不撓と誰が為・後
両鳳連飛16
「え?今から?」
「せっ、せやねん、すまんっ!俺が、油断、しとった!」
【東風】店内。急な展開に驚く
話によると。
本当の日付は今日。
「龍鳳楼、とこの、ビルやって、集まるん。あっこ、だいぶ前っ、から、使われ、てへんねん」
中流階級側の富裕層地域寄り。襲撃事件よりこっち、なるべく
龍鳳楼か…【
「なるべく早く行く。でも
「平気かちゅー、たら、駄目やろけど。やけど、俺が、いっちゃん
あがりきった息。喧嘩だって強くない。到着したところで
「俺も…信じたい、ねんな。護りたいって、想ったんは、嘘やないし…無駄やなかった、って。やから」
耳にした
了解と頷き立ち上がった
「
その言葉にサムズアップしつつ入り口の扉を
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
「これ、絶対そうだったってば」
スマホの
「じゃあ何?誰かが今からそこ殴り込むってこと?」
「だよ!
城砦壁際。
ダーツをしたり
「もしかして…
全員の注目を浴びオロオロする
「えっと…じゃあ、
「と思います。数が多いから、んー、
おずおずと尋ねる
「無い…
普段腰に下げている物とは違う───特別な1対が持ち出されていた。
眉尻を下げ膝をついたままの
「行きましょう、僕達も」
思いがけない発言。
見ていた
「
「そっ、そんなのはいいんです!怒られればいいんですよ!行きましょう
説教などは食らえばいいのだ。やりたければやってしまえ、小言は
「でも…私が行っても、邪魔になるから…」
服の裾を握りボソボソこぼす。
「
平然を装って発したつもりが、語尾が揺れてしまった。
────正直に願いを吐露すれば。護られてばかりではないと…私も
ゴンッ。
「────っ痛ぁぁあ!?」
不意打ちの頭突き、クリティカル・ヒット。叫んだ
「ウっジウジやってんじゃないわよ。
仁王立ちになり、腕組みして
「…行きたい…」
「行くよ!だったら!」
不敵に笑った
「
何も気付かず‘オッケー!’と親指を上げる
「で?オメェはなにしてんだ」
【宵城】最上階、
「なにって、のんびりしてる」
「暇なら参戦してこい」
「
だから俺は
「ほんとは
「あぁ?アホぬかせ。んな訳ねーだろ」
舌打ちしつつ答えてパイプに火をいれる
そうして特に会話も無くだいぶ経ってから、
「いつまでダラダラすんだ」
「あとちょっと、【
「なら今から
「だって
垂れ目の
────本当に、
「好きにしろよ」
ぶっきらぼうに吐き捨てた
「あっそぉ。じゃマッカランのMデキャンタ開けようぜ」
「えっ?けっこうヤバいの選んでくるね」
「オーダーする奴いねんだわ、
「味じゃなくて値段の問題だからじゃない…うわ請求額エグっ」
大した事ねーだろとケタケタ
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