33枚目『個性なき平穏 ―ニュートロナ―』
この街は、どこにでもありそうな街並みをしている。それでも、ここにしかないものものある。
どこにでもありそうな、それでいてどこにもないようなこの街にはどこか安心感がある。シンボルとなる人も、目を見張るような景色も、ふと立ち止まってしまうような建物もここにはない。
本当に目立つようなものは、なにもない。ただただ、平穏がこの街を支配している。何もないからこそ際立つものがある。それが、この街にある個性なのだ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます