恋心を悟り、喘ぐ心臓に蓋をする

七星点灯

第1話 恋心を悟り、喘ぐ心臓に蓋をする

ふとすれば思考の中心


何処でも瞳に映れば高鳴る心臓


どういうこと?


目と目はすれ違って、言葉はチグハグ


自然に振る舞えたか、怖くて仕方がない


そういうこと?


椅子に座って、窓の外を見るフリ


いいね、今日は快晴、窓が小さなスクリーンになった


私を見てないからいい表情、可愛くて仕方がない


私をいじめる時より可愛い


どうして?


嫌なのに、また言うこと聞いちゃう、裸になれってさ


寒いなぁ、ゴミ捨て場に閉じ込められちゃった


重い扉の向こうから、本当に楽しそうな笑い声


私とあの子が唯一繋がってる瞬間


心から笑ってくれて、心からいじめてくれる


手首の切り傷がまた減ってる


今日はここで喘ぐんだ、独りで、いっぱい

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