第五話
僕は門についた。
「身分証の提示を」
僕は身分証を提示した。そしたら門衛は慌てて通らしてくれた。ただ僕は話しかけた。
「少し話がある」
「すぐに隊長を呼んできます。詰め場にきて下さい。」
僕は門衛に先導されて詰め所に行った。その前に馬は預かってもらった。そして応接室に通された。
「王国のライオン、レオナルド王太弟殿下ご機嫌麗しゅうごさいます。それで後用とは何でしょうか。」
「盗賊を倒した。首を見てくれ」
「はっ」
僕はアイテムボックスから盗賊たちの首を出した。
「殿下賞金首が10人ほどいます。後で賞金は王城に届けさせていただきます。」
「別に賞金はいらん。」
「しかし」
「これは命令だ。それで僕が盗賊を倒したという証明書が欲しい。」
「すぐに」
門衛隊長はすぐに紙を持ってきて書いてくれた。
「こちらを」
「ご苦労であった」
「はっありがたき幸せ」
僕は詰め所を出て冒険者ギルトに戻った。
「依頼の完了を報告したい」
「何の依頼でしょうか」
「盗賊討伐だ。これは衛兵から貰ったものだ。」
「少し確認させていただきます。」
そして奥に行って戻ってきた。
「本物ですね。報酬はいかがされますか?」
「ギルトカードに」
「カードを貸して下さい」
「完了いたしました。Sランク昇格試験を受けられますが受けますか」
「はい」
「ではSランク冒険者白銀の剣聖が後1週間ぐらいで帰ってこられると思うので帰ってこられたら連絡致します。住所を書いて下さい。」
僕は学園の寮の住所を書いた。
「ありがとうございました申請承ったので後ほど連絡させていただきます。」
そして依頼の完了報告は無事終わった。僕はもっと鍛錬しなければと思った。そしてまだお昼時だったので僕は新たな依頼を受けに行った。そしたら酔っ払った冒険者が足を出して引っ掛けようとしてきた。僕は無視した。
「お前何無視しているんだ。駆け出しのくせに。決闘だ。」
「決闘お受け致します。誰か審判を」
「俺がやる」
人々はザワザワし始めた。おそらく有名な人なんだろう。
「条件は」
「俺が勝ったらお前の全財産だ。」
「それは僕に不利では」
「いや全財産だ。」
「では負けた方が黒金貨100枚では」
「良いだろう」
僕たちは訓練場に向かった。そしてすごい人数の観客が集まっていた。
「本物で戦っても良いのですか」
「本物だ。生意気な小僧殺してやる」
「お二人の名前を」
「僕はレオナルドリンガリアフォンローザム」
「俺はノアだ」
「ではレオナルドリンガリアフォンローザム殿下とノア勝った方が負けた方が黒金貨100枚で良いですか。」
「異論はない」
「いや勝ったら身分も交換だ」
「それは了承できません」
「cランク冒険者の俺様が命令しているんだ。駆け出しは黙って受け入れろ」
「いえこれでは決闘は成立しませんよ。元の条件で行います。降伏か片方が戦闘不能になったら止めとします。俺が承認となりますこのコインが落ちたら初め」
コインが落ちた。僕は地面を思いっきり蹴った。そして敵に近づいた。敵は気づいていない様子だった。僕は敵の背中を峰打ちした。敵は倒れた。
「レオナルドリンガリアフォンローザム殿下の勝利」
みんな驚いていた。
「殿下と呼べば良いかな。強いな。俺はAランク冒険者のカイザーだ。よろしく。あいつ素行の悪いやつでしょっちゅう絡んでお金をお前のような子供からとっていたやつだがあやつも運の尽きだな。殿下は何ランクなんだ。将来Sランクになれるだろう。」
「僕は現在Aです。」
「すげえなパーティーに入らないか」
「僕はすでにパーティーを組んでいるので」
「そうだったか残念だこれから何かあったら江蓮のカイザーに頼ってくれ」
「はいよろしくお願いします」
「良い出会いを祝って一緒に食事を食べよう俺が奢る」
「今は毒味役がいないので」
「それなら俺が毒味する行こう」
「ではよろしくお願いします」
「あそこの酒場だ」
僕とカイザーは酒場の席に座った。
「何が良い?チキンサンドイッチが俺のおすすめだ。」
「ではそれで」
「殿下は成人しているのか」
「まだです」
「じゃあアップルジュースでいいか」
「はい」
「酒1杯とアップルジュース一個とチキンサンドイッチ2個くれ」
料理はすぐに運ばれてきた。そして少し引きちぎって食べてみてくれた。
「毒はないぞ安心しろ」
「ありがとうございます」
その時だれかがきた。
「ちょっとカイザー何しているの何か依頼を受けなくちゃ」
「将来有望な奴に会えたから親交を深めているんだ。」
「うちのカイザーがごめんなさいね」
「全然迷惑じゃないですよ。」
「みんなも連れてきてくれみんなで食べよう。彼はいずれSまでいけるだろう逸材でまだ未成年なのにAだぞ。」
「わかったわ」
その後他に2人きた。
「私はレイア」
「俺はリク」
「私はセナ」
「リクとセナが夫婦で俺とレイアが夫婦だ。みんな同じ村の出身で幼馴染だから仲がいい。」
「そうなんですかBランクパーティー冒険の王者のレオナルドリンガリアフォンローザムです。」
「王族だったのですか」
「はい」
「何故王族なのに冒険者を?」
「ただ僕がやりたかったからです。兄上に許可をもらったので公認です。」
「はっはっはっは面白いな」
僕は江蓮の人々と仲良くなって寮に帰った。
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