第7話7章  北ダンジョンにて(4日目)

朝5時に起きて座禅を組んで1時間 魔力操作の訓練を行った。図書館で知識を得ていたので、問題無くできた。

魔力操作を行うと体が軽くなる様に感じた。


その後、食堂で慶子ちゃんと朝食を取って一緒に北ダンジョンに向かった。


北門を出て歩いて5分で北ダンジョンについた。


北ダンジョンの入り口には、ギルドから派遣された職員がいて、ギルドカードと冊子の提示を求められたので、それを見せてダンジョンの中に入った。


ダンジョンの中は明るくて草原の中にいる様だった。


俺たちはそれぞれ魔力サーチを試してみた。


小さな反応が感じられた。反応に近づくと角うさぎが1羽いた。


「順番やろうか、先ずは俺から、ウインドカッター・・・」

ビュウーー ズバッ・・・

  

順番に角うさぎを倒し、昼までにそれぞれ20羽づつ倒し、アイテムボックスに格納した。

二人ともにレベルが1上がりレベル6となった。


1日2食ではお腹が空いて動けなくなるので、宿で追加料金で作ってもらったサンドイッチで昼食を取ることにした。

昨日、おばちゃんに頼んでおいて正解だった。冒険者稼業は2食では無理と言うことが判った。


午後も奥まで進み、さらに20羽づつ倒しレベルが1上がりレベル7となった。


感覚的には10KMぐらい歩いた、大きな扉が見えた。

「あれ、ボス部屋じゃない。」

「そですね。何がいるでしょうか。」

「冊子には、角うさぎの上位種のジャイアント・レッド・ラビットがいるそうだ、角うさぎの2倍のスピードがあり大きさは、160CMぐらいあるそうだ。」


「人数に合わせて出現するらしので、2羽出現するはずなので、それぞれ1羽づつ倒そう。俺は転移切り試してみるよ。」


「私は風魔法の連射を試してみます。」


「いざ、まいりますか。」と言って扉を開けた。


中に入ったら、扉が自動手に閉まった。

2羽のうさぎはデカかった。そして早い。

慶子ちゃんは連射で動きを止めて、その後ウインドカッターで難なく仕留めてした。

俺は瞬間移動でジャイアント・レッド・ラビットの後ろに廻り、1太刀で仕留めた。


レベルが3上がり、レベル10となりボーナスポイントでスキルポイント10が付与された。


ジャイアント・レッド・ラビットを収納した。

「そろそろ帰ろうか。」

「はい、疲れましたね。」

俺たちはギルドへ向かった。


ギルドの受付へ向かいナターシャに買い取りお願い致します。と告げた


「手ぶらですか、初日ですから難しですよね、普通1層目攻略に1ケ月ぐらい掛かりますからね。」


「大量にあるので、どこに出したら良いですか?」


「え~、本当ですか?」


「解体場に向かいましょう。」3人で解体場に向かった。


「どこにあるのですが。ここに出してください。」


俺はアイテムボックスから、ジャイアント・レッド・ラビット2羽と角うさぎ80羽を出した。


「え~、アイテムボックス持ちですか。初めて見ました。」


「内緒でお願いいたします。」


解体担当のウィルが来て驚いていた。

「これは状態も良いなぁ、ジャイアントが金貨1枚で角うさぎが大銅貨2枚だ、合わせると金貨3枚と銀貨6枚だ。ナターシャ払ってやれ。」


「ビックリしました。新人冒険者記録だと思います。でもお二人とも魔法使いですから当然ですかね。」


お金を受け取り宿に向かった。


「着替えてから食堂で話そうか?」

「はい。」


「結構稼いだね、半分は君の分だ。金貨1枚と銀貨8枚だ。」と言ってお金を渡した。

「ありがとうございます。新之助さん持ってて頂けますか?」


「少しは、現金を持ってた方が良いよ、ギルドに預金出来るみたいなので、明日の分からは預けようか。」

「そうしましょう。少しはと言うか大金ですよね。」


「スキルポイントの使い道に就て相談しようか?俺は転移と身体強化に振ろうと考えている。慶子ちゃんは?」

「私は、火水風土雷に均等に振ります。良いですか?」、

「いいんじゃない。すぐに人類最強になると思うよ。」

「冗談はやめてください。」

「また明日頑張ろう。」と言って食べ終わったのでそれぞれの部屋に戻った。

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