第四章 59  竜王の里



 西大陸ウエストラント北中部、中立都市リチェスター東のクラーチ王国の領土を横切った南東端にある港町ラルカナポート。そこから船で東西の大陸よりは小さな魔大陸ロードスと呼ばれる中央大陸セントラルの港町ポートサヴィークへ、そして中央大陸セントラルの南端の港町レジーナから漸く東大陸イーストラントの南西の港町バゼルへと到着する。その町で違う便に乗り換え、獣人国のある東大陸イーストラント南端の海で分かたれた巨大な島の南大陸、港町ヴァンへ。そこから北東に行けば獣人国ヴァナ・フィール、南東へ険しい山脈をいくつも超えると竜王の里へと着く。普通なら数か月から半年以上の道のりらしい。当然俺達にそんな悠長な時間などない。結局マイホームでも稽古三昧生活だったしね。


 のんびりと船旅や知らない土地を冒険したい気持ちもあるが、仕方ない。また今度だ。ということでこの世界ならどこでも知っているアリアに竜王のダカルーの転移魔法で一瞬で到着ということだ。


 高い山脈に囲まれた隠れ里。ここに住む竜王の末裔達は、時折世界に現れる脅威、まあ強過ぎる魔物や、強力なスキルを持ちながら悪事を働く様な人族、魔王などもそれに含まれる、そういうのを排除する役目を担っているらしい。警察官みたいなものかなあ? 勇者のPTには毎回竜王の末裔が加わっているとか。


 そしてこの世界の気候だが、東西に進む程寒くなる。中央大陸セントラル周辺は暑い。地球と緯度経度が逆になっているという様な感覚と言っていい。だから今いるこの東大陸イーストラントの南東の端は雪国、めっちゃ寒いと言うことだ。


「全然気候の変化が苦にならないなんて。アリアさんの装備の性能、とんでもないね…」


 アヤがそんなことを言った。


「ええ、本来ならこの気温、吸い込む空気で肺が凍結するほどのレベルですね…」


 ディードがそう言うくらい、気温はかなりのマイナス。だがほんのり肌寒いとわかる程度の感覚だ。アリアのくせにこういう所は本当に良い仕事をする。そして装備にそんな機能が付いていないアガシャ(長いし、言いにくいしネーミングに悪意を感じるのでそう呼ぶことにした)には、アリアが上に纏えるフード付きのマントの様なローブを着せてやっていた。これで大丈夫だろう。ダカルーは特別製の着物に、龍人族は体内に燃え盛るコアを有している為、全く問題ないそうだ。逆にその特別衣装を着ていないと暑さの方が堪えるらしい。竜って爬虫類ぽいから逆みたいだけど龍人、人だもんな、ゲームとは違うんだろうね。


 到着した竜王の里、建物の造りは日本の北陸や東北によくある急角度、勾配の急な茅葺きの合掌造りのような家々だ。岐阜の白川郷が有名だが、そこだけにある訳ではない。雪が多い地域には色々な県にある。しかし、ニルヴァーナに来て和風の造りを見られるとは…。ダカルーの衣服が着物だった時点で何となく和風なイメージはしてたけどね。


 だが問題はその目の前の集落がほぼ壊滅状態だと言うことだ。少ないが探知には生存者の気配はあるんだけどな…


「おのれ…、何ということじゃ…。儂が身代わりになれば里の者には手を出さんと言っておきながら……」


 ダカルーが怒りに震えている。当然だろうな…。


「あいつらは堕天したクソ共だ。約束なんてハナから守るつもりなんてなかったんだろ。ばーちゃんの力を封じれば、残りは奴等にとって強力な力を持った龍人という危険分子。生かしておくのは自分達にとって厄介なだけだろうしな…。だが、まだ俺の探知には生存者の反応がある。どうやら小高い丘の中にある地下の様だが…、しんどいだろうけど案内頼むよ、ばーちゃん」


「…うむ…。恐らく竜王の間の地下じゃろうな…」


 荒れた里の雪道を歩き始めるダカルー。


「…つっ…、星の目スター・アイインタフェアランス妨害結界の影響を受けていなければ…。この世界の観測者である彼らをこんな目に遭わせずに済んだでしょうに…」


 当然だが、わかり易く怒ってるな…アリア。


「いや、時系列を考えてみろ、アリア。ダカルーが大魔強襲スタンピードに現れたときには、もう既にこの里は襲撃された後ということになる。奴らがこの世界に転移で逃げた直後だと考えられるだろう。俺達が休んでいた時か、俺が試練を受けていた時かも知れない。兎に角今は生存者達から話を聞いて情報を得よう」


「…そうですね…」


 ダカルーの背を追って、里の中を歩く。多くの墓石や十字架の様な墓標が目に映る。小さいながらも神格を持つ竜王の末裔がここまでやられてしまっているとは…。あいつら…、絶対に許さねえ…。村の最奥の長い階段を昇り、巨大な鳥居を潜った先にこれまた巨大な和風の竜王の屋敷があった。鳥居とは…本当に和風のテイストなんだな…。屋敷は多少破壊されてはいるが、そこまでの被害は見て取れないし、中にも入れる様だ。


「本来なら履物は脱いでもらうが、この有り様じゃ。構わん、そのまま上がるとよい」


 部屋の床は畳だ…。懐かしいとは思うが、今はそんな状況ではないな。奥の入り組んだ先の部屋にあった大きな掛け軸を捲ると、地下へと続く階段。まるで忍者屋敷だな…。そこを降って行った先の巨大な鍵の掛かった扉を、ダカルーが何か不思議な呪文を唱えて開けた。

 中にはほんの数人の子供達に女性達、そしてリーダー格ぽい男性の龍人が一名だけだった。やはり和装だな、女性は着物に男性は袴の様な服装だ。


「ダ、ダカルハ様!? 御無事だったのですか!!? それにそちらのお連れの方々は…? はっ!! この神格はまさか唯一神様?!」


「お久しぶりですね。ファヴニール。ダカルハとは大魔強襲スタンピードでまみえたのです」


「うむ、世話をかけたな。それに里を守れず、お主達には苦労をかけたようじゃの。だがここにいる冒険者達が隷属の首輪を破壊してくれた。時間は掛かったが儂の力も元通りじゃ。しかし、生き残りの数が余りにも少なくないか? 外の墓の数とも明らかに一致せん…。どうなっておるのじゃ?」


 ダカルーの問いに、ファヴニールは苦しそうに口を開いた。


「…あの後、隷属の首輪で女性達は次々に奴隷とされ、連れ去られました…。逆らえば竜王様の命はないと…。それでも勇敢に立ち向かった男達はあの堕天神に次々と…。我らは為す術もなく…。奴が従えていた魔人共が宗教国メキアに連れて行くと口にしていましたが…。里の生き残りを放ってはおけず…、ここに避難していたということです…くっ…」


「なっ?! メキアでその様なことが?! ジャンヌの姿が視えないのと同じで神鉄の部屋に隔離されているのかも知れません…。一体何が起きているというのでしょうか…?!」


 間違いなく堕天神の仕業だろう。そしてここまで関与が見られなかった点で、明らかにあの陰険そうなアーシェス、アーシェタボロスが関わっていそうだな。やはりその国には乗り込むことになりそうだ…。それに奴隷だと…? やはり竜王のみを操っただけでなく、他の民にまでそんなことをしていたのか…。絶対に許せんな。


「ばーちゃん、アリア、だったらさっさとメキアに向かおう。このままここで手をこまねいている訳にはいかないだろう? それに俺もいい加減ムカついてきたところだしな」


「ダカルハ様、その者は…? あなたをばーちゃんなどと…、小娘貴様、身の程を知れ!」


 あ、怒らせちゃったか。失言だったな。うん、そしてお約束の小娘扱い。


「やめい! こ奴はカーズ、全ての神々から神格を与えられた特異点にして儂を隷属の呪縛から救ってくれた愛い奴よ。無礼は許さんぞ!」


「は、はあ…、それは失礼を! この度は竜王様を…」


「いや、いいよ、失礼だったのは確かだし。頭を上げて欲しい。で、どうする? 早く行かないとマズくないか? 奴隷にされてるなんて絶対に酷いことになるだろ!?」


 気が急く俺に対して、ダカルーが諌める様に言葉をかけて来る。


「わかっておる。だがその前に次代の竜王の封印を解く。里に異変や外部からの危機が迫った際に、ここから西にある第一大迷宮の最下層に封印されるようになっておる。その力を悪用されんようにな」


 なるほど、手を打ってあるとはそういうことなのか。しかし大迷宮に順序なんてついてるのか?


「第一の迷宮? 順番があるのか? この世界にはいくつそんなのがあるんだよ? それにこれは前から疑問だったが、大魔強襲スタンピードを巻き起こすような物騒なものをどうして放置してるんだよ?」


「…この世界には発生した順番に第一から第十までの大迷宮が存在しています。西大陸ウエストラントに4つ、中央大陸セントラルに1つ、今いるここ東大陸イーストラントには5つと言うように。そして最下層から濃い魔素を発生させるそれを潰してしまうということは、この世界の空気中の魔素の濃度を薄め、魔法という概念の崩壊に繋がります。今のところ手立てがないのです。そして大魔強襲スタンピードの影響で、人類は諍いを止め、団結しなければならないという副次的効果も担っているのです」


 確かにアリアの言うことは的を射ているな…。あの驚異の前には団結は必須だ。しかしエリユズのような孤児が出るほどの天災。その内何かしらの対処は必要だな…。


「…なら今のところは打つ手ナシってことか…。いや、だが最下層へと行けば何かわかるかも知れない。ばーちゃん、次代の竜王はその第一の迷宮の奥なんだろ? さっさと行こうぜ」


「うむ、ではファヴニールよ。お主はここを、幼子たちを頼む。儂はアリア様達と子孫の封印を解きに行く。その後は里の復興もせねばならん。メキアにも向かわねばならぬしのう」


「ハッ、承知致しました。暫くはここで身を隠すことに致します。ダカルハ様、アストラリア様、そしてカーズ殿に他の冒険者達よ…、宜しく頼みます」


 跪き礼をするファヴニール。この人も北欧神話のドラゴンの名だ。相当の使い手なのだろうな。こんな事態じゃなければ手合わせしたいものだ。


『良いことを聞かせてもらったわ! 命令通りにこの廃墟に潜伏しておいて正解だった様ね! 私の名はネビロス! 3神が1人バアルゼビュート様に忠誠を誓う悪魔少将にして死の総監督官! 特異点達よ、ここで貴様達の命運は尽きる! さあ可愛い死者達よ、私の降霊術によって目覚めなさい! そして出でよ、我が配下達、アイボロス、ナベルス、グラシャラボラスよ!!!』

 

 外から大声が響いた。しかしこんな地下まで届くとは、まるで念話だ。それに潜伏していただと? 探知には何の反応もなかった…、どうなっているんだ?


「くそっ、マズい、地上に出るぞ!」


「ファヴニールよ子等を任せる。ここにおるのだぞ!」


 再び呪文で鍵を掛けるダカルー。そして俺達は転移で声のした里の中央部まで移動した。




 そこで目にした大奥義書、グラン・グリモワールの6柱の悪魔の序列最下位の魔人ネビロス。見た目は紫のフード付きのローブを纏った少女。黒髪に、フードの側頭部には穴が開いており、そこから紫の角が上向きに生えている。ローブの下の衣服は露出の多い魔導士の様な衣服に、全身に黒い鎖を巻いている。先端に髑髏どくろが何個も並んだ不気味な杖を持っており、赤く光る目をした顔の左半分は骸骨だ…。しかし、見ているだけで気分が悪くなる容姿だな。魔力鎧装がいそうを強めに張り巡らせる。こいつの能力はさっき自分でも言っていたが降霊術、ネクロマンサーの様なものだ。後は…望む相手に苦痛を与えるとか。これについてはよくわからないな…。


 そして喚び出したであろう3匹の配下。巨大な鳥類の様な下半身に上半身はたてがみが付いた獅子の姿のアイボロス。過去と未来を知り、また機知や勇敢さを呼び起こす力を持つと言われる悪魔だ。機知ということはトリッキーな攻撃か? 勇敢さということは追い詰められたら狂戦士化でもするということだろうか。

 次にナベルス、こいつも巨大なカラスのような体と足に貴族の正装の様な衣服を着ている。だが顔は3つの犬の顔、そうか、こいつはケルベロスとも言われる逸話があったな…。あらゆる人文科学、自然科学を教え、特に修辞学に長けているという。また、失われた威厳や名誉を回復する力を持つともいうが、敵として現れた以上、此方を話術で取り込もうとする修辞学に注意か…。他は大した権能ではなさそうだが、あの3つの首から間違いなくブレスは吐くだろうな。

 最後にグラシャラボラス。巨大なグリフォンの様な体躯に翼を持った小汚い犬の顔をしていやがるな。確か人文科学の知識を与える一方で、殺戮の達人でもある。過去と未来を知り、透明化の力も持っている、だったか…。

 アヤ達3人娘の成長と今の実力を測るにはこいつら相手は丁度いいレベルだが。とりあえず厄介そうなこの空飛ぶ犬は俺が潰そう。しかし、どいつもこいつも気色悪いな、魔人、悪魔って奴は。


「さあ、いい加減に起きなさい!!! 私の死肉人形達よ!!」


 ボコッ! ボココッ!! ガアアアアアッ!!!


「なっ…?! 墓の下で眠っていた龍人族の死者達が…!!」


 アガシャが驚きの声を上げる。墓から次々と這い出て来る龍人族の死者達。


「なるほど、それがテメーの権能の降霊術って奴か。しかもこれはただのアンデッドじゃないな…」


「ハハハッ!! 流石ね、特異点のカーズ! 私の能力はリザレクト・アンデッド不死者としての復活とは訳が違う! 生前の力と記憶をそのままに、私の意のままに操れるのよ! さあ殺っておしまい! 死人となりし龍人族達よ!」


「う、ぐ、アアアアアアッ!!! ダカ、ル、ハ、サマ、オ許シ、を…!!」


「カラ、ダが…、勝手ニ…、ウガアアアア!!!」


 必死に抵抗し、言葉にならない声を上げ、死人となって操られた龍人族達がダカルーに迫る!


 ドパアン!! バアン!! ドゴオッ!!


 ダカルーの目の前で死人達が粉々に粉砕された。あれは…、龍掌底波りゅうしょうていはか? 元の姿に戻ったことで威力が向上しているのか。あそこまで粉砕すればさすがに復活は無理だ。しかし、生前の意識を持っているのに…、後味が悪すぎるぜ…。


「赦せ、勇敢なる竜王の末裔達よ。だが死して尚辱めを受けるのならば、その亡骸ごと無に帰してやろうぞ……」


 目から涙を零しながらそう言い放つダカルー。


「ハハハッ!! 身内を粉々にするとは、初代竜王には情けの欠片もないのね!!」


「黙りなさい!!!」


 ドゴオオオオオオオ!!!!


 アヤの体から突如凄まじい神気と魔力が立ち昇った。感情の揺れが神格に影響を及ぼしたのか?


「アヤ…、それは神格が燃えているのか?」


「そうみたいだね…。訓練じゃ全然ダメだったのに…。この光景とこの悪魔に対する怒りに神格が反応したみたい…。今ならはっきりと認識できる! ネビロスとか言ったわね。勇敢に闘って散った死者を冒涜するなど、このアヤ・ロットカラーが許さない! さあ輝け私の神格!! 天高く羽搏け!! 私の神気よ!!!」


 ドゴオオオオオオオ!!! ピキィーーーン!!!


 凄まじい神気がアヤから立ち昇った瞬間、体に金と真紅のデザインが施された輝く鎧が装着された。金色に輝く炎の様な神気に俺と同じような真紅の縁取りがされている。これがアヤの神衣カムイに神気か…、安らぎに満ち溢れた温かい神気だ。だがあの状態では通常の武器が振るえない…。ならこの場は仕方ない!


「来い、神剣ニルヴァーナ!」


 ガシッ!


 顕現したニルヴァーナに命じる。


(レイピアになってアヤに力を貸してやれ! 彼女の神格は俺と同じ、制限はないはずだ!)


(任せれた、我が主カーズよ!)


「アヤ、受け取れ! レイピアフォームのニルヴァーナだ!」


 ガッ!


 アヤの右手に収まると同時に変化する、真紅のつばに輝く銀の刀身。そして金の縁取りが施されたレイピア。柄は黄金で冷気と炎のリングに纏われている。アレがレイピアフォームか。恐らくナックルガードには反射リフレクションがついているだろうな…。


「こいつは私が斃す! みんなは配下と、操られた龍人族達をお願い!」


「「了解!」」


「任せよ!」


「「わかりました!」」


「アガシャにディード、俺達は先に配下をやるぞ! アリアにばーちゃんはレベルも高い龍人族相手に時間を稼いでくれ! 二人共、こいつらを斃したらさっさと援護に向かうぞ!」


 俺達三人はそれぞれネビロスの召喚した配下と1対1の構図を作った。勿論相性から俺がそうなる様に仕向けたんだけどな。アガシャはナベルス、ディードはアイボロス、俺は翼に透明化もある一番厄介そうなグラシャラボラスと対峙した。

 この二人を出来れば龍人族とは闘わせたくないし、レベル的にもこの魔人共の方が低い。それにな……俺はこいつらの能力を知っているんだよ!


(アガシャ、そいつは所謂地獄の番犬ケルベロスと同じだ。三つの口からブレス、そして修辞学と言う基本的には弁論、演説の技術で、聴衆の説得、扇動や魅了を目的とする様な人を丸め込む能力がある。無駄に喋らせるな。お前のレベルなら敵じゃない、一気に斬れ!)


(わかりました、父上!)


(ディード、そいつは結構厄介かも知れん。過去と未来を知る能力、機知があるということは頭が回るかも知れない。更に勇敢さを呼び起こす能力。身体強化か狂戦士化だ。お前は初の魔人戦、気を抜くなよ!)


(はい、カーズ様! 決して、いえ絶対に負けはしません!)


 よし、これでそれぞれの足止めはした。先ずはこの小汚い犬を滅却だな。



 ここで6柱の2本目は必ず潰す。そして死者を冒涜したネビロスは間違いなく怒ったアヤに消されるだろうさ。









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遂にヒロインの神格爆発!



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