避難用 プロット

真田五季

第1話

・テーマ

 ・読者がしたいと思うことをする。あるいは、読者が悩んでいる問題に解答を与える

  ・読者がしたいこと

  ・読者が悩んでいる問題


 ・あなたのこの状態だと人生は上手くいかない。こうすれば人生は上手くいく

  ・Aの状態で苦しむ主人公を見せる

  ・Bの状態で問題を解決する主人公を見せる

 ・あなたを襲う問題の解決法は、AとBどちらなのか

  ・常識的な片方で苦しむ主人公を見せる

  ・非常識的な片方で問題を解決する主人公を見せる

 ・人はAでもBになれる、できるのか?

 ・世界の常識はAだが、私はBの方が良いと思う

  ・Bを貫き通すことで問題を解決する主人公を見せる


物語の骨子

・我々の見知った世界

 ・現代

 ・SF

 ・ファンタジー


・おかしなもの一つ

・おかしなもの

・変わっている舞台

・おかしな敵

・おかしな人物

・変わったことをやっている主人公

・変わっている特徴

・変わっている目的

・変わっている力


問題を達成する事で叶えられる読者の「こうしたい」「こうなりたい」は何か


・コンセプト

 ・主人公が(12文字)

 ・何をして(10文字)

 ・結果どうなる、どうするのか(9文字)


 ・主人公が(50文字)

 ・何をして(100文字)

 ・結果どうなる、どうするのか(50文字)


感動


・主人公があのときできなかったことは何か(内面、物質)

 ・どのようにできるようになるのか

 ・できるようになるにあたり、

  知恵、勇気、節制、正義、信仰、希望、愛のいずれかは達成されるか

  また、人間関係の変化は発生しているか

  ・それができるようになるのに痛みはあるか

   ・精神的な痛みか  

   ・外的な痛みか


共感できる目標

理解出来る感情

共感できる課題

物語上の苦痛


感動のチェックリスト


強い主人公であるか

・共感的な主人公+能力であるか

・英雄的な主人公であるか

・負け犬な主人公+能力であるか

その目的に因果関係は存在するか

また求めるものは以下のいずれかであるか

 ・貧困ゆえに金を

 ・プライドの喪失ゆえに誇りを

 ・愛する者の離別ゆえにその取り戻しを

 ・周囲から貶されている生活ゆえに愛を

 ・飢え故に金を、食べ物を

 ・愛する者の喪失故に怒りの発散を

 ・愛を奪われる故に嫉妬の解消

 ・愛する者を失う故に悲しみの脱却

 ・自らの安寧を破壊されるが故に嫌悪からの離脱を

 ・愛する者の置き忘れが故に遺言を

 ・それを果たせずにいるが故に約束を

 ・やりたくても自分にできないことができている人の存在ゆえに憧れの達成を

 ・無軌道故に目的を

 ・何者かによる植え付け故に呪われた動機を

その目的を達成するに当たって、内面的な葛藤は存在するか

 ・本当はAがいい

 ・だが、Bをしなければならない。あるいはBに変わっていく。

主人公は苦難に直面するか

それに対して敗北するか

それをどのように乗り越えるか

その際にどのように人間関係が変化するのか






















ストーリーライン


第一幕


物語のヒキ

・お試し型→物語上の闘争、おかしなものを描く

・人物型→おかしな人物を描く。凄い人物を描く

・謎の状況型→謎に満ちた状況で興味をそそる

・謎の提示型→謎、人生哲学を描いてそれに対する回答で興味をそそる

・回想型→最初に少し時間が経った状況から初めて、回想形式で物語を進める


前提として、求めの公式は、

・人格+求めるもの、大事にしているもの+きっかけによる、チャンス、喪失=求め


主人公は

・どのような人格かを決める

 ・人格の描写は「できないこと、できなかったこと」によって描く


ただし、それに前後して普通よりも凄いことを描くこと

それは、知恵、勇気、節制、正義、信仰、希望、愛のいずれかである


それゆえに、

・冒頭から何かを求めている

・何かを大事にしている。

・無軌道な人生を送っている


だが、本当に必要なものはなにか

・それは形にならないものである


主人公の誤り

・このままでいいと思っている

・何かの約束により、行動を縛られている

・本当にほかのものが必要と思っている




それを暴く形で、テーマについて触れる第三者が現れる

・あなたのこの状態だと人生は上手くいかない。こうすれば人生は上手くいく(教師型)

・あなたを襲う問題の解決法は、AとBどちらなのか(アンチテーゼの体現者)

・人はAでもBになれる、できるのか?(疑問を投げかける人物)

・世界の常識はAだが、私はBの方が良いと思う(常識外の奇人)


そこに

・求めるものを手に入れるチャンスがやってくる

・大事にしているものの危機が訪れる


主人公の悩み

・葛藤はどのようなものか

 ・このままでいいと思っているのに機会がやってくる。または危機を越えねばならない。

 ・約束をしているのに行動しなければならない

 ・敵が強大である


それに対する第三者の回答

・チャンスに介入しない未来のみすぼらしい自分を見る

・危機を越えなければどうなるのかを知る

・危機、代償が増大する

・約束を破らなければならないと第三者から説得される

・敵に立ち向かう武器があると告げられる


主人公は危機の打開、あるいはチャンスに乗る事を決断する


第二幕


その決断によって、新たな世界の住人と仲良くなる。その人物は

・主人公の否定者

・主人公の肯定者

・主人公を導く人物

である。いずれかか、全員が仲間として出てくる


また、その人物によって、主人公の「出来ない事」を再び明確にする


その人物と共に、物語上のコンセプトとなる闘争に介入する

ただし、その介入は、目的を手に入れる為に必要なものでなくてはならない。その順序は

・第一段階:目的の事前準備段階。調査、情報収集、自己研鑽など。

・第二段階:目的を手に入れる為の闘争の小休止

・第三段階:目的を手に入れる為の闘争


その過程で主人公は

・知恵の獲得

・勇気の涵養

・節制の身につけ

・正義に目覚める

・信仰を手に入れる

・希望を胸に抱く

・愛を獲得する


といった、「出来なかった事が出来るようになる」ための鍵を育てていく

その過程は、

・鍵を持っている者に対する否定的な意見、態度

・鍵によってうまくいく人物を見る、あるいは、鍵を使わざるを得ない状況に陥る

・それによって、自分の内面を改める


それと同時に、外面的に「やらないこと」を設定する。それは

 ・とある力を使わない

 ・とある手段を使わない

 ・とある方法をとらない

  のいずれかである。


また、目的を阻む敵の

・何かを大事にしている様子

 ・その理由

  ・それが失われる。それを手に入れる

・何かを欲している様子

 ・その理由

  ・それを手に入れる、奪われる

を描いていくことになる



また、主人公と敵は

・対照的

・類似している

ため、敵も鍵の入手を行い、失敗、成功しなければならない


さらに、ヒロインと主人公の

・両者いずれかにある確執(一緒になれない理由。鍵にまつわるもの)

・相手に対する認識の変化のきっかけ

・相手に対する認識の変化(一緒になれない理由の解消。鍵の入手)

 が行われる


従って、闘争の段階をまとめると、


・第一段階:目的の事前準備段階。調査、情報収集、自己研鑽など。

・鍵を持っている者に対する否定的な意見、態度

・敵が何かを大事にしている様子、何かを欲している様子

・敵の、鍵を持っている者に対する否定的、あるいは肯定的な意見、態度

・ヒロインと主人公、両者いずれかにある確執(一緒になれない理由。鍵にまつわるもの)


・第二段階:目的を手に入れる為の闘争の小休止

・鍵によってうまくいく人物を見る、あるいは、鍵を使わざるを得ない状況に陥る

・敵が大事にしているものの理由。欲する理由

・敵が、鍵によってうまくいく人物を見る、あるいは、鍵を実際に使ってみせる

・ヒロインと主人公の、相手に対する認識の変化のきっかけ


・第三段階:目的を手に入れる為の闘争

・それによって、自分の内面を改める

 ・敵が欲しいモノを手に入れる、奪われる

 ・敵がそれによって、自分の内面を改める、あるいは主人公に鍵の入手を勧める

 ・ヒロインと主人公の相手に対する認識の変化(一緒になれない理由の解消。鍵の入手)


となる。





その闘争による結果は、

・成功→それによって手に入れたかった偽りのものが手に入る

・失敗→それによって、取り戻そうとしていたものを手に入れる機会が奪われる

である。


その後、敵の逆襲、あるいは主人公の逆襲が始まる

・この際の危機の状況を作る為、それまでの闘争では、敵、または主人公が、

 ・とある力を使わない

 ・とある手段を使わない

 ・とある方法をとらない

  いずれかを行わなくてはいけない。それを使わなかった理由は鍵に関わるものである


その敵の行動によって、主人公は求めていたものを再び失う。また、危機の段階があがる

・五段階欲求の階層が上がる

・ほかの人物が危機に陥る

・主人公が力を失ってしまう


そうなったとき、打開の為、主人公は再び

・「出来なかった事」が「できるようになる」必要に迫られる


主人公は躊躇う。その理由は

・このままでいいと思っているのに機会がやってくる。または危機を越えねばならない。

・約束をしているのに行動しなければならない

・敵が強大である

 などである


それに対して第三者二つの勢力をとる

・主人公に元のままでいるように言う者

・主人公の手に既に鍵があると告げる者


主人公はそれを否定するが、鍵を使わざるを得ない機会に陥る

そして鍵を使用。自分が変わったことに気付く。





そこに、再び危機の上昇がやってくる

・五段階欲求の階層が上がる

・ほかの人物が危機に陥る

・主人公が力を失ってしまう


また、その後事態の解決策がやってくる。それは、

・主人公が力を取り戻す

・主人公に新たな方策、力が生まれる

 等である。


その解決策は、人間関係の変化によってやってこなくてはならない


主人公は再び決戦へ望む。そこで、

・とある力を使わない→使う

・とある手段を使わない→使う

・とある方法をとらない→その方法をとる


へと変化する


敵対者が

・主人公を導く者である場合→その変化に満足する

・主人公の類似である場合→その変化に不満を抱く


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避難用 プロット 真田五季 @sanadaituki

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