第七話

魔法が効果なかったのを見ると太った男は剣で殺そうとしてきた。そして暗殺者もそれに連動した。僕は急いでライトニングを使って周りの人間を気絶させた。ただ運良く気絶しなかった人間がいて僕に斬りかかってきた。僕はギリギロのところで気づいて避けたが怪我を右肩に負った。血がダラダラと流れる仲彼を殺した。そしてミカとレンとラックも暗殺者を殺し終わったみたいだ。

「殿下大丈夫ですか。」

「痛い後衛兵を呼んできてくれ」

「私が行ってきます」

「ラック頼んだ。パーフェクトヒールと浄化」

ラックはすぐに学園騎士を連れて戻ってきた。学園騎士はすぐに襲撃者を捕縛して去っていった。また医者も呼んできた。医者は僕の怪我を診察した。

「殿下少し安静にされて下さい。おそらく剣に毒が盛られています。その毒が侵食しようとしたみたいですが浄化でほとんど消えたみたいです。」

「そうか浄化」

「毒が消えましたが傷が治るのはかなり時間がかかるかと。1週間したら普通に戻ってもいいでしょう」

そうして医者は包帯を巻いた。

「殿下、執務室を片付けておくので休憩して下さい。後窓ガラスと天井の修復を手配しなければ」

「僕がやる。時間逆行治ったぞ。

「さすが殿下です。ではすぐに整理を」

僕は待っている間クリーン魔法を使って部屋を綺麗にした。血があちこちにあったためだ。

「殿下、清掃が終わりましたので執務の続きを」

「わかった」

僕は利き手は右手だが肩が痛むため左手でサインをして行った。そのため字が少し汚くなってしまった。ただ訓練を受けていたため別に大丈夫だった。

「殿下、陛下がお呼びです。かなりご心配のようでした。」

「わかった。今向かう。」

もう少しで門限だったが僕は寮母に兄上が呼んでいるからとして外出の許可を得た。寮母は僕に起こった事件を知っていたためその関係だろうと思ったのと国王の呼び出しなど断れないため許可してくれた。そしてラックが連れてきた馬車と護衛が待機していた。僕は馬車に乗り込んだ。








そして王城についたらすぐに兄上の執務室に案内された。

「レオ、報告をラックから聞いた時は驚いたぞ。だが無事でよかった。」

そうして兄上は抱きしめてきた。

「兄上息苦しいし痛いです。」

「すまない。それで犯人だが尋問しているのだがよくわからん。どうやら薬で操られているみたいだ。何かレオの身を殺したいと願う者がおるということだ。その黒幕の手掛かりは掴めない。」

「兄上、僕にあわせて下さい」

「正気か」

「はい正気です」

「わかった護衛騎士付きで認める」

「ありがとうございます。ついでにオリバーと自称ヒロイン嬢はどうなっているのですか?」

「自称ヒロイン嬢は修道院に送った。オリバーは北の塔の中だ。母上がレオに後を継がせる上でオリバーを担ぎ上げるものがいないように北の塔の中にいれろとおっせられた。最初は爵位を一代限り与えるつもりだったのだがな。母上つくづく厳しい人だ。まあそれは良いとして襲撃事件の調査を進めなければ」

「兄上、襲撃者たちに会ってきます。」

「待て、ラクウェル、近衞騎士たちを呼んでこい。」

「はっ」

「少し待ってろ」

「わかりました。いずれオリバーに会いたいのですが」

「怪我が完全に治ったらな。」

すぐに近衛騎士達が来た。

「兄上行ってきます」

「行ってこいレオ。近衛騎士よ、レオの護衛をせよ。」

「はっ」

僕は王城内の牢に向かった。僕が近衛騎士に囲まれて歩いていると貴族達は驚いた顔をしながら礼をしてきた。


















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