データセクション・用語集
輝術
◆輝術(1)
ミドワルト世界で一般的に普及している技術。輝力と呼ばれるエネルギーを使用することで超常現象を起こす。一般的に『魔法』と呼ばれる概念と同種のものであり、ヘブンリワルト人やビシャスワルト人の中にはそう呼ぶ者もいる。
(例・
純粋な輝力を用いた強化の術や、各種技法、あらゆる系統を複合させたオリジナルの術など、これらの系統に属さない術も存在する。
輝鋼石から引き出した輝力を術者が輝術という形で具現化させることで使用できると言われているが、その仕組みは完全に解明されてはいない。現実の物質に干渉しているわけではなく、酸素のないところで火を灯したりと、物理法則に反した現状も起こせる。高位の輝術師なら火の術で燃え広がった炎を術者の意志一つで消去することも可能である。
既存の術にはない新しい輝術を作り出すことも可能である。ただし膨大な知識と輝術経験とセンスが必要となり、まだ一般的ではない新しい輝術を他者が輝鋼石を通じて習得することは不可能。多くは開発者固有の秘技である。
術の難易度や威力ごとに階層が存在、漢字表記時の文字数がその階級を現す。
(例・
ミドワルトでは輝鋼石との契約によって輝術を習得する。現代の輝術は国家によって厳しく管理されており、高難度の試験に合格した者しか取得することはできない。一度の契約で取得できる術は一つまで。
魔動乱期以前は教会輝術師など小輝鋼石を使って勝手に輝術を習得する者もいたが、現在では高階層の攻撃的な輝術を無許可で習得しているだけでも違法である。多くの輝術師が専門の職に就くか国家によって封印処理をされている。
大輝鋼石を五大国が管理している関係上、ほとんどの輝術師は何らかの形で大国に所属しており、国家間の格差拡大にも繋がっている。ただし
◆輝術の秘密(560)
長い間ミドワルトでは輝術を使用する際に用いる輝力は輝鋼石から空間を隔てて受け取っているものと思われていたが、実際に使われている輝力は術者がいる場所の周囲に自然に存在してる輝力だった。輝鋼石との契約はあくまで輝術そのものを習得するためにきっかけでしかなく、そのため輝力濃度の薄いミドワルト東部や紅武凰国を除くヘブンリワルトでは輝術がほとんど使えなくなる。
輝術の源である輝力の正体は第三世界ヘブンリワルトで発明されたSHINE(スペリオル・ヒューマン・イメジャラブル・ニュー・エネルギー)と呼ばれるもの。輝鋼石や原始的な輝術、およびそれを初めて使いこなした『使途』と呼ばれる者たちもミドワルトの時間軸で1000年前にヘブンリワルトから送り込まれたものである。
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