ザ・オール ~創造を司る者~

@oyntheomega

第1話「創造を司る者」

ブラフマー「…」


彼はブラフマー・エルティック

本名グランツェ・エルティック

年齢18歳

見た目はオレンジ色の髪にくせ毛のイケメン

趣味はゲーム、読書


ブラフマー「チッ、ここもダメか」


能力 創造を司る者(レゾンディトル)

自身が想像したことを具現化させ、創造する力


ブラフマー「だるいが、他も探すか…」


今はゲームを巡って色々とお店を見てるのである


ブラフマー「こんだけ人気あるんなら、予約して買っておくべきだったな…」


ドーーーーーーーーーン!!!


どこかで爆発が起きる


ブラフマー「あん?」


モブA「助けてくれぇええええええ!!」


ザシュ


殺されるモブA


モブB「俺は何も知らない!!!」


Bも殺される


?「知らねぇわけねぇだろ…あいつは有名だ。ここの出身て聞いた。…アーロット・カルメ・レッサリーナはどこにいる?」


モブC「いや、本当に知らねぇ!そいつがここの出身なのは知ってるけど、今どこにいるとかそんなの知らねぇよ!!」


?「そうか…情報屋がでまかせを言った可能性があるな。ぶっ潰すか!」


ホッとするモブC


?「だが、腹の虫がおさまらねぇんだ!この場はお前だけで勘弁してやる」


モブC「ちょ、まって!…」


ギィン


振り降ろされた手刀を止めるブラフマー


?「あ?」


ブラフマー「お前の探してるやつって、眼鏡かけた変態やろうか?」


?「なんだ貴様」


ブラフマー「ブラフマー・エルティック、ジェノサイドのメンバーだ」


?「ッ!!!ジェノサイド!!!」


ブラフマー「ほぉ、知ってるんだな」


?「情報屋から聞いた。アーロットもそこのメンバーだとな」


ブラフマー「さすが情報屋、色々知ってんだなそいつ。で、お前誰?」


?「俺はガンズ・モーダー。アーロットに友を実験で殺されたものだ」


ブラフマー「はぁ~、あの変態、そんなことやってたなぁ」


ガンズ「だから俺は奴に復讐する!俺の友を…」


ブラフマー「長くなりそうか?なげぇなら話すんじゃねぇ。お前の話なんか興味ねぇんだよ」


ガンズ「貴様!!…」


ドーーーーーーーン!


吹っ飛ばされたガンズ


ブラフマー「邪魔だ、どっか行け」


モブC「は、はいぃ!」


ブラフマー「さて、俺もむしゃくしゃしてたところだ。遊ぼうぜ」


煙が晴れる


ガンズ「貴様、何をした!!」


ブラフマー「てめぇをぶっとばした」


ガンズ「ふざけるな!」


向かうガンズ


ブラフマー「力の差が分かってねぇのな。かわいそうに」


ザシュ!


縦真っ二つに斬られたガンズ


ガンズ「がっ!!」


ガンズ、死す


ブラフマー「…雑魚が」


場変


?「ンフフフフフフ、アーロット、実験のほうはどうだ?」


彼はシャルウィン

ジェノサイドのメンバーでありリーダー

アーロットとは幼馴染で親友


アーロット「順調、と言っておこうか」


アーロット・カルメ・レッサリーナ

世界一の天才科学者

とはいえ、実験のためなら手段を選ばない狂人

そのため世界政府からも指名手配人として狙われている


アーロット「とはいえ、あと数年はかかるね」


シャルウィン「ンフ、よくやってくれたよお前は。この装置を作り始めてから93年経過してる。お前の代で完成できそうで何よりだ」


アーロット「おじいちゃんもお父さんもよくやってくれたさ。僕のためにね」


シャルウィン「ンフフフフフフ、両方殺したのはお前だがなぁ」


アーロット「用済みは消す。僕はその手段を実行したまでさ」


シャルウィン「おほぉ怖い怖い!俺もいつか消されんのかぁ?」


アーロット「そんなことしないよ、僕たち…親友だろ?」


シャルウィン「あぁ、そうだな」


アーロット「…」


シャルウィン「…」


ブラフマー「下らねぇ茶番は終わったか?」


シャルウィン「ブラフマー!いつから帰ってやがった」


ブラフマー「お前がアーロットに実験の成果を聞いたとこだ」


アーロット「いるならもっと早く会話に参加したまえよ」


ブラフマー「冗談じゃねぇ、俺はお前らと仲良くするためにいるんじゃねぇんだよ」


シャルウィン「連れねぇこと言うなよ、同じチームじゃねぇか」


ブラフマー「見た目だけな、それより俺の部下たちはどこ行った?」


アーロット「ユーノとアルなら買い物に行ったよ」


ブラフマー「…そうか」


アーロット「どこ行くんだい?」


ブラフマー「散歩だ!いちいち聞くな変態」


アーロット「変態…科学者にとっては誉め言葉だ!」


シャルウィン「…」


アーロット「どうしたんだい?」


シャルウィン「いや、なんでもねぇ」


場変


ブラフマー「…能力使って探すか」


?「ァァ…」


ブラフマー「あ?」


?「ァ…ァ…」


そこには元々人間の姿とは思えない化物にされた少女がいた


ブラフマー「なんだお前」


化物少女「ㇱ…テ…」


ブラフマー「あぁ?」


化物少女「コロ、ㇱテ…」


ブラフマー「…はぁ~」


化物少女「ㇱ…テ」


ブラフマー「下らねぇよ、お前」


能力で少女を元の姿に戻すブラフマー


少女「…え?」


ブラフマー「死にたいなら自分で死ね、俺に面倒なこと押し付けんな。じゃぁな」


少女「待って!!」


ブラフマー「あぁ?なんだ!助けてくれてありがとう!あなたのお名前だけでも知りたいの!よかったら一緒について行っていい?一緒に旅しない?とでも言いてぇのか?馬鹿かお前!お前が今恩人だと思って知ろうとしてついて行こうとしてるのは…人を平気で殺す極悪人だぞ?」


少女「私ユリネ、あなたと行動する」


ブラフマー「てめぇ人の話聞いてたのか!俺はクズ野郎のクソ人間だ!そんな奴と一緒にいたら…」


ユリネ「助けてくれた!それだけで私にとっては英雄」


ブラフマー「…助けた?馬鹿か。助けたんじゃねぇ。言ったろ?俺は面倒ごとは嫌いなんだ。死にたいならてめぇで死ね。俺に押し付けるんじゃねぇ」


ユリネ「ついて行く」


ブラフマー「このクソガキ💢」


ユリネ「…」←目をキラキラさせている


ブラフマー「…チッ、好きにしろ。邪魔だと思ったら殺すからな」


ユリネ「うん!」


ブラフマー「…」


ユリネ「あなたのお名前は?」


ブラフマー「ブラフマー」


ユリネ「身長は?体重は?」


ブラフマー「うるせぇ」


ユリネ「年齢は?所属チームは?」


ブラフマー「…」


ユリネ「趣味は?」


ブラフマー「ゲーム」


ユリネ「ゲーム!!何やるの?」


ブラフマー「さっきからうるせぇなぁ。お前消すぞ!」


ユリネ「ユリネはRPG」


ブラフマー「💢」


ユリネ「マーは何のゲーム?」


ブラフマー「なんだマーって」


ユリネ「マーって呼ぶ」


ブラフマー「…はぁ~、好きにしろ」


ユリネ「どこ向かってる?」


ブラフマー「お前の知らないとこ」


ユリネ「わかんない」


ブラフマー「めんどくさいやつに絡まれちまったな…」


ユリネ「わかった!仲間のとこだ!」


ブラフマー「あ?んなわけねぇだろ。俺に仲間はいねぇ」


ユリネ「アル、ユーノ」


ブラフマー「ッ!!」


ユリネ「マーの幼馴染」


距離をとるブラフマー


ブラフマー「…お前、何者だ」


ユリネ「ユリネはユリネ。相手の心をすべて読み取る力、持ってる」


ブラフマー「てめぇ、人の中覗いてんじゃねぇよ」


ユリネ「見えてしまった」


ブラフマー「…つーことは、全部知ったんだな。俺の事」


ユリネ「うん」


ブラフマー「…」


ユリネ「マー、なんで両親殺した?」


ブラフマー「…」


ユリネ「なんで仲良かった4人と別れた?」


ブラフマー「…この先で話してやる、もう少し歩け」


ユリネ「わかった!」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る