第51話

最近異世界に召喚されたお兄さんは魔法使いの適正があったナイトである俺はそいつと一緒に旅をする

五十一話 前回までのあらすじ ナイトと勇者は港町に到着した。そこでナイトは盗賊に襲われているところを助け、その礼として宿屋を紹介してもらい、そこに宿泊することになった。

「へえ、いい部屋じゃないか」

「そうだね」

「勇者、今日はゆっくり休むといい」

「ナイトはどうするの?」

「少し散歩してくる」

「気をつけてね」

「わかっているさ」

ナイトは外に出かけた。しばらく歩いていると路地裏に人が倒れていた。

「おい、あんた、こんな所で何をしているんだ?」

「うっ……」

「怪我をしているのか?待っていろ今手当てをしてやる」

「ありがとう……」

「気にすんなって、困った時はお互い様さ」

「君は優しい人なんだね」

「そんなことより名前はなんていうんだ?」

「僕の名はタローっていうんだ」

「そうか俺はナイトだ」

「よろしくね」

「ああ」

「ところで、ナイトは何をしていたの?」

「ちょっとした散歩だよ」

「そっか」

「そろそろ俺は行くよ」

「また会えるといいね」

「ああ、じゃあな」

ナイトはその場を後にした。

宿屋へ戻る

宿屋で部屋に戻ると勇者から

「おかえりなさい」

と抱き締められたのですこし勇者の匂いを嗅いだら

「こらくんくんしないの」

と言われてしまった。

「ごめん」

「別にいいんだけど」

「それよりご飯を食べようぜ」

「そうだね」

二人で食堂へ向かう。そこにはたくさんの料理が並んでいた。

「たくさんあるからいっぱい食べてね」

「おう」

「いただきます」

五十一話完

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