第545話 2024/08/18 ㈰ 鬱が、少し晴れました
朝10時、目が覚めた瞬間に頭をよぎったのは、今日が月曜日であることだった。時計を見て、慌てて布団を飛び出し、生ゴミを出し忘れたことと会社に遅刻しそうなことに強烈に焦りを感じた。食堂で朝食をとっている母親に「なんで起こしてくれなかったんだ!」と責めると、返ってきた言葉は「はあ?アンタ何言ってんの、今日は日曜日やんか」。
最初、母親の言葉が信じられず、テレビを見ると「サンデー・ジャポン」が放映されていた。それを見て初めて、今日は確かに日曜日であることを理解した。最近、鬱に悩まされており、どうにかして体調を取り戻そうと断食を決意し、紅茶だけを口にした。
私は、コーヒーより紅茶が好きだ。それで思いついたのが、明日から会社にティーバッグとマグカップを持参するということだ。お湯は会社にある。インスタグラムをチェックして、友人の家に行こうかと考えたが、窓を開けると熱風が押し寄せてきた。「こんなんで行ったら死んでしまうわ」と心の中で呟き、結局彼にLINEして、Google Meetで「ブルーハーツ」の『リンダリンダ』を一緒に練習することにした。
友人、めっちゃうまなってる!週に二、三回仕事の後に練習しているという。根性の男だ!感心しつつも、音合わせを約30分続けていたが、私の腰が痛くなりベッドに寝そべらせてもらった。会話の流れで、男の話をした。リフレという女の子と添い寝してお話ができる店のことだ。性的なサービスは一切ない。私は激しく行きたい!
その後、眠気に襲われ、二時間ほど昼寝をして目覚めたのは夕方の5時。断食を決意していたが、空腹に負けてトマト・スパゲッティーを腹いっぱい食べてしまった。さらに、コンビニに寄ってゼリーを購入し、帰宅。シャワーを浴びた後、再び眠りに落ちた。
午後10時半に目が覚めた。変な時間に寝てしまったせいで、今夜は一体何時に眠れるのか、明日会社に定刻に行けるのかが不安になる。しかし、ふと思い出したのは、明日は食材の買い出しがたくさんありそうだから、午後から出社になるかもしれないということだ。スーパーは10時開店だから、少し長めに眠れるかもしれないと安心した。
この数日、鬱に悩まされていたが、少し晴れてきたように感じる。読者の皆様にご心配をおかけしましたが、もう多分大丈夫だと思います。
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