第六章 114 反撃開始?
「さて、尻尾は掴んだわけだが、これからどうするかな?」
「確かにあの魔神の魔力を手に入れたので、居場所も行動も把握できていますねー。問題はここが学院内であるということでしょうか?」
「うん、大勢の前で闘うのは危険だしね。どうやって誘き出すかだよね」
今は寮で作戦会議中。2コマ目の体育館での襲撃以降、ローズルキーは大人しく潜伏している。どうやらヤツはこの寮の3階の右奥の4人部屋に、生徒の振りをして住んでいるらしい。俺達は霊体状態のぶちをヤツの影に忍び込ませている。何か行動を移そうとしたら直ぐに足止めは可能だ。
だが問題は、コイツが学院全体を飲み込む結界を構築しているということだ。発動されたら確実に被害者が出る。
この学院に来た時に感じた妙な感覚はこれが原因だったということだ。設置型の結界で、その起点となる場所が9箇所。学院と外部を隔てる8角形の起点と、中心点の1点。今日闘ったあの体育館が中心点となっている。先ずはこの危険な結界の外部の起点を1つずつ破壊して回ることにした。
今日の様にいきなり本体を襲撃すると、結界を起動させられてしまう。今回は偶然不意打ちが成功したが、この学院全体が人質に捕られている様なものだ。敢えて逃がして成功だったのかもな。ヤツの動きはもうわかる。先に結界を破壊した上で本丸を消滅させる、これが俺達の作戦だ。
「起点を潰しておけば、発動されても効果はかなり薄くなります。どの道今のままでも内部の人間から僅かに精気を吸い取っています。アレが前回よりも調子が良かったのは結界の影響でしょうから」
「俺達の感覚に靄がかかっていたみたいに感じたのはこれが原因だったって訳だな。早速一つずつ破壊して回ろう」
「そうだね、そこでアイツが釣られて出て来たらこっちにとってはチャンスだもんね」
「その通りです。じゃあ夜の内に破壊してしまいましょう」
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ガキィイインッ!!!
先ずは一つ目。西にあるこの寮の裏手。赤黒く丸い魔石が地面に隠蔽されて設置されていたが、ニルヴァーナを突き刺して破壊した。跡形もなく消え去ったのを確認して次へ。
この学院は南にある門、ここにも一つ、そこから見て目の前に広い校庭がある。その右手に剣術訓練場、奥に魔法演習場。右手の東側には教室錬、左手の西側には寮が南北へと伸びている。校庭の奥の西寄りに体育館。この中に中心部があるということだ。東寄りにはカフェ・食堂、そこから更に北奥にプール。一番奥の北部には教師用の職員室やら寮などの棟が建っている。受付は門のすぐ左手に建物がある。と言った具合だ。
それを囲む様に八角形の位置に結界の魔石が設置してある。一つ目の魔石を破壊したが、ローズルキーに動きはない。余裕なのか馬鹿なのか、気付いていないのかはわからないが。
南北に伸びる寮の両角にも魔石が設置してある為、ここも破壊。そのまま俺とアヤ&アリアペアで南北に別れて、俺は北の教師棟から、アヤ達には南の門から南北にそれぞれ移動して破壊し、東の教室棟の裏手の魔石の所で合流した。
「これで外部は全て破壊だ、っと」
バギィンンッ!!!
周囲を覆っていた薄い結界が全て消えた。最後の中心の魔石は念の為残しておく。ヤツにいきなり逃げられても困るし、此方にヘイトを向けてくれているなら他の生徒に手を出すこともなくなるかもだしな。
それでも人前で暴れられては困るので、俺達は気配・魔力を完全に遮断してこの魔石破壊を行った。此方を疑うだろうが、決定的な証拠はない。後は場所とタイミングを見て、ヤツ自身を叩くのみだ。人が密集している為、それが一番難しいんだけどね。
「それで明日からはどうしますかー? 安息日ですよね?」
安息日とはまあ所謂土日の休日だ。必ずしも休まないといけない訳ではないが、学生程度ならお休みだ。客商売のようなサービス業だと逆に稼ぎ時だからね。
「特に何もないんだけど、リーシャ達から街で遊ぼうって誘われてるんだよね」
「あー、あの子達か。カーズ懐かれてるよねー」
「うん、何故か。子供の世話してる感覚だけど」
「じゃあ私達も一緒に行きましょう。折角のお誘いなら断るのも悪いでしょー?」
「魔神のことは気になるが、ぶちが監視してるしな。昨日の今日でいきなり大事を起こすとは思えないし。ならみんなで一緒に行くかー」
「今は下手に刺激しない方がいいでしょう。気が立っている可能性もあります。学院内に、特に寮にいる以上は表立ったことはできないでしょうからね」
「そうなんだ。どうしてなの? アリアさん」
「人目が多過ぎるからでしょうね。今迄の事件も全て寮以外の場所で起きています。こそこそと行動するのが得意で好きなのでしょう。それと学院長と確認しましたが、潜伏しているのは2ー5のクラス。名簿にいつの間にか知らない名前が登録されていたようです。これもあの魔神の周囲に紛れ込む能力なのでしょう。名前はロー・ズルキー、そのまんまの名前ですねー。捻りも何もないです。他の教師には全く気付かれていないのが不思議なくらいですが、それも権能ならば仕方がないでしょうね」
「同学年か……。まあ神の権能は常識やら理論も完全に無視だもんな。アリアの天秤だって原理はさっぱりだしさ」
「使っている私にもそれはよくわかりませんからねー。そういうものとして捉えるしかないですよ」
「そう考えると、とんでもない相手と闘って来たんだよね」
「だな。ま、深く考えても仕方ない。寮内だとこっちにとっても人目が多過ぎる。バトルに巻き込むわけにもいかないからな。上手い事単独で行動してるところを叩くのがベストだ。ちょこちょこと嫌がらせはさせて貰うけどな」
悪戯っ子の血が騒ぐぜ。
「悪い顔してる……。昔から悪戯大好きだったもんねー」
「立ち合いしても引っ掻き回してきますもんねー。なるほどー、あれは根っからの悪戯っ子だからできる駆け引きということですかー。性格悪いですねー」
「お前が言うな。役に立つ悪戯ならいいんだよ」
「初めて聞いたよ、役に立つ悪戯って……」
酷い言われようだ。多分向こうは目立たない様に行動してるだろうからな。もう既に目立ちまくってしまっている俺が接触したら、絶対に穏やかではいられないはずだ。見てろよ、搔き乱してやるからな。
取り敢えずは毎日意味不明な手紙を渡そう。中身はアリアに書かせれば絶対に酷い内容になるに違いない。
翌日。受付で外出許可を取って、学院の前でリーシャ、ヴォルカにシュティーナと待ち合わせ。リーシャとシュティーナはお嬢様と言ったお洒落な私服。ヴォルカは獣人だけあって肌の露出が多いボーイッシュな服装だ。
まあ俺はアヤとアリアに勝手に着せ替え人形にされたわけだが。首元は布地があるが、肩が出ている白地に赤の服装。オフショルダーとかドロップショルダーとか言う服らしい。そしてやっぱりスカートだった。
もういいよ、諦めてるから。俺が女性体状態なのが普段はあまりないからね。色々と着せたいんだろう。言っても無駄なのでされるがまま。ミニスカートじゃなかっただけ良かったと思うことにする。
その二人はいつも通りの様な可愛らしい私服を着ている。アヤは白と青が基調のワンピースに、アリアは白黒のゴシックロリータみたいな服だ。アリアはこういうヒラヒラのフリル系が好きなんだよな。バトルドレスにもフリルが付いてるくらいだし。
「おはよー、カリナ。妹さんにお姉さんも。うーん、絵になるなあ。カリナはお人形さんみたいだねー。うひひ」
「おはよう、リーシャ。また変な笑いになってるよ。服は勝手に着せられただけだからね」
「よう、三姉妹。相変わらず美人だなー」
ちゃんと挨拶するリーシャにちょっとぶっきらぼうなヴォルカ。これもいつも通りだな。しかし、うひひって何だ?
「「おはようございます」」
此方もちゃんと挨拶するアヤ&アリア。
「おはようございます。何度かお目に掛っております。シュティーナ・トーケルです」
丁寧に頭を下げるシュティーナ。礼儀正しいなあ。
「ちゃんと覚えてるよー。亜麻色の髪がリーシャさんで、私と同じ銀髪の狼獣人の方がヴォルカさん、金髪がシュティーナさんだよね?」
「はい、そうです。呼び捨てで構いませんよ、妹の……アヤナさんですよね?」
「そう、アヤナでいいよー」
リーシャとアヤがやり取りしている。妹設定なんだよね。うーむ、今更だが変な感じだ。
「私もアリアでいいですよー」
「「「いや、先輩にそれは……」」」
ハモったな。まあそうなるだろ。
「アリアさんでいいですか?」
「いいですよー、リーシャちゃん」
まあこいつは誰にでもちゃん付けだ。
「で、みんなで何処に行くのか決めてんの?」
「うーん、まあ適当にぶらぶらしようかなってとこだな」
「行く宛てなしなのか?」
「スウィーツの食べ放題のお店があるからそこに行こうかなーって」
「うん、美味しいんですよー」
「なるほど……、お昼はそれになるのか」
今昼前だしな。好きだなあ、女の子は甘いものが。でもこの身体の時は何故か甘いものが欲しくなるから不思議だ。姦しい空間に連れて行かれるんだろうな。ん? 食べ放題?
「ほほう、食べ放題とは……。腕が、いやお腹が鳴りますねー」
「お、アリアさん乗り気じゃねーか」
「ちょっと待て。店が潰れるぞ」
うん、潰れるまでは行かなくても並べられた品がなくなる。少なくともアリアが大食いしてるのは誰もが食堂で見ている。控え目にしてるとか言っていたが、それでも普通の人にはドン引きされるレベルで毎回皿を積んでいる。こんなモンスターをそんな店に放ったら危険だ。
「あはは、さすがにそれはないよ。よく食べてるのは見てるけど、お店が潰れる程食べる人がいたらもうとっくに潰れてるよー」
そういう意味じゃないんだよ、リーシャ。こいつは人じゃない。
「そうですよー。まさか私がお店を潰す訳ないでしょー」
「そうだぜ、カリナー。お姉さんがいつも食堂でたくさん食べてるのは知ってるけど、さすがにそれはねえって」
知らねーからな、ヴォルカ。後で後悔しても。
「まあまあ、取り敢えず行きましょう。皆さん」
「そ、そうだね……。じゃあ行こうか?」
シュティーナが先導してくれたが、アヤが動揺している。もうオチまでが見えているんだな。まあ何にせよ行ってみるか。既に通行人からジロジロ見られてるし、学院の前だしな。
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数分歩いたところで、小洒落たカフェの様なお店に到着した。まだお昼前だし、お客も少ない。まあどちらかと言えば飯の時間だしなー。
入口で料金を払って入店。一人3500ギールか、中々のお値段だな。そのまま六人で座れるテーブルに案内される。
店内には見渡す限り沢山のケーキやらプリンやらゼリーに果物などなど、俺にはよくわからん種類のスウィーツが並んでいる。和菓子の様な物まで……。うん、和菓子は美味しそうだな。
しかし、これが全部食べ放題か……。時間制限もないし、こいつはマズイな。いや、90分制限程度じゃこのモンスターには何の意味もない。
「じゃあ、みんな好きなの取って来て食べよー!」
「「「「わー!!!」」」」
「うぇーい……」
楽しそうだなー。女子のこのテンションには付いて行けない。適当になくならない内に好きなものを取って来て食べよう。ドリンクは専用のカウンターがあるので、そこで注文したら作ってくれるらしい。コーヒーでも飲むか。
一口大のケーキを何個かとプリン、コーヒーゼリーに、後はわらび餅と
さっさとテーブルに戻ってコーヒーで一服。みんなキャッキャウフフとトングを持って楽しく選んでいる。こういう無邪気なところを端から見るのは楽しいんだけどね。気分は保護者だ。戻って来るまで待つとするか。
「カリナ早いねー。それしか食べないの?」
山盛りにトレイとお皿にスウィーツを盛ったリーシャが戻って来た。マジか……、そんなに食べるのか?
「え、あ、うん。あんまり食べ過ぎると胸焼けしそうだし。凄い量だね、リーシャ」
「えー? こんなん普通だよ。ほら、みんな……も」
あ、アリアに目が行った時点で思考が止まったな。ケーキをホールで2つ持ってくるやつは普通はいない。一緒に戻って来る残りの三人が驚いた顔をしている。アヤもいい加減慣れたはずなのになあ。ビュッフェ形式の方式を無視してるもんな。俺もちょっと、いやかなり引いたけどさ。
「ほら、あれがずっと続くから。普通はあの切り分けた部分を取って来るもんでしょ? そのまま皿ごと取って来る人を見たことある?」
「いやー、ははは……。ないですなー」
「うん、普通はある訳ないから。でもあれがあいつの普通だからね。食べたいものは先に取っておかないと、先からなくなるよ」
「本当だ! 1種類ずつ取って来る!」
入れ替わるように行ってしまった。そしてアリア達が帰って来る。
「いやー、これ全部食べていいとは太っ腹ですねー」
席に着いたアリアがほくほくしている。普通はそうやって食べねーんだよ。
「カリナ、アンタのお姉さん半端ねえな……」
「いや、だから言ったじゃん。店潰れるって」
「まさかホールごと持って来る方がいるとは……。驚きですね」
「いや、だから言ったじゃん。店潰れるって」
ヴォルカとシュティーナが戦慄している。もう遅いからな。俺は最初に言っておいたからね。潰れるって。
「改めて見ると凄い光景だよね……」
「まあ、今更過ぎるけど」
アヤは慣れているはずなのになあ。さすがにホールはないと思ったんだろうな。その本人は一人で『いただきます』をして食べ始めている。もうダメだ。ゾーンに入っている。誰にも止められない。
「ヴォルカ、シュティーナ。食べたいものあるなら先に取って来ておいた方がいいぞー。ウチの姉とビュッフェ形式は戦争だから」
「「行って来る!!」」
「んむ」
ダッシュで行ってしまった。この店の食材は果たして何分持つだろうかな? 『お金を払って好きに食べていい』という免罪符を手にしたアリアを止められる者はいない。
まあ俺は既に避難は完了してある。マイペースに食べよう。中々に美味だし。
その後はみんなにアーンで食べさせられたりと、羞恥プレイは喰らったが楽しく過ごした。
アリアにはゆっくり味わって食べろと釘は刺したので、90分くらいは食料は保たれた。それでも昼の営業はそこで終了。俺は申し訳ないので、お店に追加でお金を払っておいた。
「いやー、パナいねえ。
「ムフフー、まだまだいけますよー」
食いっぷりにヴォルカが惚れたらしい。勘弁してくれ。で、次は何処に行くのかと尋ねると、ショッピングだった。服やらアクセサリーをまた着せ替え人形。何でみんな俺に着せたがるのだろうか? 謎だ。
そして以前からも思っていたが、女性の買い物はやっぱり長い。違う世界でも長い。ものすげー疲れた。明日は一日ゆっくりしよう。一応付き合いで何着か買ったけど、ディードやチェトレにでもあげるか。アガシャは小柄だから服は無理だ。アクセサリーをあげよう。
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「カーズー? 本当にこんなのでいいんですかー?」
「いいよー、お前が書いたら取り敢えず面白くなるから。そしてこれを毎日ヤツに人伝で渡す。存在感を消そうが、目立ってしまっている俺からだったら意味なく注目されて嫌な気分になるだろうからな。それでここから逃げ出してくれたらラッキーだし、人混みから離れてくれたら此方から襲撃できるしな」
「まーた悪い顔してるなあー」
今は寮の部屋で作戦会議というか、嫌がらせレターをアリアに書かせている。文章に全く意味はない。ただアリアが書いたら内容が面白くなりそうだからだ。これで注目させつつ精神攻撃をする。
ここで散々な目に遭わされたのはあの魔神のせいだ。見てろよ、面白く煽ってやるからな。
週始め、また手紙でパンパンの下駄箱を憂鬱な気分で眺めながら、三人で2ー5のクラスに向かう。そして外で駄弁っているそのクラスの男子達に手紙を渡す。
「あのー? これをローって人に渡してくれますか?」
「あ、あなたはカリナさん?! え、これはひょっとして……?」
「いやいや、特にそういう意味は……」
「あの根暗ヤロー、許せん!」
「取り敢えず手紙だけは渡しておきます!」
「うん、ありがとう……」
「おのれええええ……! 俺達のアイドルから手紙だと……!」
「よし、みんなで行くぞー!」
おお、恐ろしい。これがアニメとかでよくある、モテる女子から妬まれるというやつか……。何故に俺がアイドルにされているのかは謎なんだが……。
「おい、ロー。お前宛てに手紙だ」
「ん? 何だ、一体?」
「貴様あー、いつの間に彼女と親しくなった!?」
「けしからん!」
「読め。内容によっては見逃してやらんでもない」
ほう、本当に大人しく潜伏してやがるみたいだな。封筒を開ける音と周囲が唾を飲む音まで聞こえる。しかしキモいな……。
「ちっ、わかったよ。えーと……、『はろはろー! 今日の気分はチョベリグ? チョベリバ? 恋はバブリーバブリーバブリーバブリシャス?』……。何だこれは……?」
校舎の隅に隠れて聞いていた俺達三人は取り敢えず吹いた。うん、マジで意味がわからんが、アリアのセンスはこういう時にはナイスとしか言えない。
「貴様許すまじ!」
「くそっ……、まさか本当に恋文だったとは……!」
「いつの間に我らがアイドルに手を出した?!」
「な、何なんだ、一体……?!」
「おのれ、白を切るか!?」
「お前はこの学院の男子を敵に回したぞ!」
いやいや……、どこをどう読んだら恋文になる? だが魔神が人相手にタジタジになっているな。思春期のパワーを舐めんなよ。
「あははははっ! ヤバい、超笑えるんだけど!」
「いやー、あれでどう笑えるんですかねー?」
「プーッ! いや、充分だよ。アリアよくやった!」
さあ、悪戯と言う名の反撃開始だ。目立ってここに居づらくさせてやるからな。
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アリアの面白手紙攻撃w
吉と出るか凶と出るか?
続きが気になる方はどうぞ次の物語へ、♥やコメント、お星様を頂けると喜びます。執筆のモチベーションアップにもつながります!
一話ごとの文字数が多いので、その回一話でがっつり進むように構成しております。
今回のイラストノートは此方、
https://kakuyomu.jp/users/kazudonafinal10/news/16817330669147328261
そしてこの世界ニルヴァーナの世界地図は此方、
https://cdn-static.kakuyomu.jp/image/d5QHGJcz
これまでの冒険と照らし合わせて見てみて下さい。
そして『アリアの勝手に巻き込みコーナー』は此方です。
https://kakuyomu.jp/works/16817330653661805207
アリアが勝手に展開するメタネタコーナー。本編を読んで頂いた読者様は
くすっと笑えるかと思います(笑)
そして設定資料集も作成中です。登場人物や、スキル・魔法・流派の解説、
その他色々とここでしかわからないことも公開しております。
ネタバレになりますが、ここまでお読みになっていらっしゃる読者様には、
問題なしです!
『OVERKILL(オーバーキル) キャラクター・スキル・設定資料集(注:ネタバレ含みます)』
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