第2話 しづたまき野辺の花1
時は桐壷帝の御代。
既に遣唐使制度は廃止され、我が国古来の美的感覚を貴ぶ風潮が隆盛を迎えた、(表向きには)日本史上最も華やかで優美な時代。
政の中心である大内裏、陽明門の北に置かれた近衛府の建物から、遠目にも凛々しい青年貴族が姿を現した。
陽は高く中天をつく時間帯、本日の執務を終え、帰宅の途に就くところだろうか。平安貴族は朝こそ早いが、正午前には大抵の者が仕事を終える。あとはすべて自由時間だ。とはいえ、その大半は、出世のための自分磨きに充てられる。必要なのは教養と社交術、和歌や管弦の腕も、女人の心を掴むためばかりのものではない。一見ただ遊んでいるように見える蹴鞠や舟遊びだって、人脈作りや情報収集に一役も二役も買っているのだ。
さて、今日はこれから何をすべきか――宮城内のそこかしこで、そんな思惑が飛び交う頃合いのこと。
「頭中将殿」
背後から声を掛けられ、青年は足を止めた。これは無論、名ではない。
重ねて声を掛けられ、頭中将は束帯の裾を揺らして振り返った。切れ長の二重瞼に、高く通った鼻梁。薄めの唇は、はっきりとした華やかな美貌に、知性の光を添えている。加えての高身長に、着衣の上からでもわかる立派な体格。やや男性的な容姿は、この時代の美的感覚からは少しだけ逸脱しているのだが、美青年と評されるに何の遜色もない、立派な貴公子だ。
ただ一つ惜しむらくは、その美貌に張り付いた困惑の色だった。声の主を見止めたことで、引き絞られた眉根は僅かに緩んだが、それでも不快な気分を払拭するまでには至らぬとみえる。
「どうなされた」
後を追い掛けてきたのは、源氏の君だった。この時代の女性達が思い描く、理想の男性像を形にしたかのような優雅な美男子は、臣籍降下した際に賜った源姓を由来として、源氏の君或いは源氏の中将などと呼ばれている。桐壷帝の皇子という最も恵まれた出自を持ちながら、今は同じく近衛中将の職を授かる同僚であり、友人でもあり、頭中将がただ一人認めた好敵手でもあった。
気安い間柄の源氏の君からの問い掛けに、頭中将は「いや」と口籠る。言うのが憚られるというほどではないが、こんなことで煩わされていると知られるのも何だか癪だ。しかし、相手は従弟且つ姉婿でもある源氏の君、彼の能力の高さは、頭中将自身がよく知っている。何か得ることもあるかもしれない。
好敵手への自尊心を、友人としての信頼が勝り、頭中将は苦い表情のまま口を開いた。
「――例の、『
ああ、と頷いた源氏の君は、さもありなんといった様子だ。敏い彼には頭中将の気鬱の原因の予想がついていたのだろうし、或いは、先程の近衛府内での遣り取りが聞こえていたのかもしれない。
内裏の西側には、宴の松原と呼ばれる、東西約二五〇メートル、南北約四三〇メートルに渡る、広大な敷地が広がっている。その名称から宴が催されたとされる説や、宮城内の南北の中心線を挟んで内裏と対称の位置にあることから、内裏の建替え用地だったのではないかとも言われているが、いずれにせよ、この時代には既に、謎の空間として認識されていたらしい。
以前より鬼や妖怪の類いの目撃談に事欠かぬ場所ではあったが、先日、ここである事件が起こった。
月の明るい夜のこと。宴の松原を、三人の若い女が連れ立って歩いていた。
中程まで進んだところで、松の木の下に若く美しい男が現れ、女のうちの一人の手を引き寄せる。そのまま木陰で話し込み始めたため、残された女達もその場で待たされることになった。
手持ち無沙汰に噂話などで時間を繋ぎ、ふと気付けば、話し声は途絶えている。にもかかわらず女の戻ってくる様子もないため、怪しんだ二人は松林へと分け入るが、なぜか人影は見当たらない。
訝りながら足下を見下ろして、女達は悲鳴を上げた。女の手と足が、バラバラに転がっているではないか!
驚いた二人は衛門府に駆け込み、詰所の役人を伴って現場へと戻った。しかし、そこには死骸どころか血痕の一つさえなく、ただ女の物と思しき手足が残されているのみ。
人間業とも思われぬ凶行に、人々は、さては鬼が男に化けて女を喰らったに違いないと噂し合った――。
ここまでが、清和・陽成・光孝天皇の三代に渡る三十年間の出来事を記録した歴史書『日本三代実録』にも掲載された説話の概要だ。正史が鬼の仕業と断定するかのような事件を取り扱うのは、極めて稀であるらしい。
とはいえ、奇怪な話を魑魅魍魎の類いと結び付るのは、「いかにもこの時代」といった感覚で、怪奇譚としては、さほど珍しくもない様に思われる。
――しかし、実はこの事件、少々『オマケ』がついていた。
手足を遺して鬼に食われたとされる女房が、男に引き寄せられる直前、「
史書に残らぬこの一点によって、事件は厄介な様相を呈してくる。
頭中将という人物、原典において重要な役回りを与えられているにもかかわらず、通称すらないことを嗤われることがままあるのだが、この『薔薇の君』というのが、まさにそれだった。元服直後の若かりし頃、当時まだ珍しかった
が、しかし。
庚申薔薇は一年を通して何度も花を咲かせるため、その名は隔月を意味する庚申月に由来する。
時を経て、頭中将は数々の姫君達と浮名を流すようになり、これを以て政敵から「色好みで移り気なところが言い得て妙」などと揶揄されるようになった。庚申薔薇が貴族社会において一般的な鑑賞花になっていく中で、頭中将自身もまた女性を喜ばせる手段も様々あることを学び、過去の己の行為を陳腐で稚拙なものと恥じるようになる。本人が不名誉と感じ、はっきりと拒否の意を示すようになったことで、この通称は表立って伝承されることはなかったのだが――この不愉快な呼び名が、事件のさなかに降って湧いたというのだからたまらない。
たったこれだけのことで、頭中将はなぜか事件の渦中に引きずり込まれた形だ。荒唐無稽と笑うなかれ、この時代には鬼も妖怪もその存在を信じられていたのだから、魍魎の類いが頭中将という貴族に化け、夜な夜な人を食い殺しているという話も、まったく信憑性がない訳ではない。
――つまり頭中将は、鬼そのものか、或いは女を切り刻んで愉しむ殺人鬼の嫌疑を掛けられているのである。
実際、どうにも頭中将の旗色は悪かった。
疑いの目を向けられるばかりか、中には露骨に、頭中将こそが宴の松原に現れた鬼だと言わんばかりの空気を漂わせる者も現れ始めている。先程も、上役の近衛大将から強烈な当てこすりを貰ったばかりだ。部下とはいえ、左大臣家の嫡男に対しての不躾な振る舞いは、真犯人であろうとなかろうと、このまま頭中将が政界から消えるものと思っていなければ出来ないことだろう。
早々と退出する頭中将を源氏の君が追い掛けて来てくれたのは、やはりその顛末を目撃したからなのに違いない。
「名前一つで、まったく身に覚えのない誹りを受けることになるとはな」
憮然とした表情のまま、頭中将は大きく息をついた。しかし、語気はさほどには荒くない。人間窮地に立たされた時にこそ、本当の味方がわかるものだ。こんな状況下で気に掛けてくれる人物ならばまず味方であろうし、それが唯一己が認めた存在であるなら、これほど心強いことはない。
源氏の君は、優美な仕草で考え込むように、ほっそりとした顎に手を当てる。
「だが、残された女房二人も、妖しい男が薔薇の君であったと証言したというのだろう?」
そうだ。これも頭中将には気に入らない。頭中将ほどの人物であれば、たとえ面識はなくとも、一方的に面が割れていることはよくある。美しい青年貴族の噂ほど、宮中の女達をときめかせるものはないからだ。だが。
「私はその夜別な場所にいたのだから、それが鬼であれ人であれ、私ではない誰かであることは明白だ。そしてこの世に私と見紛う者が、そう易々と見付かるはずがない」
断言した頭中将に、源氏の君は「貴方らしいな」と小さく吹き出した。微苦笑の中に、心配するほどではなかったかとの安堵が垣間見えるのが心地良い。
「しかし、ならばさっさと当夜の所在を明かしてしまえばよいのでは?」
「……それは、そうなのだが」
尤もな提案に、らしくもなく言葉を濁して、頭中将は腕を組んだ。
これまで正式に詮議を受けた訳ではないので、当然ながら、世間に向けてのしっかりとした弁明は出来ていない。
実際の所、事件のあったという夜、頭中将はさる姫君の元へ参じていた。愛人を囲うことは(この時代において)恥ずべきことではないが、つい先日、妻との仲が芳しくないのを、舅の右大臣に嘆かれたばかりだ。それでなくても、正妻の四の君は嫉妬深い。一度など、頭中将の女児を儲けた愛人の一人に執拗な嫌がらせを行い、母子共々失踪するまで追い詰めてしまったこともある。
おかしな嫌疑を掛けられた上に、よその姫の元へ通っていたことが明るみに出れば、妻とその実家から更なる突き上げを喰らうのは明白だ。面倒なことになる前に、何とかしなければなるまい。
「濡れ衣としては、いささか荒唐無稽に過ぎましょう。捨て置いても問題ないのでは?」
頭中将が言い澱んだことで、敏い源氏の君には、おおよその事情が理解できたのか、微苦笑が更に深められた。
友人の言葉尻を捉えて、頭中将は「それだ」と思わず声を荒げる。
「そもそも鬼の仕業とも噂される所業に、なぜこの私が関わっているなどという話になるのだ!」
「私が鬼だとでも?」とここぞとばかりに付け足したのは、幾人かの同僚達が近衛府内から姿を見せたためだ。大方、最初に出て行った頭中将の姿が完全に見えなくなる頃合いを見計らっていたのだろう。思いも掛けずに源氏の君と話し込む様子を見止めた日和見な者達は、軽く会釈するようにして、そそくさと傍らを通り抜けていく。まったく、憤懣やる方ないとはこのことだ。
事件そのものについてはいざ知らず、鬼の嫌疑については、陰陽師や祈祷僧でも連れてくれば、すぐにも晴れようものを、下手に身分が高い分、ここまで詮議の対象にはされていない。その結果、疑惑が疑惑のまま燻り、この現状に結び付いている。
「……普段は味方のような顔をしていても、何か事があれば、足を掬ってやろうとする者は多いな――貴方も、私も」
逃げるように去っていく者達の背を、面白くもなさそうに見遣りながら、源氏の君がポツリと呟く。補足された言葉には、重い実感が込められていた。
そう――無実であるはずの頭中将の名が事件の渦中に投じられた時点で、犯人が鬼であれ人であれ、頭中将を嵌めようとしている者が存在するのは間違いない。そして、普段から、恵まれた境遇にある頭中将に対して良くない感情を抱いていた者達も、これを利用して挙げ足を取るべく、故意に噂を広めているというのも、また事実だろう。「貴方も私も」との言葉通り、源氏の君にもそのまま当て嵌められる、あらゆる物を持って生まれたが故の、避けることの出来ない業のようなものだろうか。思えば、「頭中将」という官職も、名家の子弟の出世の行程の一つだ。
しかし、であればこそ、源氏の君の言うまま、捨て置く訳にはいかないのではないか。事件そのものも謎だが、そこへ誰かが意図して頭中将への濡れ衣を上乗せしたのだとしたら、ただ座していても嫌疑が晴れることはないだろう。それどころか、これ以上の罪を捏造されないとも限らない。
「――検非違使の真似事は、本意ではないが」
考え込んだ末、頭中将は凛々しい眼差しで空を仰いだ。その瞳には、強い決意の光が輝いている。
降り掛かる火の粉は払わねばなるまい。相手が人であれば当然のこと、鬼人であるとしても、相手にとって不足はない。
必ずやこの手で事件を解明し、真犯人を暴いてやろう――この私に出来ないことはないのだから!
こうして、二十年あまりの人生の中、鬼などというものに遭遇した経験のない頭中将は恐れることなく、自ら事件の捜査に乗り出すことを決意したのである。
●
事件自体が鬼の仕業であろうとなかろうと、無関係の頭中将の名が挙がったからには、その部分だけには間違いなく、誰かの意図が働いている。
源氏の君と別れたその足で、頭中将は衛門府に向かった。事件当夜、現場に駆け付けた役人から直接話を聞くためだ。
来意を告げた頭中将に、
自分が知り得た事件のあらましを伝え、「この認識で間違いないだろうか」と尋ねた頭中将に対し、屈強そうな役人は実直な口調で「一点だけ」と丁寧に答える。
「噂では『三人の女』と一括りにされているようですが、正確には、『
「……ほう」
これだから、又聞きの話というのは当てにならない。頭中将は軽く唸った。小さなことかもしれないが、お互いに素性が知れた三人組と、そうでない人物が混ざっていたのでは、事の信用度がまるで違う。事実、怪しい男を頭中将と呼んで、結果バラバラの手足のみを遺して鬼に食い殺されたとされているのは、まさにその素性も知れぬ一人であるらしい。
ですが、と、部下の話を補足するように、衛門督が割って入った。
「不思議なことに、宮中のどこにも、該当する行方不明者が見当たらないのです」
夜中に大内裏を歩いていたのだから、宮中に仕える女官か、或いは帝の后妃の誰かが召し抱えた女房と考えるのが普通だろう。人が一人消えたのだから、騒ぎにならないはずがない。にもかかわらず、今日に至るまで、どこからもそういった訴えはないという。
「どなたかが、外聞を憚る事情で隠しておられることも考えられますが、これだけ調べても噂一つ出て来ないとなると……」
衛門督の説明は、いつしか弁明の色を増していた。無意識なのだろうが、表情にも歯痒さのようなものが滲んでいる。貴人の間に挟まれた検非違使は、余計な口を挟まない。話の内容の的確さといい、それなりに有能な人物なのだろう。この時代、検非違使庁は衛門府の管轄にあり、衛門府の役人が検非違使を兼務している。彼らは
ともあれ、それも大きな落ち度なく、というのが最低条件だろうし、衛門督にあっても同じことが言える。彼らの心情を慮って、頭中将は不自然に聞こえないよう話題を変えた。
「現場には女房の手足が残されていたと聞くが、それは間違いなく本人の物だったのだろうか?」
そう、己の名が関わる関わらない以前に、事件について、最初から頭中将が疑問に思っていたのがこの点だった。現場から女が姿を消した。あとには女の物と思しきバラバラの手足だけが残されている――頭部もなしに、どうやって本人と確認したのだろうか。或いは身体の一部でも残されており、着物の柄が一致したとでもいうのだろうか。
これについて、検非違使ははっきりと首を横に振った。
「仰る通り、あの手足が消えた女の物とは断定できません。世間ではそのように言われているようですが、本当に血の一滴もなく、ただ干からびた人間の腕と足が、バラバラに転がっていただけなのでございます。頭部も腹部もない状態では、検めようがないというのが実情でして」
「なるほど」
やはりそうだったか、と、頭中将は頷いた。事件をより衝撃的に騒ぎ立てたい者達が、聞きかじりの情報を断定的に語り広めただけであって、残された手足が消えた女の物かどうかすら定かではない、というのが、現状判明しているすべてということだ。
「……ただ……」
検非違使が、口にしたものかどうか、迷うそぶりを見せる。有能な者の検分は、どんな些細なことであっても無益であるはずがない。頭中将が視線で先を促すと、上官である衛門督も「お話しせよ」と背を押した。貴人二人の催促を受けて、それでも「私はこれまでに、血を抜かれた遺体というものを見たことがありませんでしたので、確かなことは申せませんが」という前置きを忘れないことこそが、男の思慮深さを裏付けるようで好ましい。
「血というのは水分です。水分を抜かれた物は干からびるのが道理でしょう――ですがあの手足は、干からびていることを抜きにしても、女の物としては些か筋肉質に過ぎるのではと思いまして……」
「……そうか……」
頭中将に、鬼の嗜好はわからない。わからないが、やはりこの事件、鬼の仕業と決め付けるには、やや不自然な点が目立つ気がする。人を喰らうに、柔らかい臓物が美味そうだというのは何とはなし想像できるが、あばらの骨や硬い頭部までをも貪っておいて、血を啜った手足だけ残していくというのも腑に落ちない。そして、あくまでも個人の感想ではあるが、目の確かなものによる、「女の腕とは思い難い」との判断。現場に残されていたのは、消えた女の手足ではなく、誰か別な男の物の可能性もあるとなれば、これらを鬼の所業とするには、無理があるのではないだろうか。
「――」
頭中将は、二人に悟られぬよう、小さく息をついた。
犯人が鬼でないのなら、事件そのものを解明するのは、陰陽師や祈祷僧でなくとも可能だろう。怪しい男と女房が姿を消した方法は探らねばならないが、人間が考えた末での行いならば、解明することも不可能ではないはずだ。しかし、巻き込まれた頭中将にとっては、いよいよ面白くない展開になってきた。
犯人に、事件を最初から鬼の仕業に見せ掛けようとする意図があったかどうかはわからない。だが、頭中将を「鬼のような残忍な殺人を犯す人物」に仕立て上げようという意図があったことだけは確実だ。消えた女房というのも被害者ではなく、共犯であった可能性が高い。女達が揃って頭中将と見紛うような男が本当に存在するなら、とうに人の口の端に上っていなければおかしいし、探し出してくるだけでも相当な労力が掛かるはずだ、頭中将の驕りなどでなく。となれば、消えた女は暗闇の中で、別な人物を意図的に「
ただひとつはっきりしているのは、事件は徹頭徹尾、頭中将を嵌めるためだけに計画されたものだということだろう。
他人の恨みを買うことには慣れているつもりだが、当然ながら気分の良いものではない。ましてや、人に仇なす存在として断罪されよとまで願う人間が間近に存在しているなど、さすがに理解の範疇を越える。
鬼が残したという見込みが大勢を占めていることもあって、女の手足は陰陽寮で保管されているらしいが、こうなれば見るほどの価値もないだろう。
そう判断した頭中将は、身元の判明している「宣耀殿の女御に仕える女房二人」について、二、三質問をしてから、衛門府を辞した。
苦い気持ちは、晴れそうにない。
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