絶対味覚の男への応援コメント
星新一的短編企画にご参加いただきありがとうございました。
味覚の鋭さにあまり自信はありませんが、確かに遠い過去に食べたものでもその味を覚えていることがあります。けれどそれは味の記憶だけでなく、どこで誰とそれを食べたのか、その人とどういう会話をしたのかなどのシチュエーションや楽しかった、辛かったなどそのときの感情も付随しているように思います。
それが心で味を記憶しているということなのかもしれませんね。
この母子に幸せな未来が訪れますように。
作者からの返信
拙作をお読みいただき、また早速のコメントありがとうございます。
そうなんですよね、味覚や臭覚は特に記憶と結びつきやすいと言われています。
「絶対味覚」という素材に「母の味」という記憶を隠し味としてみました。(^^;)
記憶の中の正体不明の味成分を求める旅は、無自覚に母親を探す旅でもあったのです。
「絶対味覚」は「絶対音感」からの着想です。実際これに近い感覚をお持ちの方もいらっしゃるようです。
またお読みに来ていただけたら嬉しいです。
絶対味覚の男への応援コメント
涼(すず)と申します。企画から来ました。
「絶対味覚」。その舌が憶えていたのが、母の味。
肉じゃが、と言うありふれた、味を何処をどう変えたら、どう違くなるのか、案外それって難しい変化だと思うのですが、その味を、憶えていたから、主人公は「絶対味覚」を得たのでしょうね。
ちなみに、私は、4歳の頃から、12年間ピアノを習っていましたが、絶対音感はありません笑
作者からの返信
涼さま、応援コメントいただきありがとうございます。
母の味は、この作品では何らかの成分ではなく愛情と定義しました。
これは母と子の間の相互作用で生まれるもので、この主人公のような「絶対味覚」で分析できるものではないものとして書きました。
(書き込みが足らないのですが……)
母は子を捨てた(孤児院に預けた)のですが、愛情を失くしたわけではなく、何かのっぴきならぬ事情があったのでしょう。
「絶対味覚」の能力は涼さまのおっしゃるように、母親を忘れまいとする子供の健気な一念が呼び覚ましたものかもしれません。
ピアノを嗜まれるとは羨ましい。
音楽系はカラオケ以外からっきしです。(^^;)
またお読みに来ていただけますよう、精進いたします。
ありがとうございました。m(__)m