読み方写真館

読み方は自由

1枚目 EOS 90D(ボディー)

一眼レフではありませんが、僕が初めて買ったのはコンパクトデジカメ(通称、コンデジ)でした。本気で公募用の小説を書きはじめるよりも前、漫画の世界にハマっていた僕は、「模写の材料」として、記録用のカメラを買ったのです。


 近所の家電量販店に行き、そこで財布の中身に優しそうな一台を買う。何となく「良さそうだな」と思ったOLYMPUSのコンデジを買ったのです。コンデジは、(元々の用途を含めて)僕に新しい世界(と言って良いのか?)を与えました。


 目の前の風景を切りとる、自分の好きな物を写しとる。コンデジは「一眼レフ」の存在も含めて、僕に写真の世界を見せてくれました。ですが、それも長く続きません。カメラの「広角」や「望遠」と言った要素、それに関わる諸々がまったく分からなかった僕は、絵の練習を止めてしまった事もあって、「写真」の世界にすっかり飽きてしまったのです。挙げ句は、漫画自体の目標を消えて。


 僕は「現実的な夢を持つべき、堅実な人生を進まなければならない」と思い、漫画は勿論の事、「カメラ」ともまったく関わりない方向に進みました。でもやっぱり、消えないんですね、興味が。


 漫画家から小説家に夢を戻した僕は、プロでもないのに「取材用のカメラは、一眼レフじゃなきゃ駄目」と思って、カメラに関するWebページは勿論、カメラの紹介動画を観はじめました。Canon、Nikon、SONY、FUJIFILM、Panasonic、それらのカメラを観まくったのです。

 

 僕は「動画投稿者の方は、SONYのカメラをよく使っている(らしいです。間違っていたら、ごめんなさい)」事、それに倣うのはちょっと悔しい事(投稿者の方達が嫌いな訳ではありません。ある種の対抗心ですね)、二代目のコンデジがCanonだった事もあり、「一眼レフカメラは、Canonにしよう」と思いました。


 Canonは何となく、王道な気がして。NikonとCanonとで迷った結果、最終的には「Canon」を選びました。僕は「ボケのある写真が撮りたい」と言う初心者全開の理由で、最初は「一眼レフもいいけれど。最近は、ミラーレスカメラ(カメラの内部にレンズが入っていないカメラです)が流行っているのか」、「初心者だから手ぶれ補正機構(カメラのボディ内にある、手ぶれを抑えてくれる物です)は、あった方がいい」と言う理由からCanonの「EOSいおす R6」と言うミラーレスカメラを「買おう」と思いました。


 EOS R6は、(当時で)30万円以上するカメラです。通販で買うのは怖かったので、町の家電量販店に向かいました。そこのカメラコーナーで、R6のコーナーがあったからです。僕は軍資金を何とか貯めて、家電量販店の店員に「これ、お願いします」と言いました。ですが、そこで思わぬアクシデント。

 

 カメラの金額が金額だったのか、所謂お取り寄せ商品だったのです。しかも、「結構な時間が掛かる」との事。僕は、それに肩を落としました。仕事から帰って、意気揚々と出かけたのに。「それが今すぐに買えない」となれば、ガッカリするほかありません。僕は店員さんに「すいません、大丈夫です」と断って、自分の家に帰りました。「まあ、仕方ない」

 

 カメラは「それ」だけではなく、周辺器具も揃えなければならないからです。カメラの保管に使う物や、手入れ用具まで。それらをすべて揃えるには、(今思うと)30万円前後の予算では足りませんでした。僕は前述の「ボケのある写真が撮れればいい」を思い出して、価格.comのサイトを開きました。


 そうして見つけたのが、EOS 90Dのレンズキット(カメラ本体とレンズが、セット売りされている物です)。カメラ本体には手ぶれ補正が付いていませんでしたが、付属レンズの方に手ぶれ補正機構が付いていたので、人生初の一眼レフをポチしました。

 

 それが今回の一枚(下のURLから画像に飛べます)、本エッセイの一枚です。このカメラからすべてが始まった。


https://kakuyomu.jp/users/azybcxdvewg/news/16817330653620846811


 本エッセイは、「カメラ」で撮った写真は勿論、それに関わる機材や小物、エピソードなども載せていく趣味全開のエッセイです(^_^)

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