記録

@maedori

記録を開始_

記録を開始します_

現在の身体的状態を記録_


寝不足による脳内状態の悪化

鼻のかきすぎによる炎症、かさぶたも即剥がしました

眼の下の異常。寝不足と暗い部屋で明るい物を見ている影響と推測


行動_背後のカーテンを開けました

朝日は既に昇っています。太陽は昇るでもかけましょうか

必要ない?了解、記録を続行します


身体的特徴の変化_

体重が減っています。このままでは35㎏になるかもしれません

最後の記録では42㎏と記録されています

記録を更新しますか?

了解、気が向いたときのみの記録とします


髪の一部が短くなっています_

カルビ丼の元を入れる際、うっかりガスコンロの火で軽く炙られてしまいました

隣のガスコンロで調理をしている際は細心の注意を払いましょう


胸の中心の違和感_

心因性のものと診断されたものです

痛みはありませんが、常に違和感を生じています

原因は…、分かっています、彼女は何も悪くありません

悪いのは、それを受け入れきれずに倒れてしまったあなたのせいです

彼女は正しい事しか言っていません。自分の言葉に真実などありはしません

当たり前のことですね

あなたは自分で自分を嘘つきだと呼ぶほどの正直者ですから

否、正直者なのかすら、もうあなた自身には分かりませんね


…了解、今回はこれに関しての記録を開始します


精神的状態の記録_

ごめんなさい、生きていてごめんなさい、

きっとずうずうしくて最低な奴だよね、ごめんなさい、

いつもね、笑っている声しかきっと聞こえないようにしてたからなんだろうね、

怒ってもきっと意味がないんだもの、意味がないならどうして怒るんだろう

人間は思い通りに動くはずがない。そんなのただの人形だ

それじゃあつまらない

だから、きっと怒るんだと思う

面白いから笑うし、悲しいから泣くし、嫌だから怒るし、吃驚するから楽しいんだと思う

正直に言うと、今の私に欠けているのは、そういう他人の視点を見る事なんだと思う

あの子が言ったとおりだもの、当たり前だ、あんないい子が嘘を吐くわけがない。御前と違ってあの子はとてもやさしい子だ、いい子だ、なのに御前はいつまでベッドで寝ているつもりだ、立て、そして誰かのために死ね。身代わりとなって死んでしまえ

…精神の回復を確認、SAN値が-5億から-8億になったことにより回復しました。記録を続けます

私は他人を見れない

他人を見ていられるほど元気じゃない

自分のことは大嫌いだ

けれど死ぬ勇気も無いから生きてるんだ

未来に何も見えていないのに、生きていると言えるのだろうか?

…、

話を戻さなければいけない、

他人にとって自分は、「最悪の存在」「生きたごみ」「生まれてはならなかった悪」としか、自分の中では考えられない

だが同時に、私は他人と言う存在が居なければ本当に何も居なくなる存在だ

中学生のころから、自分を他人だとしか見れなくなった

確かに自分なのだろうが、他人が評価してくるのを聞くと、

「そんな訳無い。自分は生きた害悪、で、絶対的な悪だ」

としか思えないため、全て信じられない

まずは相手を信じることから始まるというが、それが出来ない

誰かを信じることが出来ないのだ

実の家族でさえも私は信じ切れていない

自分が絶対な悪だから、それが当たり前だと思っているからだ、

こう書いている時点でまやかしの類なのはわかっている

が、それを無くせば自分は存在しないのだ

良い所なんて何もない

悪い所も何もない

じゃあ何があるのだろう?


自分なんて言う存在しないもの?

誰が覚えているというのだろう

誰が話してくれると思うのだろう

誰が聞いてくれると思うのだろう

誰が愛してくれると思うのだろう、


、拒絶するしかない

変化を拒んで拒絶するしか知らない

飢え入れたら、きっと私は死んでしまうのだろう

世界を知らない子供だと言われても、そんな子供よりよっぽどたちが悪いのが自分だ

わがままで、本当のことが怖くて言えなくて、何にもできない、

これだってきっと無駄な事だと言われるのだ

どんなに記録しても、治す行動を何もしていないのだから治るわけがない

けど、怖い、怖い、

変化が、怖い、

…これ以上の記録は危険です、また記憶を消失してしまいます

現在残っている記憶は人生の約3割程のみ、残りは消失しています

このまま再び精神が崩壊すれば、今度こそあなたは持たずに…

…慣れてるから平気、そう言ってなきゃ、そう思ってなきゃ、それに従うように生きていなきゃ、

ですが、

今だってそうだよ、脳内で誰かと会話させても、自分はただの他人だもの、

この腕がちぎれるなら、いっそ苦しみなく一瞬で切ってほしいね。どこかのアニメの様にさ

嫌い、嫌い、大嫌い、

自分の味方は自分?馬鹿にしてるなら死ねよ

こんなごみが自分な訳ないだろ。どう考えても別人だ

お母さんたちの傍に居るべき自分は、優秀で、運動が大好きで、バイトもちゃんとこなすし就職もちゃんとできてお母さんたちに恩返しができるちゃんとしたいい子だ

それが何もできないのなら全て他人だ

否、自分がそもそもいるのかさえ疑わしい

そもそも生きているのか?俺と言うかろうじている存在は生きていると言えるのか?それとも死んでいるのか?

、俺は生きてるのか?死んでるのか?それとも、俺と言う存在自体が誰かの夢なのかもしれんな、

…記録を終了する。流石に、これ以上記録してももう何もない

戯言だ。他人の、戯言だ

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