第五話

生誕祭が迫ってきた。僕は従者に命じてルイーズ嬢に宝石とドレスを贈った。ドレスは青に金の刺繍が所々にあった。これは僕たちが仲が良いと示す為だそうだ。そして僕は白いクラヴァットとシャツに水色の三つ銀のボタンがついているベストに水色の5つ銀色のボタンがついているジャケットだった。三つのボタン付きベストと5つのボタン付きジャケットは王族を示す。多くの王族は金色のボタンをつけるがルイーズ嬢の髪色が銀色な為銀色のボタンとなった。






遂に生誕祭の日になった。僕は兄上と義姉上一緒に会場に行った。前もそうだったように貴族が挨拶をしてきた。そしてダンスの時間になった。僕がファーストダンスを行うそうだ。僕はルイーズ嬢の元へ行った。

「ルイーズ嬢ダンスしてくれませんか?」

「はい」

僕たちは一曲ダンスを踊った。そして少し軽食をとりに行った。僕たちが仲がいいという貴族たちに対するアピールだ。

「リンゴジュースを2つ持ってきてくれ」

「わかりましたおつまみは?」

「食べたいか?」

「別に大丈夫です」

「そういうことだ」

「了解いたしました」

給紙はすぐにリンゴジュースを持ってきた。僕はリンゴジュースを飲んだ。その瞬間頭がくらくらしてきた。僕は倒れかけたがかろうじて魔法の力で立っていた。その時僕は矢をとらえた。僕は急いでルイーズ嬢を跳ね除けた。矢は僕に刺さった。僕は朦朧となる意識の中で浄化を一回自分にかけた。周りの人間が何か喋っているのが聞こえた。





ここからはルイーズ視点になります。

「レオナルド殿」

私は殿下に口を塞がられた。何が起きたかわからなかった。近衛騎士が殿下の矢を抜いた。そして殿下は急いで離宮へ連れて行かれた。私はついていった。私はレオナルド殿下の寝室に入った。そしてすぐに医者がやってきた。

「これは酷い助かる可能性はかなり低いでしょう二つの毒に阻まれている。ただ幸いに浄化を殿下が一回かけられたみたいだ。まだ可能性はある。浄化をかけておられなかったら確実にお亡くなりになっていたでしょう。」

そして医者は包帯をまくのと薬を塗って帰っていった。

「リクトール公爵令嬢お見苦しいでしょうから部屋を出られた方が」

「いいえ私は残ります。私はレオナルド殿下の婚約者です。」

「そうですか」

私の侍女のレナがやってきた。

「お嬢様お着替えはせめてして下さい。国王陛下より滞在の許可を公爵様が取ってくださいました。その為隣の客間が与えられています。服を何着か邸より持ってきましたから。」

「わかりました」

私は着替えてから戻ってきた。殿下がうめき声を出していた。私は殿下付きの侍女に教えてもらいながら殿下の看護を手伝った。






扉が急に開いた。侍女たちはみんなお辞儀をした。扉の方を見ると王太后陛下だった。私は何故陛下が来られたのかを考えてが思いつかなかった。私は近くにいた殿下付きの侍女に聞いた。

「レオナルド殿下は先王陛下の晩年に愛人との間に出来た子ではないのかしら。」

「私の可愛いレオお願い助かって。」

王太后陛下は泣いていた。そしてこっちを見た。

「貴方がレオの婚約者のルイーズね。私の可愛いレオをよろしくね。」

「わかりました。王太后陛下レオナルド殿下は先王陛下と愛人との間にできた子ではないのですか?」

「レオは正真正銘私とベルの子よ。私が50歳の時の子だわ。貴族の間ではレオはベルと愛人の子だなんて噂があるなんてレオと私は同じ青の瞳で金髪はベルの色なのに」

「そうだったのですね」











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