初期症状 一月半ば② 眼科受診
ということで、仕事の休憩時間を使いつつ近場の眼科を受診した。
とりあえず、医者にモノの見え方がおかしいこと、瞼がいつもより開いてないことを伝える。
「んー、そんなに開いてないかな? 目に炎症がおきてる感じもないし……とりあえず、色々検査してみよーか」
その後、眼圧やら視力やら色々と検査をした気がする。が、とくに目自体には異常はなし。
そして、医者がとりあえず下した診断はこちら。
「んー、ドライアイかな」
……ドライアイ? ドライアイでこんな見え方になるの? 本当に?
「瞼が落ちてくる病気もあるけど、目が乾くと開きにくくなってくるから。それか、見えないところで炎症とか起きてるのかもね。ドライアイの目薬と、炎症の塗り薬出しときますねー」
……まあ、見えない部分で炎症起きてたらわからんか。ドライアイも、普段からスマホばっかり見てるし、そりゃそうだよな。
とか思いつつも、心のどこかではなんとなく違和感は感じていた。でも、大病なんかしたことない自分は、実はもっと悪いことが起きているなんて想像ができなかったんだろう。
「二週間後にまたきてねー」
一応次の予約をとりつつ、とりあえず職場へと戻り、同僚や上司へ報告。
みんな、「ドライアイかよー、YouTube見過ぎだろー」「変なバイ菌入っちゃったのかもねー」なんて笑ってた。
そんな、職場の人達の笑顔を見て少し安心した私は、またしてもそこで楽観。
なんてことない、すぐ治る。
これで治ったら次の予約はもう行かなくていいやくらいに思っていた。
そんなアホな私は、危機感を覚えてわずか三日後には再受診することになる。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます