第39話 「カクヨム」運営が進めるランキング向上策
運営さんがデータを分析して、「カクヨム」でのランキングを上げるための秘策を授けてくださった。
詳しくはこの通知に掲載されているぞー!
📢「データが示す! カクヨムでランクインするための秘策3選」
🔗https://kakuyomu.jp/info/entry/ranking_tips_top3
3つの秘策とはこれだあーっ!
①更新頻度が高い作品ほど、ランキングに入りやすい傾向があります。
②ランキング上位に位置することで、さらに新しい読者を呼び込みやすくなります。
③エピソードを公開してから24時間以内に多くの読者に読まれるほど、ランキング入りしやすいことが分かりました。
……でしょうね。そらそやろけど。
①はまあわかる。自分でコントロールできるからね。定期的に更新されるとわかっている作品は安心して読めるよね。これは結構大事なポイントだ。
読者に安心感を与えて、信頼を得よう。
それはいいんだが、②と③はダメぇー! これは結果であって、手段ではない。
統計学において最も重要なことは、「原因と結果を混同しないこと」。
「どうやったらランキング上位に位置できるか?」、「どうやったら24時間以内に多くの読者に読まれるか?」。それを検討し、その手段を提案しなけりゃレポートとして失格だ。
そういうテーマを、創作論のジャンルで語っている作品がカクヨム上に多数ある。筆者も語っている。
📕『2年で680万PV突破作を持つ作者が埋もれた作品で「楽しくお仕事 in 異世界」中編コンテストに挑戦するためのすべて。』
🌏https://kakuyomu.jp/works/16817330648549420848
※ちなみに「2年で680万PV突破」の部分は「2年7カ月で1千万PV突破」という実績に塗り替えられている。
細かい方法論をそこで語っているし、役に立つ他の創作論へのリンクを貼ってあるので、興味のある方は参照されたし。
ここでは簡単に上記の運営提起テーマについて解決手段を語ってみたい。
【ランキングを上げるにはどうするか?】
ランキングの決定パラメタである「ポイント」を上げなければならない。「カクヨム」におけるポイントの計算基準は公開されていないが、識者の探求の結果「獲得した★数」ないし「★を入れた人の数」が中心指標となっていることはほぼ確実と思われる。
この時、「減少した★の数」はおそらくポイントに影響しない。なので、「★爆」と呼ばれる異常行動をする読者のことを、作家は深く考える必要はない。もらえる★はありがたくいただいておけばいい。
「★を入れた人の数」は「作品フォロー者数」と密接に相関している。なので、「★」を増やしたければ作品フォロワーを増やせばよい。
では「作品フォロワー数」を増やすにはどうしたらよいか。「続きを読みたい」と思わせれば良い。
どんな「1話目」なら続きを読みたくなるか? 導入部が面白く、先の展開への興味を引くものであればいい。
導入部の面白さって何? 「フック」と呼ばれる物語の特徴だ。
・主人公の過去に秘められた謎
・絶体絶命のピンチを切り抜けられるか?
・突然訪れた「異邦人」
「えー? これって何が起こるの? どうなるの?」そう読者に思わせたら勝ちなのだ。
クリフハンガーとか、「セーブ・ザ・キャット」とか言われるやつね。
この「フック」の良し悪しは、いわゆる「読書継続率」とか「離脱率」というやつに影響する。興味を引かれなければ読者は第2話を読んでくれない。
スタートダッシュがものすごーく大事という教訓だ。
では第2話目以降はどうしよう? 基本は同じ。次話への期待を各話のエンディングで持たせることが大切だ。
やたらと「閑話」を書きたがる作者さんがいるのだが、あえて言おう「悪手である」と。場面転換や情報挿入、伏線張りのために必要なエピソードは「閑話」ではない。サブキャラ紹介のような読者サービスは、人気作家になってからやるべし。
読まれてもいない作品に読者サービスは要らない。
【公開24h以内にたくさん読まれるにはどうしたらよいか?】
作品公開のタイミングを考えよう。学校と会社、読者はこのどちらかに行動を縛られている。読書しやすいタイミングは、「始業前」「昼休み」「終業後」の3つだ。
ならば公開すべきタイミングは「あさイチ」「昼直前」「17時前」ということになる。
※あえて他者とタイミングをずらせるという作戦は存在しうる。上記はあくまでも「王道」だ。
公開したら告知だ。「X」、「近況ノート」、その他SNSでこまめに告知するべし。この手間を惜しんで読まれると思うな。努力したから読まれるわけではないが、努力しないで読まれるはずがない。
作者フォロー数を増やせ。
プロ作家やトップランカーを見よ。彼らの作品は公開した瞬間に怒涛のPVを記録し、★を集める。面白いからか? そうだろうけれど、それだけではない。
彼らには固定ファンがいる。
我々野良作家にはない。あれはいいものだ。
どうしたら固定ファンが増やせるか。単純化のために固定ファン=作者フォロワーと考えよう。
「この作家の作品面白いなあ」「もっとこの人の作品が読みたいなあ」「この人の動向を注視していよう」
そう思わせたら、作者フォローしてくれる。どうしたらそう思ってくれるのか?
作品を増やそう。短編でもいい。読者の好みにマッチする作品があれば、「お、こいつ面白いかも?」と思ってもらえるはずだ。
フィクション以外も書こう。エッセイとか創作論とか。「こいつこんなこと考えているのか」と気に入ってくれるかもしれない。人間性を売りにするのだ。
近況ノートをまめに書こう。こんなことを考えている。「こんな人間です」というアピールになる。そこで親近感が生まれ、興味に変わる。
――かもしれない。すべて可能性の話である。1%でも2%でも、可能性を増やそうと言っているのだ。
最も重要なことは「行動すること」だ。思っているだけでは何も変わらない。信じて行動したものだけに結果が訪れるのだ。
頑張ってやってみよう!
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