タイトルはてめぇらで考えろ

寺条 好

第1話 課題はだるいし、友達はいない

※この作品は、あまりの駄文の連続に目を背けたくなるでしょう。それでも読んでもいいよというもの好き、もとい変人のみ以降の文章に目を通してください。

あと、下ネタあるので「私、そういうの好きじゃなーい(照)」だの「し、下ネタを安易に入れておけばわ、笑いをすぐに手に入れることができると思っているところが作者の低俗性を露呈しており……」といった意見がある方は今すぐこの画面を閉じて自室でオナってろ。


「……よし、と。こんだけ書けば変な奴に嚙みつかれることも無く、快適な創作ライフを楽しめるぞ」

「カタカタとキーボードをリズミカルに叩きながら、黒髪低身長の少年は

言った」

「これで俺の革命的な小説にもちゃんとしたまともなファンがつくというものだ」

「少年の書いている小説のタイトルは『転生したら、実は竜族の血を引く勇者であることが判明、最強スキルと最強ステータスと最強パーティで俺を追い出した勇者パーティに復讐する』というものだ。革命的というには、およそ及ばない最近のはやりのなろう系詰め合わせハッピーセットといったところだ」

「何度も見直したが、穴一つない完璧な作品だ。いつ見てもほれぼれする」

「タイトルから顕著に表れているのだが、勇者の少年が勇者パーティーから追い出されてるし、ボキャブラリーが貧弱なのか基本的に最強という言葉ですべて乗り切っている」

「なぁ……」

「間抜け面の少年は、腑抜けた声と共にこちらを見る。まったく、大好物のカレーばっかり食べているせいか基本的にカレーの匂いが漂っているのだからあまりこっちを見ないでほしい」

「おい……」

「少年はなぜか少し涙目になりながら俯く、ネット上でも現実でも口撃に対する防御力がゼロだからだろうか、彼は悪口を言われるとすぐに泣きだす。ちなみに、口撃力の方はというと……」

「バーカ!バーカ!バーカ!」

「このような有様である。少年はグズリながら」

「ぶびんに、いげんをぎぎだがっだだだげなどに」

「地面にへたり込んで、目からは大粒の涙を流して、鼻水を垂らしながらこちらを睨みつける。正直、キモイ」

「うばばばばばばばばっばばばばばっばば」

「ついに、何を言っているのかも分からない言葉を喚き散らしながらバタバタと転げまわる」

「その時、ガラガラとドアが開き金髪ツインテの萌えキャラもどきが入ってくる」

「部長ー!頼まれた通り、お茶買ってきましたよー……って、何ですかこれ!」

「あ、三島さん。えっと、幼児退行ごっこよ、これは」

「幼児退行!?……まぁ、そんなときもありますよね」

ふぅ、このバカは扱いやすい。

それはそうと、さっきまで暴れていたベイビーが立ち上がって、私に向かって指をさす。

「こいつが、こいつが俺の悪口馬鹿言うんだぁ」

しりすぼみになりながらも、副部長(笑)はそう宣う。

「えっ、部長」

馬鹿がこちらを見ながら驚愕の表情を見せる。

「そんなわけないでしょ。副部長が勝手に泣き出しただけ」

「そ、そうですよねぇ」

うん、馬鹿だ。IQ60くらいじゃないか。こいつ。

「違うんだよぅ、他人の心を読める能力ってかっこいいなって話してたら、部長がじゃあ、体験してみるって……」

「言ってない」

「言ってないらしいですよ?」

「う、嘘だ……」

「言ってない」

「言ってないらしいですよ?」

「う、うs……」

何故か知らないけど、黙ってくれた♪

「それじゃあ、場もひと段落したところだし、そろそろ部活始めるよ」

「はい……」

こっちの頼りないのは、副部長。基本クソザコ。少年のような見た目をしている僕っ子。ちんぽっこ生えてない。少年のような見た目と幼稚園児のような思考回路から私以外からは「ネンショ―」というあだ名がついている。の割には王子様的な雰囲気から女子人気はなぜか高い。

「イエッサー!!!」

こっちの元気いっぱいバカみたいな返事をしたのは部員二号こと三島。『バカ』という称号が最も似合う女。というか、なめくじの方がもっと考えて生きているのではないかと思うほどだ。ちなみに、金髪ツインテちびっこ釣り目というツンデレ役満を揃えておきながらツンデレ要素は一ミリもない。残念だったな、オタクども!

「さてと、今回の議題は……」

そして、私。身長の高い黒髪ロングの毒舌少女をイメージしてこの文章を読み進めたそこの貴方!ぶっぶー残念賞!私は、間違った青春ラブコメの少女でも、蟹に取り憑かれた少女でもありませーん!私は……

「今季アニメに百合アニメがあまりにも少ない件について語り合おうと思います」

平凡な見た目のただの百合アニメ好きの萌え豚である。





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