私、奏はお兄ちゃん達になぜか溺愛されてます。

雨野しずく

学園に行く前

はじめまして。わたしのなまえは奏。今日は引っ越しの日。

交通事故でお母さんが死んじゃって、お父さんが再婚相手を見つけたぞ!っていうんだもん。

始めはびっくりしたんだけど、どうせお父さんのことだからスルーしようとしたの。

そしたらいきなり引っ越しだーって言って、今は車の中。もしかして本当だったのかな...

お父さんが言うには、再婚相手はお父さんを病気で亡くし、名前は舞っていうらしい。

どうやら16歳の双子がいるらしい。私が13歳だから、3歳差かな?


「よし!ついたぞー」

「お父さん...緊張するんだけど。」

「大丈夫!これから家族になる人だから」


いやそれだけで不安がなくなることはないと思うけど...

まあ頑張ろう!


ピンポーン

「はーい」

「こんにちは!舞さん!」

「あっこんにちは!亮さん」


あっ亮っていうのはお父さんの名前ね。


「はじめまして。娘の奏と言います。」


来る前に読んでた漫画で挨拶の仕方を覚えたんだよね。


「はじめまして。長男の陸斗と言います。」

「次男の海斗です。」


わあイケメン...モテそう。


「よろしくね。奏ちゃん」


すごく美人!ハーフなのかな?

とりあえず挨拶も終わったし、家の中にお邪魔しようかな。

ていうかまだ自己紹介しかしてないけど、とりあえず聞きたいことがあるからいい?


「どうした?奏。」

「まず、なんで私は引っ越ししなきゃいけなかったの?」

「なんでってこっちの家のほうが広いから。」


広さで選んだんだ。


「奏ちゃんもテレビ見る?」

「こらっ海斗。今お話中よ。」


なんであの番組が好きなんだろう。


「そういえば奏ちゃん。

私がもう中学校に行く手続きは終わらせてあるから、明日から学校に行けるよ。」

「そうなんですか!わかりました!」


学校かぁ新しいお友達できるかな?


「そっか奏ちゃんは中1なのかあ。俺も中学生が良かったなあ。」

「おれもー」


たしかに中学生だったら色々教えてもらえるからなあ。

学校が楽しみ!

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