第3話 中学生時代
さて、ここから暗黒期に入りますよ!!! ま、中学時代なんて大体の人が暗黒期だろうけど。陰口や嫉妬、馬鹿にしあいが横行する無法地帯の中で、私はなるたけ影を薄くして生き延びようという戦法を取った。主張はせず、角を立てず。幼稚園の頃から相変わらずあまり人と喋る動機が薄い私であったが、その劣等性をカバーするために空気を読む技術を磨き続けた。その結果かどうかは分からないが、国語力は爆上がりした。それに引き上げられるように、他科目の成績もまあまあ良くなった。正直中学生時代の記憶はあまりないが、とにかくユルい自然科学系の部活がお菓子を作れたりして楽しかったことと、ノートに小説を書いていたことが記憶にはっきりと残っている。ノートに小説の件は、母親に「勉強する用のノートなのに」とケチめな小言を言われたが、どこ吹く風で書いていた。創造性をもっと重要視してくれ。そのうち何も言わなくなったので、粘り強さがキモだなと思っている。自然科学系の部活は、自然の木々を写生したり、自然公園に遠足に言ったり、だらだらお喋りしたりと、いい体験を積ませてもらったなと感じている。お喋りは楽しかったのだが、顧問の先生に睨まれるなどしていた。
受験はかなり真面目に取り組んだ。勉強は正直好きではなかったが、やっていればちゃんと結果が出るのと、競争社会を生き抜くために必要だという思いがあったためだ。勉強が全てではないが、その結果は学生時代までなら人生に確実に影響する。でも今思えば、勉強に時間を割くより、もっと遊んでおけばよかったなと思う。親が期待をかけていたのでそういうわけにもいかなかったのだろうが(恨んではいません)。
仲のいい友達は基本は近所の子たちであり、幼馴染みとは二魂一体の関係性だった。小学生の頃はマウントしあいもしたような気がするが、中学にもなるとただただ仲良しだった記憶がある。ちょっとした関係性の変動はあったが、基本は変わらない友情を育んでいた。
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