第7話 謁見2/パーティー

「そうですか。でもやめなさい。あなたの身に危険があってはいけません。あなたは次期国王なのですから。」と女王陛下が言った。僕は大統領に乗せられてきたイギリスに来なければよかったと後悔し始めていた。ただもう遅い。後悔後に立たずだ。


「しかし............」


「反論はやめなさい。もっと王族としての自覚を保つ必要があるのです。ーーーーーーーーーーーーー」


僕は女王陛下に永遠かと思われるほどの説教をされて遂に開放された。ぼくはすごく疲れていたが仕事はまだあった。このあと僕の歓迎会が開かれるのだ。そこには様々な外国使節などもくる。だから僕は肩苦しい正装を着なければいけない。絶対に僕は注目されるだろう。僕は人前で話すのが苦手なのにいつもこの身分は迷惑しか起こさない。いつもは覆面だから誰も顔が見えない。完全に目元以外は顔をすっぽり覆う仮面をつけてそこに真っ黒のサングラスを付ける。だから僕の素顔は見られなくてふつうに話せるが素顔を見られながらだと話すのが苦手だ。ぼくが燕尾服に着替えて控室で待っていると使用人がやってきた。


「オレクサンドル王子、準備ができましたので入場してください。」


「わかった。」


僕が中にはいった瞬間に人々が一斉に僕の方を見た。こうなるからいやだったのに。僕は普段表舞台に出てこずに特殊部隊にいる。まあ僕が特殊部隊にいることを僕の親戚は誰一人も知らないが。特殊部隊は影の存在楽だ。僕に表舞台はあっていない。僕は不機嫌だった。ただ僕は顔に作り笑いを浮かべた。これは社交界での礼儀だ。僕はまず女王陛下のもとに行って挨拶をした。きょうは立食形式のパーティーだ。僕が挨拶を終えると人々が僕に集まってきた。そして名前とかを紹介したり娘を紹介してくる。王族に嫁を出したとなると家の家格が上がるためだ。僕はそういう人間ににこやかに対応した。そして娘を紹介してくる人間にはしれっとはぐらかした。こういう事がしょっちゅう起こるからぼくはパーティーが嫌いだ。そして各国との大使とはなるべくその国の言語で対応するように気をつけた。僕の言動一つで関係が悪化することもあるので彼等との会話は気をつけなければいけない。なんとかトラブルがなくパーティーが終了したときには僕はもうくたくただった。ただ訓練量が少なすぎるため僕は自分の公式住居であるケンジントン宮殿に戻ると着替えてランニングをしてた。その後予定表が渡されたが僕の滞在する1ヶ月間公務でいっぱいだった。僕のイギリス滞在生活は僕にとっては問題ばかりで始まった。


























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