異世界に飛ばされたけど、魔法を極めて地球に帰りたい

@hoso

第1話1章  異世界転移(1日目)

俺は山田新之助、大手商社のサラリーマンだ、現在午後10時 今日は残業終わりで地下鉄の駅へ向かう途中で歩道を歩いていた、前方から塾帰りの女子高生が自転車ですれ違う寸前に、突然地面が青白く光りだした。

ここから逃げ出さねばと思い走り出したが、その時には意識がとんでいた。


冷静になって気が付くと森の中で、大きな木の下に倒れていた、屋久島の千年杉より大きいのではないだろうか。

そばに女子高生が自転車と共に倒れていた。まだぼんやりしていたが、女子高生を起こした。


「君、大丈夫か? けがしてないか?俺は山田新之助だ。君は?」

「あなたは誰ですか?ここはどこですか?」まだ混乱しているようだ。

「気が付いたらここにいた。俺にも状況は分からない。」

森の中はやばいな、野生動物が出てきたら対処できないぞ。状況を把握しよう。心を落ち着けて周囲を確認した。


太陽の位置を確認した、日の出から1時間くらいの朝のようだ、時計で時間を確認したら10時5分だった、あれから5分しかたっていないのか? とりあえず想定で時計を朝4時に合わせた。


風の音と水の流れる音がしている、川を下って行けば町があるかもしれないと思った。俺は女子高生に言った。

「先ずは君の名前は? それと森の中はやばいので町を探さないか?」と言った。

「私は川島慶子 高校3年生です。ここどこですか?」


「慶子ちゃんか、ここはどこかは分からないがすぐそばに川の音が聞こえる。川を下れば町があるかもしれない、行ってみないか?」

「はい、わかりました。」


周りを確認すろと大きな木の実が落ちていたのでを拾って鞄にいれた。そして音の方向に向かった、やはり音の先には川があった、かなりの川幅だ海が近いかもしれない。

「河口に向かって歩こう、荷物にはなるが自転車も持っていこう。 道に出たら利用しよう。」


と言って俺は自転車を担いだ。それから河辺を4、5時間ぐらい歩いたが、それほど疲れなかった。体が強化されている感覚がある。ただお腹が空いた。 先ほど合わせた時計が12時を過ぎていた。鞄の中にカロリー〇イトとペットボトルのお茶があるのを思い出した。

「お腹が空いたね休憩しよう。カロリー〇イト食べる?」と言って半分渡した。二人でカロリー〇イトを食べお茶を半分づつ飲んだ。

休んでいると水色で透明な50センチぐらいの球体が近づいてきた。


「あれスライムじゃないか?噓だろう・・・」と声を上げた。

俺は薄々感じてはいたが確信した、ここは異世界だと。スライムが液体を飛ばしてきた。俺はかわそうと動いたが、少しだけ腕にかかった。腕の皮がただれて酷い状態だ、強酸性の液体だ、近くにある少し重そうな木の枝をスライムに投げつけた。


運よくスライムの核にあたり核が砕けてスライムがしぼんだ。その時頭の中にレベルアップとの声が聞こえた。


「慶子ちゃん、核をねらえ。」

「はい、判りました。」

俺と慶子ちゃんは周りにあった長い枝でそれぞれ10匹づつのスライムを討伐した。5回レベルアップと頭の中に流れた。小さな魔石はあったが液体がついていたので、回収をあきらめた。非常に残念であるがリスクはおかせない。

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