第8話 パワオトメの変数処理。癖が強い!

 httpからデータを引っ剥がして来ることを想定しているので、パワオトメの変数は基本的に「文字列」であることを想定しています。


 したがって、パワオトメ内部で数学的処理をすることは難しいのです。

 コンピュータ・アプリなのに数値処理が苦手って、癖が強い!💥


 たとえばクリップボードの中身を変数に格納すると、デフォルトでは「ClipboardText」という変数名が与えられる。文字列として格納しましたよと、言っているわけです。


 その割には「文字列操作」の機能が少ない。普通は「length」などという関数である文字列の長さを測ったりするものだが、パワオトメには用意されていない。


 最初はこれに戸惑ったものです。


 じゃあ、どうするか? 聞けばよいのです。パワオトメに。


 パワオトメの変数はいわゆる「属性情報」を持っています。プロパティですね。

 その中に、「.Length」なんていう属性も含まれているのです。


 つまりいちいち関数で処理しなくても、「変数が作られた時から長さは把握されている」のです。


 先ほどの「ClipboardText」の長さであれば、「ClipboardText.Length」という変数に格納されています。パワオトメの内部表記的には「%ClipboardText.Length%」ですね。こういう文法も、癖が強い。


 属性にはほかに「.IsEmpty」、「.ToUpper」、「.ToLower」、「.Trimmed」が存在します。


 👼「.IsEmpty」は「中身が空=長さゼロの文字列」であるときに「1」を返し、中身がある時は「0」を返します。


 👼「.ToUpper」は文字列の各文字を大文字にして返します。


 👼「.ToUpper」は文字列の各文字を小文字にして返します。


 👼「.Trimmed」は文字列の先頭と末尾からスペースや改行などの余分な空白を取り除いた結果を返します。


 こんなことを知っているかどうかで、フローを構築する効率が左右されます。

 MSさんにはもう少しわかりやすいヘルプの充実をお願いしたいですね。

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