14枚目 梅華(ばいか)
桜の脇役。そんな印象のある梅ですが、「梅もまた、春の主役だ」と思います。桜よりも控え目で、どこか慎みのある花。それが実ると、あの酸っぱい梅干しになる花。梅は全体よりも細部を撮った方が良い、「一つ一つの花に焦点を当てた方が良い」と思い、普段はあまり使わない(フルサイズ換算で)85㎜の焦点距離を使いました。
写真の撮影に使ったEOS 90DはAPS-Cなので、85㎜が1.6倍換算になります。85㎜の1.6倍は、100㎜超え。100㎜は望遠の部類に入るので、被写体にかなり寄せた画角となります。それ以上になると、野鳥撮影の部類。梅の木に留まる、
今回は(残念ながら)鶯もそれ専用のレンズもなかったので、付属のズームレンズを使いました。しかし、ズームレンズでも良い感じにはなります。写真の写りとしては、充分にオーケー。ですが、やっぱり欲しいですね。望遠レンズ。バズーカ砲のようなレンズには、なってしまいますが。
被写体の梅は、近場の物を選びました。本気で良い物を撮る場合は、充分な下調べや撮影時の天候、その他環境などを考えなければなりませんが、スナップ写真(特にテーマを決めず、自分の思ったままに撮る写真)の場合なら軽い感じに楽しめます。丁度、スマホのカメラで撮っているような感じです。
だから、自分の感性に従う。自分の感性に従って、好きなように好きな写真を撮る。今回撮った一枚も、そんな感じで撮った一枚です。写真は、下のURLからも見られます。
https://kakuyomu.jp/users/azybcxdvewg/news/16817330655325481330
レンズの焦点距離を弄って、被写体の近くに歩みよる。カメラはズームで寄せる(自分は動かず、レンズのズーム機能だけで被写体に近づく)のではなく、自分の足を使って、被写体の前に近づいたり、反対に遠ざかったりして、そのシャッターを切ります。自分の体感覚で、焦点距離の感覚を掴むのです。
それが、かなり難しい。すべての基本とされる50㎜の単焦点レンズを使うと、自分の思ったような写真を撮れずにガッカリする方もいらっしゃるようです。僕も正直、この感覚が苦手だったりします。
カメラのレンズに接写(マクロ撮影)機能がないと、被写体にピントが合わない事もあります。だから、ズームレンズの方が便利。その範囲こそあれ、自分の好きな焦点距離で撮れます。普段は標準の50㎜で撮り、必要に応じて様々な焦点距離を使う。
写真の出来にこだわりはじめると、その沼に陥ってしまいますが、それが写真の出来に繋がった時は興奮、ある種の達成感すら覚えてしまいます。「記録が芸術に迫った感覚」と、言いましょうか。
とにかく、胸高鳴るわけですね。それゆえに奥深い。一枚の中に様々な可能性を作りだせます。可能性は、創作の基本! これからも、それを忘れずに楽しみたいと思います。今回も最後まで読んで頂き、本当にありがとうございました(^_^)
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