアを搭載して行く。
……っと、これのどこが賢いヒロイン?
こう言うブレが、選考や受賞を遠ざける。
自己プレゼンしていて良かった。
間違い無く土橋琴子では選外だろう。
描き方もあるが、賢者要素の薄い話に成り兼ねないぞ?
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