第4話 惑星記号の成り立ち

前置きとして、これは私がブログをしていた時に世に出したものです。

七年前の記事をもう一度リメイクして、こちらに掲載させていただいております。

どこかで同じようなことを書いている人が、細胞のどこかにおりましたら、それは私です。


惑星記号と聞いて、すぐに思い出せる人は少ないと思います。

30代、40代の女性なら、美少女がセーラー服を着て悪と戦う漫画やアニメをご存じだと思います。彼女たちの額には、象徴的なマークが浮き出ていましたが、それこそが惑星記号です。


☽(月)、☉(太陽)、☿(水星)、♀(金星)、♂(火星)、♃(木星)、♄(土星)


前述の女性ならば一度は見たことがあると思います。見たことがない?ではあなたは、「なかよし」派ではなく、「りぼん」や「ちゃお」派だったのでしょう。


彼女たちは他に、ウラヌス(天王星)、ネプチューン(海王星)、プルート(冥王星)と呼ばれる戦士もいました。いわゆる外惑星です。上に記した七つの惑星は内惑星です。古典西洋占星術では主に使われる惑星です。

この古典が出来た時代というのは、今のように天体望遠鏡はありません。観察方法は肉眼のみです。ですから、占星術で使用する惑星は肉眼で見えるということに重きを置いています。外惑星は肉眼で観察することはできませんので、昔の人は使用していなかったのです。

私は10年以上、西洋占星術を学んでいますが、外惑星と触れ合ったのは、古典以外の西洋占星術を学んでいた最初の1年間だけです。その後は一度も使用したことがありませんし、位置すら把握していません。なので、明確な検証データがないのです。おそらく今後も私が積極的に外惑星のことについて述べることはないでしょう。ですから外惑星については省略させていただきますことを、ご了承ください。


さて、惑星記号のことを述べる前にもう一つ。

とある日本的な精神世界を述べている非常に硬派なブログにて、このように記述がありました。

「この世のすべてのものというのは、物質・魂・感情の3つのものから成り立っている」、「魂の中には神から与えられた良心が備わっている」のだそうです。この文章を読んだときは、そんな考え方があるのかと感じた程度で、そのことを対して気にせず、知識の一つとして捉えるだけでした。

その後、私の占星術の師匠である河内氏から、授業の際に惑星記号の成り立ちの話を教えていただきました。

惑星記号には、それぞれ成り立ちに由来があり、一般的には数字や惑星のイメージする形になぞらえたと言われているそうです。しかし、こういうことも言われているそうです。

この世は3つのものから成り立っている、古代の人々はそのように考えていたと、前置きして話された後にこのように説明されました。


 ) 感情

 〇 魂

 + 物質


☽は感情が2つ重なっている。

♀は物質の上に魂が重なっている。

♂は魂の上に物質が乗っている。→型は+を表す。

☿は三つが全て混ざり合ってできたもので、物質、魂の上に2つの小さな感情が乗っている。

♃は物質の上に感情が乗っている。

♄は感情の上に物質が乗っている。

☉は魂が2つ重なっている。中心の〇は魂に良心が与えられたことを表している。


最初この話を聞かされた時、心が打ち震えました。全く何も接点のない点と点が、まるで引っ張ってきた線でつながりを得たような、そんな気持ちでした。全く別の場所でできたものであるでしょうし、教義もバラバラです。ですが本質はみな一緒なのでしょう。全ては最初から一つであり、それぞれ別のところに置かれていますが繋がっているのです。


私は師匠から口伝えにそれを知りましたが、師匠はどこでそれを知ったのか訊ねたところ、1冊の本を教えてくださいました。その本を読んでみたくなり、手に入れてみたいという私に、どうしようもない本だからやめておきなさいと止められました。何とか手に入れて、読んではみましたが、おっしゃる通りの本でした。今現在も、この本以外にそのことを記している本を見たことがありません。

最初はその事実に打ちひしがれましたが、私のような物好きが、このようなかたちで残しておくことも悪くないと思っています。誰も書き残す者がいないのならば、私が残しておけばいいのですから。本当に人間というものはイヤですね。年を取るたびに強くたくましく、図々しくなります。その当時の打ちひしがれていた私はいません。年を重ねるのも良いことなのかもしれません。

ちなみにこの文章を書いているときに流れてきた歌は、stay goldという歌でした。ふとその意味を知りたくてネットを探したところ、出てきた言葉は「いつまでも輝きを。暗闇に光を撃て。太陽のようなgolden rayを心に」というものでした。他の人には偶然かもしれませんが、私にとっては必然なのでしょう。まるで何者かにこのことを書くように促されている、いや書かされているのかな、そんな気持ちです。

この知識がどなたかに引き継がれ、また後世に伝わっていくことが出来たらいいなと願っています。






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