第十話
僕が領地から王都に帰る途中再び馬車が急に止まった。
「またか今度は一体何事だ」
「はっ殿下前に魔物達に襲われている馬車がありまして迂回するべきかどうするべきかと」
「救援するシラユキをここへ」
「はっすぐに」
「シラユキ様を連れて参りました」
「僕に続け」
「殿下危のうございますどうかお止めを」
「いや助けなければならん」
「わかりました可能な限り殿下をお守りいたします」
「ここかアイスバレットアイスバレットアイスバレットアイスバレット」
そして僕はアイスバレットと剣で倒して行った。
「おいそこのもの何者だ王女殿下やフォーラム公爵令嬢が感謝を伝えたがっているしかし危険があるためそれはできん跪いて名乗れ」
「殿下早すぎます心配致しましたぞ今度からこのような事はやめてくだされ」
「アンブロ副近衛騎士団長安心しろ」
「アンブロ副近衛騎士団長閣下何故ここに」
「レオナルド王太弟殿下の護衛だ」
「恐れながら私はレオナルド殿下という王族のお方を聞いた事はございません」
「そうだなそなたは王女殿下やフォーラム公爵令嬢と一緒に学園を少し休んでフォーラム公爵領へ行っておったな。」
「はっさようにございます」
「オリバーの失態は知っておるだろう」
「はっオリバー王太子殿下が勝手にリクトール公爵令嬢に婚約破棄を告げた件ですね。」
「そうだ馬鹿なオリバーは廃嫡され王族じゃないそしてオリバーに変わって陛下の弟君であらせられるレオナルド殿下が継嗣となられた」
「レオナルド王太弟殿下先程のご無礼誠に申し訳ございませんどうかお許しを」
「許すそこらへんを知らなかったそうだからな」
「しかしなぜ彼女らは学園を休んで王都を離れたのですか」
「はっ殿下それはオリバーの件によって何か彼女らにやな影響を親戚なためさせないようにという陛下の配慮です」
「そうか」
「王女殿下フォーラム公爵令嬢出てこられてよろしいですよ」
「そこのもの名前はなんてゆうのですか」
「レオナルドリンガリアフォンローザムです」
「レオナルド様は王族なのですか」
「そうだが」
「婚約者はおいでですか」
「いる」
「そうですか残念ですわ」
「後馬車が壊れておりますの乗せてくれませんか」
「断るでは」
「殿下おのりを」
「ああ」
そうして僕は姪たちの馬車を助けたが僕の馬車に乗るのは許可せず去った。
王宮に帰ってきた。僕はまず部屋に帰って旅装を解いた。その後先ぶれを出して兄上の元に行くと伝えさせた。そしたらすぐにきて良いとの返答が返ってきたので行った。
「兄上只今領地から帰還しました。」
「よく帰ってきたな魔物や盗賊に襲われたそうでは無いか」
「はいこれは血の嵐の首領の首にございます。」
「確認しよう本物だ」
「よくやったなレオ」
「ありがとうございます兄上」
「レオこれからも励め」
「はい」
「失礼します兄上」
「ああバイバイレオ」
僕は兄上の元を去った。そして執務室に戻りミカから留守中のことについての報告を受けた。僕は特に問題は起こっていないようで安心した。そしてその日は僕はとても疲れていたためすぐに寝た。そして領地にいる間はやっていなかった魔物狩りを再開した。
これで第一章 環境の変化は完結です。明日からは第二章 学園です。
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