第445話 05/13 ㈪ 素直になれなくて(シカゴじゃないよ)
日曜日昼夜逆転しており、また20歳の猫が食事もせず水も飲まなくなったので、ヤバいなと思い、体をなでなでしてあげているうちに朝となった。その朝、階下から母親がちょっと来てという声がし、階段を降りるとキッチンで発作を起こしていた。背中をさすっていたのだが、これはもしかして過呼吸になっているのではないかと思い、ベッドに移動させてビニール袋を口に当てがわせ吐いた息(二酸化炭素)をためてまた吸うという事を教えると良くなった。
かかりつけの先生が駆けつけてくださり、診察してくれたがやはり過呼吸であった。私も経験があるのだが過呼吸と言うのはhellだからねー。ビニール袋あって良かった良かった。
今朝は親父が手術のために入院する日でもあった。車で病院に行き、私が付き添いで受付で順番を待っていた。順番が来て、看護士さんが入院患者の書類と腕にはめる氏名と生年月日が書いたプラスティック(?)製のブレスレットを渡してくれた。看護士さんが確認のために氏名と生年月日を言ってくれという。すると、父親が、
「そのブレスレットに書かれている通りです」
「いや、そうじゃなくて確認のためですから言ってください」
父親が十秒くらい考え込んで、また
「だから、そのブレスレットに書かれている通りです」
これには、看護士さんも相当頭に来たようで、顔面を紅潮させて額には血管の筋が浮かんで見えた。なぜ、素直に氏名と生年月日が言えんのか。どうせ、何かやらかすだろうとは思っていたが、付き添いしているものとして恥ずかしい。はあ、嫌だいやだ。弟は仕事が忙しいとか言いよるし。私だって失神しそうになりながら働いているんだよ。評価だってあるんだし。で、一応病棟に連れて行ったのだが、看護士さんが明日の手術の結果は、電話で連絡させてもらいますねと言った。すると、また父親が、真っ赤な顔して、
「連絡先の電話番号なんか病院に知らせてない!」とシャウト。
「いやいや、ちゃんと書類に書いて渡しているから」と私。
ほんま難儀なジジイやで。
帰りに駅デパに寄ったのだが、昨晩寝てないのと今朝いろいろあったのとでフラフラ。買い物をすませて宅配に預け帰宅。母親と話しながら、宅配を待つ。すぐに来てもらったので受け取り、少し酒を飲んで寝た。
あ、そうそう、知り合いの娘さんが、ちょっと引きこもりじゃないんだけど家でブラブラしていたのだが、ヘルパーさんになって介護施設で正社員として働いてもう一年になるという。正社員だから24時間シフトで相当大変らしい。俺には逆立ちしてもできない芸当だね。
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