皇家とルームメイト
旧雨今雨3
「あ?饅頭居ねぇのか」
【東風】の扉を開いた
最近九龍で騒がしくしている半グレ達、その情報収集を
「
「師範!置いてかないで下さいよぉ!」
「その呼び方やめろつってんだろ!!」
叫んで駆け寄ってくる
「なんでもねぇよ」
「え、絶対なんかある。超知りたい」
「
「おい!!」
話を流そうとした
「だから
すんなり納得した様子の
「ていうか初めまして?だよな?」
その
「え!?なんで?家無いの?」
「無いでしゅっ」
唐突な
「
「俺は別にかまわないけど」
「えぇ…?
「だって
「皆さんめちゃくちゃ優しい…」
「たまたまだ。これが
感動する
「ん?初めましてやな、
「
「殺すぞ」
元気よく挨拶をしようとし、また語尾を噛む
初めまして
「いいんだよ
「その
「ん?あの、この前オープンした新店か?」
半グレ達は荒稼ぎしては閉め荒稼ぎしては閉めを繰り返しており、ボッタクリの話が流れる頃にはもうその店は無くなっているのでなかなか足取りが掴めなかった。そろそろ次の店を開ける頃合いだとは思っていたが、さすが
「
「んー、どこかのマフィアが絡んでるって話は知らないな…12Kも
12Kまでの規模のグループになれば、実際こんなくだらない真似はしないはずだ。九龍が治外法権とはいえ裏社会の繋がりは地域を越えて香港、
「だったらそいつら最終的には
「せやったらどないする気なん」
「さぁ?
「パイプあるんかな」
「女流して作るんだろ」
「え、僕の仲間を売るってことですか?」
「そうなるかもな」
「せやな」
「嫌ですそんなの!!」
2人に同時に頷かれ、みるみる顔をクシャクシャにして泣き出す
「せやけどこの店、開ける
「あ?もう売っ払ってるっつうことかよ」
「うわ、うるっせぇな…んなレベル
「えっと…すごい華やかとか美人とかじゃないですけど、みんな素朴で良い子です…」
「じゃ大丈夫だろ。ニーズと
今回は
しかしなんにせよ‘今のところは’という但し書きがつく。
「ま、
「行ってこいって…何をすれば…」
「顔見知りなんだろ?フツーに久しぶりですって行って、【
「【宵城】が一緒に
「そしたら
「わかんねぇよ、やってみねぇと」
言いながら
「もう今日行ったほうがいいですかね!?」
「やめとけ週末は、混むから。月曜にしろ」
「じゃ買い物する?歯ブラシとか
息巻く
「
「ナチュラルに住むことになってるな」
「
「噛み噛みだな
「オメェ、速攻でポジション
「うるさいよ」
答える
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