3枚目 愛用の靴

 。そんな気持ちで買った靴ですが、実は結構ボロボロです。表面上ではあまり分からなくても、色々な所が傷んでいる。最初は当然ながらに新品でしたが、一年、二年と履きつづければ、その全体にも傷が増えていきます。僕の歩みと合わせて、その道を覚えていくように。そして、その傷みから守ってくれるように。僕の足を癒してくれたわけですね。


 そんな靴に愛着を抱いている一方、普段は「それ」になかなか気づけない。無意識の愛着が、心の中にあるだけです。冬の季節が終れば、靴箱の奥にまた戻っていく。靴は自分の足を守る道具であり、また同時に痛みから守ってくれる相棒でもあります。春夏秋冬、その時々で主役こそ変わりますが。基本的な部分はそう、変わりません。この写真に写っている靴もまた、冬との戦いに付きあってくれる戦友です。


https://kakuyomu.jp/users/azybcxdvewg/news/16817330653749615299


 いやはや、本当にありがたい。靴底がかなり擦れていますが、それでも何とか履いていられる。正に有り難い存在ですね。感謝、感謝です。これから春にならば、靴箱の中にまた戻って頂きますが。今年の末頃にはまた、玄関の戦場に戻ってくれるでしょう。外と中とを繋ぐ戦場に「凱旋がいせん!」と戻ってきてくれる。

ううん、頼もしい限りです。僕の足下を支える、縁の下の力持ち。それを上から見落とすのは、何となくはばかれます。


 だから、低い高さ(「ローポディション」)から撮りました。カメラには電子ビューファインダー(EVF)と呼ばれる物が付いており、EVFはバリアングル式(横方向に開ける電子ファインダーで、ファインダーの角度をある程度変えられる物)とチルト式(横方向にファインダーが開けず、上下方向のみに動かせる物)がありますが、EOS90Dはバリアングル式なので、低い位置からでも写真が撮れます。

 

 これが、なかなか便利。よく地面すれすれから撮られた写真がありますが、それはこのローポディションを使っています。ローポディションで撮られた写真は、普段の景色とは違う世界、ファンタジー風の視点になるので、通常の視点(「人間の目線と同じ」と言う意味から、「アイレベル」と言います)よりも好きな高さです。


 アイレベルの写真は、良くも悪くも普通な感じになってしまうんですね。それが良い時もありますが、今回のような場合だったら(できるだけ)「こう撮りたい」と思っています。あと、ローアングル(「アングル」は、角度の意味です。ローアングルは、下から上を見上げるような角度です)もよし。


 この被写体ではたぶん、ハイアングル(上から下を見おろすような角度です)の方が良いと思いますが。ローポディション+ローアングルの写真はもっと、ファンタジー風な写真になります。今度は、そう言う写真を撮りたいですね。ううん(-_- )

 

 今回も僕の趣味にお付き合い頂き、有り難う御座いました(^_^)

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