第5話5章 冒険者研修
朝ご飯を食べながら、魔法について話をした。本の知識からMPが300以上あると詠唱が必要ないこと、イメージが大切なこと、コントロールが大切なこと残りのMPがどれぐらいかを感じ取る事も大事であうことなどを話した。
時間になったので冒険者ギルドへ向かった。ナターシャに朝の挨拶をした。
「そろそろ時間ですので、2階の会議室に行って下さい。席は自由ですので空いている場所に座って待っていてください。座学は2時間です。」
講師はロックと言う男でギルドの職員で元銀クラスの冒険者だそうだ。
会議室には、10名の新人冒険者が座っていた、
薬草の知識、パーティーでのスキル別の役割、レベルのあげ方、魔物の解体の仕方、討伐完了の部位についてなどの説明があった。
「1時間休憩の後で訓練場に集合してくれ。」
「参考になったね、基本が大事だからね。」
「解体とか出来るかしら、新之助さんに収納魔法があるから大丈夫ですよね。グロイのはちょっと・・・つらいですよね。」
「そろそろ時間なので、訓練場に行こうか。」と言って訓練場に向かった。
ロック教官がすでにまっていた。
「時間だ始めよう、魔法使いの二人は最後だ。」
剣の握り方、振り方、槍の握り方、使い方、弓の使い方の指導があり、その後一人3分の教官との模擬戦があった。
10人の指導が終わり、10人の新人は帰された。
「それでは、はじめようか。魔法使いは年に10人ぐらいしか来ないから久しぶりだ。先ずは、あちらの5つの的に攻撃魔法を当ててくれ。魔法耐性があるから、中級魔法までは大丈夫だでは、新之助から初めてくれ。」
俺は、当てる魔法は風魔法しかないので、ウインドカッターを5回放った。
ドンと言う音が5回鳴って的が揺れた。
「なかなか威力があるな。次は慶子初めてくれ。」
慶子ちゃんは、火魔法、水魔法、風魔法、雷魔法、光魔法を次々と的に当てた。
「凄い威力でしかも多彩だな、王国魔導師団に入るなら紹介するぞ、すぐに隊長クラスになれると思うぞ。慶子は魔法だけで戦えるな。
新之助は他にスキルはないのか?」
「短い距離ですが、転移魔法と身体強化がつかえます。」
「すごいな、であれば魔物の後ろに転移し後ろから剣で切る方が良いかもしれないなぁ。お金が貯まったらミスティルの剣を使うと良い思うぞ、ミスティルならば、魔力を込めれば硬い魔物でも切れるので、そう言う戦いを覚えるのが良いと思うぞ。」
「参考にさせていただきます。ミスティルの剣はいくらぐらいするのですか?」
「金貨300枚ぐらいからかな。お前たち日本人か? 黒髪黒目はこの国では珍しいからなぁ。」
「はい、他にも日本人はいるのですか?」
「この国の丸山伯爵が日本人だ、丸山伯爵はこの国の魔導師団長で、魔法使いのトップだ年に一人二人ぐらい迷い人が地球から来ているようだ。
迷い人が来たらこの手紙を渡してくれと丸山伯爵からあずかっている。
ちなみに丸山伯爵は元俺の上司だ。
お前たちはこの世界に来て何日経っている?」
「今日は3日目です。」
「来たばっかりか、それは良かった。
来てから30日ぐらいまでが、スキルが飛躍的に上がるそうだ。
なので大変だとは思うが、30日間北ダンジョンで魔物を刈りまくれ。
丸山伯爵は地球に帰る方法も研究しているみたいだが、魔力が無いと難しいようなのでとにかくスキルアップに励んでほしい。
この手紙に丸山伯爵からのメッセージが書いてある。宿で読んでおけ。」と言って手紙と北ダンジョンの冊子を渡してくれた。
「お前たちは魔法使いのパーティーで、しかも実力もあるので銅級冒険者から初めてもらう。明日らがんばれ。冊子はダンジョンの入場許可にもなっている、忘れずに持っていけ。」
「ありがとうございます。元気が出てきました。」
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