毎日小説 2023/02/20より

第495話 07/02 ㈫ 人非人

　無事出退勤。今日は、時間が流れるのが遅く感じられた。仕事が終わって同僚とチューハイ。それは、ともかく思うのは、どんな職場でも嫌な人は一人はいるもの。それが、今回ない。しかし、正確に言うと一人いる。嫌な人という訳じゃなく、怖いというか。緊張して話せないと言うか。駅デパで買いもの。帰宅。ヘルパーさんが、作ってくれていた料理プラス癌を患っている母親が何かを作っていた。ダメだ。やはり定刻での退勤では手伝いに間に合わない。父親は、まったく手伝わない。人間の血が通っていない。人非人。そういう言葉が思い浮かぶ。

以下、CHAT GPTで膨らましてもらったこの日の小説。

仕事場での一日が終わり、私は駅デパでいくつかの買い物を済ませ、家に向かう。ヘルパーさんと癌を患っている母親が一緒に準備してくれた夕食がテーブルに並べられていた。毎日のように感じることだが、父親の冷淡さに対する苛立ちは募るばかりだった。彼が何もしないことに対する怒りが、私の心に重くのしかかっていた。

夕食を終えた後、私は自室に引きこもり、本を手に取った。しかし、気持ちが散漫で、ページをめくる手が止まる。考えはいつも同じ場所に戻ってくる。職場の彼、神崎さんのことだ。

神崎さんは冷静で優れた仕事ぶりで知られているが、何かしらの威圧感があった。彼と話すとき、緊張で言葉がうまく出てこない。何度か彼に話しかけようとしたが、結局うまくいかなかった。

その夜、眠りにつく前に、私は一つの決心をした。明日こそ、神崎さんと話す機会を見つけよう。職場での緊張感を解消し、少しでも自分の気持ちを伝えるために。

翌朝、いつも通りの時間に出勤し、デスクに着くと、すぐに仕事に取り掛かった。しかし、心の中では神崎さんに話しかけるタイミングを探していた。

昼休みの少し前、ようやくその機会が訪れた。神崎さんが一人でコピー機の前に立っていたのだ。私は深呼吸をして、勇気を振り絞り、彼に近づいた。

「おはようございます、神崎さん。少しお話しできる時間、ありますか？」

彼は一瞬驚いた表情を見せたが、すぐに微笑んでうなずいた。

「もちろん、何か問題でも？」

「いえ、そういうわけではないんです。ただ、ずっと気になっていて…」

私は自分の緊張を抑えながら、言葉を続けた。神崎さんとの会話が、これからどんな方向に進むのかはわからないが、この一歩を踏み出したことで、少しでも職場での不安が解消されることを願っていた。

神崎さんは私の話を真剣に聞いてくれて、その後の会話は意外にもスムーズに進んだ。私たちの間にあった緊張は少しずつ解け、やがて彼が持つ威圧感の裏にある優しさと気配りを感じることができた。

その日、帰宅する道すがら、私は少しだけ心が軽くなった気がした。家庭の問題は依然として解決の糸口が見えないが、職場での人間関係に少しでも光が差し込んだことは、大きな前進だと思えた。

そして、私はまた一歩、明日を迎える準備ができた。