第11話「宿命」

ブラフマー「神秘の光を強制的に光らせる装置がある。もうわかるな?これが戦争を起こす理由だと」


タツヤ「なんだと?!!」


サタン「…」


ブラフマー(そう、あの変態眼鏡の装置は1か月前に完成した!そしてクソ野郎から奪った死者生天装置もある!)「ここは俺に協力しておくのが得策だぜ?」


タツヤ「断ると言っただろ?」


いつの間にかブラフマーの背後で刀を突きだしているタツヤ


ブラフマー「あぁ?いつの間に…」


サタン「グランツェ、俺はお前にはつかない。やるべきことがある」


タツヤ「同じく」


ブラフマー「…そうか、残念だ。いい能力持ってんなタツヤ、俺を殺してみろよ?」


タツヤ「…」


ブラフマー「無視か、まぁいい。今聞いたことは消させてもらう!」


3人の会話が記憶から消える


タツヤ「ッ!俺はなぜここに?!」


サタン「…」


一人を除いて…

そしてブラフマーはこの場からいなくなっている


サタン「フン」


場変


アーロット「…ずいぶん信頼してるんだね」


ブラフマー「あ?お前また監視してたのか」


アーロット「あぁ、仲間の動向は気になるだろ?」


ブラフマー「死ね」


アーロット「冷たいねぇ」


翌日


場変


司会者「みなさぁん!盛り上がってますかぁ!!ザ・オール世界バトル「ラグナロク」!!第3予選を開始しますよぉ!!」


客席が盛り上がる


ブラフマー「…ん?」


一人の男に目をつけるブラフマー


ブラフマー「…」


司会者「第3予選はぁ!!!…バトルロワイヤルでぇす!!!」


オメガ「バトルロワイヤル!!俺出る!!」


司会者「なお、昨日の予選で参加したメンバーは出られません!」


オメガ「えぇ~!!!」


司会者「チームメンバーが一人しかいない人は適応いたしませんのでそのまま出てもOKです」


オメガ「昨日は俺と姫が出たから…」


ノヴァ「俺が行く」


サモン「ノヴァが積極的!」


ノヴァ「強いやつと戦ってみたい」


オメガ「よし、行ってこい!」


ブラフマー「あいつにも顔合わせするか…」


足が止まるブラフマー


~回想~


オーヴェル「教えてあげるよ。神の血筋は…ロイヤル・オメガ・レジェンド…」


~回想終了~


ブラフマー「…チッ、どうでもいいか」


一人の男に目を向けるブラフマー


ブラフマー「それより、さっきからなんだ?会ったことねぇと思うが、あそこの奴が気になって仕方ねぇ」


ブラフマーがさっきから気にしている男は…


シヴァルビア「クソガキが、こんな下らねぇ大会に登録しやがって…」


フローラ「シヴァルー!頑張るデース!!」


シヴァルビア「…」


破壊王シヴァルビア・グルゼリア


ブラフマー「あいつの名前は確か…シヴァルビア・グルズェ…」


噛むブラフマー


ブラフマー「…まぁいい、様子見すっか」


場変


シャルウィン「ンフフフフフフ!出なくてよかったのか?ラグナロク」


アーロット「僕たちは指名手配されてるんだよ?出られるわけないだろ?だから装置を作ってる。そして完成させた」


シャルウィン「マジレスかよ、相変わらず真面目だなぁ」


アーロット「フ、嵐の前の静けさに高ぶってるんだろ?」


シャルウィン「ンフフフフ、そりゃぁ高ぶるに決まってんだろ!ラグナロクが終われば戦争なんだからなぁ!」


アーロット「こっちの戦力はもう少し欲しいところだけど、死者生天があるのはデカいよね」


シャルウィン「ンフフ、まぁなぁ」


アーロット「とはいえ、大罪者もホムラ君も自分勝手なことしなければいいけど」


シャルウィン「ほっとけ!俺たちは自由に殺戮ショーをすればいい!あいつらも舞台の上だ。自然と答えは出る」


アーロット「僕らに協力的か裏切るかの答えかい?」


シャルウィン「ンフフまぁそんなところだ」


アーロット「…がっかりさせないでおくれよ、ジェノサイド」


場変


司会者「銃佐選手ダウン、チームピストル脱落!残るメンバーも限られてきました!誰が予選を突破し、8人に残るのかぁ!!」


シヴァルビア「ハァ…ハァ…」


ベロード「お前に勝ち目はない」


シヴァルビア「確かにお前は速い、だがお前、俺に何回触れた?」


ベロード「?」


シヴァルビア「能力を破壊した」


ベロード「な!!!」


シヴァルビア「ためしにもう一回ギア上げてみろや」


ベロード「…上がらない!!!」


ブラフマー(高速(ギア)のベロード。大した実力者だ。最高速度のオーバードライブを完成させてたら負けてたなあいつ)


向かうシヴァルビア


シヴァルビア「てめぇの負けだ!」


ベロード「く!!」


シヴァルビア「ふ!」


ドーーーーーーーーーーン!


殴り飛ばされたシヴァルビア


ベロード「…戻ってる?!」


煙が晴れる


シヴァルビア「クソ!何が起きた?!」


ベロード「能力が元に戻った?なぜだ??」


シヴァルビア「どういうことだ?!破壊したはずだぞ!!」


ベロード「…」


シヴァルビア「…てめぇかぁああああああああああ!!!」


ブラフマーを見るシヴァルビア


ブラフマー「バレちまったか。俺の視線にひかれたか?」


シヴァルビア「てめぇ誰だ?俺の邪魔したってことは死ぬ覚悟はできてるんだよなぁ?!」


ブラフマー「…」


会場に降りるブラフマー


司会者「あぁちょっと!!」


シヴァ、ブラフ「黙れ!!!」


司会者「…」


シヴァルビア「大会なんざどうでもいい、ここで殺す」


ブラフマー「ルールに縛られて殺しができなかったんだろ?全力で来いよ。初めて目にした時からてめぇとは初対面な気がしねぇ」


シヴァルビア「奇遇だな、俺もだ。引かれるべくして引かれた、宿命のようなものを感じる」


ブラフマー「そしててめぇと戦うことを一番望んでる自分がいる」


シヴァルビア「てめぇの面見てるとムカツクぜ」


両者、オーラを上げる


バーサーカー「ぐ!!」


ベロード「なんて重たい空気だ!!」


リサミン「…」


ノヴァ「次元が違う!!!」


ビキ

空間に少しヒビが入る


二人「死ね!!」


?「待ってもらおうか」


二人「あぁ?!」


?「久しぶりだな、グランツェ。今はブラフマーって呼んだほうがいいか?」


警軍2番隊隊長杉村 闘魔、現る


ブラフマー「…」


鬼山「じぃ、止めないと思ったら杉村隊長に任せてたんだ」


警軍1番隊隊長鬼山 藍真


次郎「ふむ、任せてから登場するまでが遅すぎじゃバカタレ」


警軍総隊長峰賀谷 次郎


闘魔「ここではやめてくれないか?」


シヴァルビア「知るか!ここで潰すって俺が決めたんだ!」


ブラフマー「同感」


闘魔「勘弁してくれ、俺が総隊長にどやされる」


シヴァルビア「知らねぇよ」


闘魔「大人しく言うことを聞いておけよ?ガキ!」


オーラをあげる闘魔


鬼山「あぁあぁ、大丈夫かなぁ杉村隊長」


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